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どこに向かって行くんだろう

最近の若い人の中には仕事に熱が入らない人が多いとある会社の人から聞くことがありました。

 朝から疲れているのか小さな声。覇気のないといった感じだそうです。
それと長続きしない人も多くてなかなか人が育たないというのです。
理由はほとんどが「自分の思っていた仕事ではなかった!」と。

自分の実力を過大評価している向きがありちょっと注意するとやめてしまう。自由にさせておくとどこかで時間をつぶして一向に成果が上がらずこまっていると相談されました。学歴は高く最初は期待されますが、仕事を始めて半年にもなると全く仕事を覚えていない状態が発覚するのだそうです。
一流大学に入学することで燃え尽きた感は否めません。

先日もLINEで「辞めます」の一言だけ送ってきてそれっきり姿を現さなかったそうです。仕事以前の問題。結局 家ではどんな育て方やしつけをしてきたんだろうと先輩たちは言います。

30歳半ばにもなって親の育て方が引き合いに出されるとは何とも答えようがありませんがそれが現実。仕事の前に心得ておかないといけないことを教える必要があるとは…。この不景気の中何とか早く一人前にして働いてもらおうという会社の目論見はあえなく外れることになります。

そんな憂いなどどこ吹く風で本人はいたってのんびりとというか不思議な余裕があります。一時期ゆとり世代と呼ばれる年代がありました。それが今でもどこかで受け継がれているのでしょうか⁈

猛烈社員が社会を動かしていた高度成長期後の日本、バブルもはじけてこれからどうなるといったあたりからタケノコのように生まれてきた若者は伸び伸びと育ちはしましたがその人たちが親となり時は大きく静かに流れました。

「何を日本人は忘れてきたのだろう?」という人がいましたが、捨てたのか忘れてきたのかさあどちらなんでしょう。
彼らの方が純粋に本当の幸せを探しているのかもしれません。私たちとの価値観の違いもあるのでしょう。

当時のモーレツ社員の父親は家に帰っても疲れた体を休めるだけ、子供が結婚するという年齢になってはたと母親の苦労を知りました。

今はパートナーとそろって子育て。育休も堂々と取れて、子供たちはいい環境で育てられるということになります。
しかしお金より愛ある家庭を選んだのに少子化とは!いろんな問題山済みです。

あらゆるところにひずみが出てきて私たちはこれからどこに流れていくのでしょうか?

全てに完璧なものはありませんが何が幸せかそのころあいを見つけるのが今の私たちの課題かもしれません。

ひとりの新入社員の事から始まって今の世の中、憂うことも多いですが、「お金や権力を追わなくなった世代が新しい世界を造っていくのかもしれないね!」と話は収まりました。

細かいことに目くじら立てず静かに見守るのも私たち先人?の役目かもしれません。
今日もいい日にしましょう!







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