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身内向け「推理会」で工夫した話

こんにちは、仁木碧と申します。

お友達を集めて「犯人当て推理小説の会」をしました。
小説を読むことの楽しさ、皆で推理する楽しさをもっと友達に知ってほしいと思い、この会を考えました。

また、私が「他人の推理を聞くのが好き」なので、その感情も満たされてとても楽しかったです。

この会を開催するにあたりまして、いくつか工夫した点が有るので記しておこうと思います。


具体的に何をするのか

「犯人当て小説」「読者への挑戦状」と呼ばれるような小説の「問題編」を読みます。
そして、その後、「解決編」を読む前に、皆で推理を話し合います。

ゲームマスターである私が設定した制限時間以内に、皆の意見をまとめていただき、時間になりましたら、推理は終了。
「解決編」を読んで、答え合わせをします。


工夫したもの

いくつか準備したものが有るので、それを挙げていきます。

課題図書の選書

綾辻行人『どんどん橋、落ちた』と青柳碧人『密室竜宮城』を選びました。

「読者への挑戦状」に馴染みの無い方々という事だったので、それならまずは『どんどん橋』から読んでもらおうと思い、選びました。
というのも、『どんどん橋』は「読者への挑戦状」をテーマにした連作短編となっており、「読者への挑戦状」がいかなるものかという定義を丁寧に説明してくれているのです。

「こういう感じか〜〜」という気持ちを味わってもらい、青柳碧人特有の「特殊設定ミステリ」を楽しんでもらいました。

(『密室竜宮城』は「読者への挑戦状」タイプでは無いのですが、しっかりとヒント・伏線が描かれており、読者に推理させる余地を残していると私が判断した為、選定しました。
「このページまで読んだらストップ!!続き読まないで!!」と教えてあげないと、そのまま読み進めると解説が始まってしまうので、皆さんが挑戦する際には気を付けてください。)


BGM

・「問題編」を読んでいる時
・皆で推理している時
・「解決編」を読んでいる時
でBGMを変えました。

ここでこんな曲が流れたらかっこいいだろうなぁ〜という想いで選びました。

終わった後、曲が良かったと言ってもらえて本当に嬉しかった……

オリジナル解答用紙と採点表

「犯人は誰か」「その犯行方法は」といった、著者が設定した問いに正解することも勿論凄いですし、それが本来の目的なのですが
犯人の理由に限らず、私が個人的に「この描写に気付いてたら凄いよな〜」という部分にも点数をあげたいと考え、オリジナル採点表というものを作りました。

参加者が推理中に知りことはありませんが、私は「これについて発言してるな〜凄い〜」と思いながら聞いています。

「解決編」を読む練習

解決編は、私が朗読し、皆には本を閉じて耳で聞いてもらいました。
というのも、参加者の皆で同じ速度で解説を体験して欲しかったという事と、文字で先の情報を目にするのではなく、自分で考えながら解説を聞いて欲しいと思ったからでした。

よって、噛んでしまったり、言い間違いをしたくないと思い、数日前から何回か練習しました。

でも、それでも当日緊張して、甘噛みしたり、意図していないところで話すスピードが速くなったりしましたが、大きな失敗はなかったので、練習してよかったです(笑)


解説スライド

「解決編」を読み上げる中で、「見せた方がわかりやすいかな。」という部分がありましたので、作成しました。
作成しましたというか、家族に作ってもらいました(笑)
わかりやすかった!と言ってもらえて良かったです。
作ってくれてありがとう!!


最後に

結果、会は成功に終わりました〜。
めちゃくちゃ緊張しました。

やはり、誰かの推理を聞くというのは楽しいです!
準備にそれなりに時間を掛けましたが、この会に来てもらえて、楽しかったと思ってもらえるなら、安い準備だったと思えます。

次は何の作品を提案しようかな。楽しみです!

では、また。


最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!
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