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昭和のご近所付き合い

最近はお隣の名前も知らないという人もいて、ご近所付き合いと言う言葉も死語になっているようです。

子どものころは、いたずらをしたら、近所のおじさんやおばさんに叱られました。皆で近隣の子供を守って育てるというのが普通でした。

叱ることは当たり前。あそこのおうちには雷親父。こっちは優しくていつもお菓子をくれるおばさん。トイレで困った時は駆け込んでも快くおうちに入れてくれました。

母たちも気の張らないお付き合い。お醤油を買い忘れた、砂糖が足らない、卵が…。という時にはご近所に借りに行きました。

お返しには家に届いたミカンやお餅をもっていくのが私の役目。するとまたたくさんリンゴを頂いたからと持ってきた容器に入れてくれます。

このやり取りは永遠に続くのか!と思えるくらいでしたが、そこは大人同士。気を使わせない程度に繰り広げられます。

「手土産って何ですか?」と聞いてくる若い人もいてそんな習慣がない現代致し方ないことです。

ケーキを買ってお友達のお宅に行くと「お持たせのケーキ買ってきました。一緒に食べましょ!」となりみんながいろんなお菓子を持ってくるので小さなティーパーティーとなります。

そんなちょっとした心使いは今でも私たちの年代に残っています。

今日は3人で昼飲み会。1年ぶりで会うことになりました。
改札口には10分前に着きましたが、あとの二人も到着していて、遅れる人はいません。

予約していた和食の店、個室に案内されてそうそう、みんなそれぞれ小さな包みをだします。「これ食べたらおいしかったから食べてみて!」と小さなお味噌の瓶、もう一人は旅行先でお土産にと買ってくれた可愛いチョコレート。私はパイの詰め合わせ。

昭和生まれにとってはごく自然なことですが、同じようなことを若い年代の人にしたら驚いていました。でもちょっぴりうれしそうで…。

これは母たちのお付き合いを自然にみていて私たちに受け継がれていることなのかもしれません。

相手を思いやることは大げさなことではなく、ちょっとしたこんな手土産にもあらわれそうです。

夕暮れになってほろ酔い加減、帰りは決まって珈琲とケーキそこでも話の花が咲いて、お昼前の集合時間から今はうっすら夕暮れ時、慌てて大阪の友達は帰っていきました。

今度は明石の魚棚で!と約束して家路につきました。元気をチャージできたので体が軽いいような気がします。

いつもの月曜日がやって来ました。もうニケはスタンバイ。
今週はどんな一週間になるのか楽しみです。

まずは今日もいい日にしましょう1



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