心に残るコトバ
美しい言葉や慰め言葉、優しさあふれる言葉はたくさんありますが、強烈に残った胸をえぐられるようなものも時にはあります。
さほど気にもしないで言ったのが、相手のその時の状況によっては
胸に刺さっていつまでもトラウマになる場合もあります。
私は少ない方ですが、そんな言葉や行動を受けたことがいくつかあります。
親しい中にも礼儀あり!とでも言いましょうか?
仲良くなると何を言っても許されると思いがちですが、気にしない私?であっても何十年も言われたことが心の中の底にかたいしこりとして残っています。今はそんなことがあったと流すことが出来ますが…。
心が弱くなっていても外に出さない分、容赦ない言葉がかけられるものです。
こんなことではへこたれない!なんて強がってみたりもうお付き合いはおしまい!と思ったこともありますが、果たして相手はそれに気が付いていたでしょうか?
何年も経って食事に誘われました。
ちょっと乗り気はしませんでしたが、おとななんだからと会うことにしました。
いつもと変わらない様子で話す彼女はほかの人のことにも同じような辛辣な言葉を吐きます。
そんな人だと思えばいいのですが、なんとなくすっきりしないものがありました。
そこであの時言われたことがいつまでも頭に残っていると言いました。
ちょっと驚いていましたが、傷つける気などさらさらないといった様子です。
「でもあの言葉があって私は頑張れた。おかげ様と言うべかな!」と言うとあなたはそんなに弱い人ではないのだからと反対に慰められました。
自分の中で昇華していい形にして糧にする。
そう思えば何も悩むこともないしいい結果となってくることを学んだ
遠い昔の一言でした。
最近は傷つく人が増えたと言います。
いじめもその一つ。
そんな行動をとる子供も最初からではないはず。きっと自分も嫌な思いをしてきて今日に至ったのでしょう。
天真爛漫な子供が遊んでいる様子は平和そのものです。
身体への暴力の前に言葉の力でのいじめ。
それはやはり家庭での日々の暮らしから生まれます。
家族が話している様子はどんな小さな子供も聞いています。意味が分からなくてもその顔つきで良くないことを言っていると悟ります。
いつも穏やかでいることはなかなかできるものではありませんが、できるだけ美しいもの、優しい色、心地よい音楽に囲まれて育ったなら、環境が変わってもその時期育んだ心は蘇ります。
気を付けていても知らぬ間に人を傷つけることもあります。
ことばを選ぶことは人間関係を良好にするためにも大切だと思いますがいかがでしょうか?
寒い日曜日の朝、なかなか散歩に行くのに踏ん切りがつかずにいると何度も誘いに来るニケはちょっと腹を立てて自分の尻尾を噛んでいます。
少し明るくなってきました。もう限界みたいです!
今日もいい日にしましょう!
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