見出し画像

心の掃除っていいもんだ

ギリシャ神話で、パンドラは人類最初に出てくる女性の名前パンドーラからきているそうです。
ゼウスはすべての悪と災いを封入してパンドラに持たせます。地上に着くと 好奇心からパンドラはその蓋を開けてしまいました。あらゆる悪と災いが世界にあふれ出し…。
慌てて蓋を閉めたパンドラはどんな気持ちだったのでしょう。「やらかしてしまった!!」「こんな箱を持たせたゼウスが悪い!」「まあなんとかなるさ。」…。
開けてはいけない、それをしてはいけない!と言われると反対の行動をとりたくなるものです。
子供も、学校や習い事に行くのが嫌な日もあります。最近のママは簡単に休ませる人もいてあまりあてはまらないかもしれませんが、「休んでもいいよ」と言うと「やっぱり行くわ」となることが度々ありました。親にかまってほしい時もそんな行動をとるようです。子育ては押したり引いたり恋愛に似ているところもありなかなか楽しいものです。
しかしひどいのは妖怪のアマノジャク、そこまでくると「ひねくれもの」となります。
  話をパンドラの箱に戻します。
悪と災いは世界を埋め尽くしましたが、残った箱には
「希望」だけが残ったというものです。いろいろな解釈がされていますが、最後に残ったものが未来につながるなら救われます。
「パンドラの箱を開けてしまった!」の形で良いようには使われませんが、悪いものは出さないといけないとのとらえ方もあり、一人一人に当てはめるとつまりは心のデトックス。
 またゼウスは人間を懲らしめようとしたのか、箱の中の希望を残したかったのか…。「神なのだから」後者と思いたいのですがどうでしょう。

一人ひとりがこだわりやプライド、見栄など知らないうちにため込んだ箱を持っています。時にはふたを開けて心地よい風を吹き込みたいものです。
今朝の風は柔らかく、川の水はカラコロとリズミカルに海へ流れています。
水鳥は仲良く、遠からず近からずの距離で、それぞれが水に顔を突っ込んだり、ブルンと空を見上げたり、忙しそうです。
       今日もいい日になりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?