見出し画像

初心者でもやさしく「美」の世界に入り込めて好きな番組です。

こんにちは。地方公務員をしています、にこです。


好きな番組の一つ、NHK『美の壺』。

普段使いの器から家具・着物・料理・建築に至るまで、暮らしを彩ってきたアイテムに美を見いだす「美の鑑賞マニュアル」番組です。古今東西の美しいものの魅力を、ジャズのBGMとともに、贅沢かつ知的に伝えます。日本人の暮らしの知恵やこだわりは、豊かな気持ちにしてくれるはず・・・。
番組ではアイテムの選び方や鑑賞法を、3つの「ツボ」に絞って分かりやすく解説。紹介したツボを覚えていただけば、骨董店や美術館でも、ひとかどの「通」として振る舞うことができるかも!。

番組HPより


アート全般好きではあるのですが、知識は特になく(^_^;)


そんなわたしでも、30分という短い時間で、気軽に楽しく「美」の世界を堪能できる番組です。


陶器や織物など、よくイメージする芸術品の回もあれば、「氷」や「ウイスキー」など、変わった切り口の回もあります。


ですがそれぞれ、第一線で活躍される方々の想いやこだわりを、作品を通して知ることができ、「こんな世界もあるんだ」と視野が拡がります。


個人的には、『美の壺』を観るようになってから、あらゆる制作物には美の「ツボ」があるんじゃないかと思うようになり、目にする物々の見方が変わった気がします。


以下より、『美の壺』の好きなポイントをあげていきます。



その1 オープニングでグッと『美の壺』の世界に入り込めます


まず、オープニングの曲がジャズという。アート・ブレイキーの『モーニン』。スローなテンポでめちゃオシャレ。


『モーニン』の音楽に合わせて、毛筆や、工芸品、日本画などの様々な「美」のものが現れた後、最後に、書家・紫舟(ししゅう)さんの『美の壺』の題字が登場。


この瞬間で完全に、『美の壺』の世界に入り込みます。


紫舟さんの作品は他にも、三つの「ツボ」の文字が、毎回すごく良くて。「文字の表現ってこんな方法もあるんだ」と、毎回目から鱗で、楽しんでいます。



その2 ナビゲーターの草刈正雄さんのコミカルな芝居が良い


『美の壺』は30分番組なのですが、最初に草刈さんのコミカルな芝居があった後、本編に入ります。


一つめの「ツボ」の紹介が終わった後、草刈さんの場面に戻り、しばらく演技があった後に、二つめの「ツボ」の紹介に入ります。これを繰り返して、番組は終わります。


個人的には、このコミカルな場面があるので、30分間、気張らず気軽に観れていて、すごく良い構成だなと思っています。


草刈正雄さん、わたしは朝ドラの「なつぞら」しか馴染みがなかったので、こんなにコミカルな役をするんですね、とビックリしつつ、それでもカッコよいのはすごいなと思ったり(*^^*)


また、木村多江さんの「壺の声」や、ゲストとのやり取りも微笑ましく、ほっこりします(*^^*)



その3 本編の映像が美しく、華を添える音楽も良い


最後に、やはりここは美術番組だなぁと思って、映像には毎回見入っています。


最近観て良かった「白磁」の回。


シンプルな色とデザインなのですが、光の当て方や画面の切り取り方がすごく良くて、その魅力がめちゃ伝わりました。本物を、この目で拝みたくなりました。


音楽に関しては、「浴衣」の回。


紅葉柄の浴衣のシーンの時に、多分ウクレレ?で「枯葉」が流れた時には、さりげない気配りに「おぉっ」と思いました。

(実際にこの方の演奏ではないかもしれませんが(もしそうだったらすすごいかも)、素敵な演奏だったので、参考までにアップします)



30分でこの内容はすごく良いなぁ、と今回書いてみて再確認しました。


どんな切り口の「美」が見れるか、これからも楽しみにしています(^^)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?