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好きな人たちが隙あらば、2人で相撲を取ろうとする日



私は韓国のアイドルであるBTSのファンだ。

そして、BTSファンダム内にある
イロ直帰ラジオというラジオのファンでもある。


このイロ直帰ラジオは
【KPOPファン界隈で知り合った
スピ系熟女イロ・独身OL直帰が
推しへの愛と妄想を語りながら人生の気付きを得ていくラジオ】である。


きっと初見の方には情報量が多い。



イロ直帰ラジオのファンなので

公開収録のチケット販売日に、すぐチケットを買った。




私とイロ直帰ラジオとの出会いは2021年の秋だ。

当時、2人目の育休中で

育児の孤独をガンガンに受けていた私は

このラジオで癒しを得ていた。



カツカツで生きていたので何度も救われた。

BTSのこと、パーソナリティー自身のこと
リスナーのこと、人生のこと。


イロ直帰ラジオは、涙あり笑いありのほっこりするラジオである。



そんなイロ直帰ラジオの第1回公開収録に行ってきた。


会場は大阪のなんば白鯨

これは、公開収録のアーカイブを見ながら書いている。

(まだアーカイブの購入できそうです。)





☜直帰さん☜           ☞イロさん☞



祭壇の前に座るパーソナリティー2人。

白い光が明るく灯る祭壇。その両サイドで灯る赤い光。

パーソナリティーは紅白の光が灯る祭壇を背負って喋るのである。

祭壇には、女スパイ
マタ・ハリの遺影があった。

チーンもあるし、花のお供えもある。


当日の命日の方の遺影を祭壇に飾るという愛とメッセージ性の強い会場。


この癖の強い会場で、祭壇をバックに喋るパーソナリティー2人。

不思議とこの会場に食われないのである。

この会場の癖に勝つパーソナリティーっていいよな。


ライブシアター『なんば白鯨』は、大阪/千日前にそびえるサブカルチャーの楼閣『レジャービル味園』内の、トークライブや各種イベント・上映会などに適したイベントスペースです。2023年夏より、オカルト特化型トークライブハウスとしてリニューアルし、オカルトと科学のなんば白鯨として”ふしぎをおもしろく”をモットーに営業中。

なんば白鯨HPより:http://hakugei.net/about




ディープで昭和の香り漂う会場。


入口のらせん状の坂 坂の下に滝がある


建物の入口には滝が流れている。緑もわさわさと生い茂っている。


滝から、土砂降りの雨の音くらいの水の音がずっとしている。



なんばって凄いところだなとそわそわした。






始まった公開収録。


クイズコーナーでは

「乳を出す」、「パンツを脱ぐ」

というパワ―ワードが出てくる。



しかし公開収録でもちろんブツは出ていない。

パーソナリティー2人はいい顔で
「両乳をだす」と言っている。

声量もいい感じで実際は

「りょうの!ふさを! だ!す!」という勢いがある。



そしてそのワードから発想する、その種類のエロさはまったくない。

乳を出すと言ってるのにムラムラするエロさは顔も出さないのである。


しかし、イマジナリーお乳は

バーンと潔ぎよく、勢い良く出ている。

ぼろーん!と ぽろーんと!



パンツも然りだ。


目をかっぴらきながら口角を上げて

赤総レースのパンティーをズバーンと足首まで降ろし

仁王立ちでいるイメージが浮かぶのである。

頭の中での映像化が止まらない。





パーソナリティのお2人とも、推しがBTSのSUGAである。

推しが一緒の2人。


妄想あるあるの「推しの隣に私がいる」などの話しをするときは

2人で目を合わせてバチっとすることがある。

推しは生きている人間で、地球上に1人しか存在しないのである。




1秒も満たない一瞬のバチッがあると、

この2人は相撲を取り合おうとするのだ。




そう、イマジナリーまわしを締めて、塩を撒いて

相撲を取り合おうとするのだ。


「これ終わったら、表出て相撲とろか。」

という取り組みのくだりが公開収録中に3回は出てくる。

しっかり数えた。


そんなラジオある?

ないのかもしれない。




公開収録中に、どうしても気になってしまった

パーソナリティーが使う不思議な表現。

「しこしこ」



「しこしこ作った」

「しこしこ田舎から出てきて」って2人とも言うのだ。


一体、、、しこしこって何だ?

そういや、公開収録の前からイロさんが使っていた「しこしこ」



2人の使い方を聞いていると

どうやらエロを表現する副詞ではないのはわかる。


私だけ「しこしこ」の使い方がわからないのか、

リスナーみんなが不思議な使い方と思っているのか、


それとも過去のラジオで「しこしこ」の
表現方法について触れているのだろうか。



「これから、こういう時はしこしこを副詞として使っていきます。」

というような宣言があったのだろうか。


イロ直帰ラジオならあり得るかもしれない。


2人が表現に「しこしこ」を使う度に
私は置いていかれる。

調べてみたら【持続的に地味な活動をするさま。】とあった。

エロくない意味があって安心した。

さっそく夫にしこしこを入れた表現を使ってみようと思う。



2人はしこしこを正しい使い方をしていた。かしこである。





公開収録でパンツを脱ぐとか、相撲とか

ここだけ切り抜いてたら頭にハテナかもしれない。

ハテナ3つくらい頭の上に浮かんでるかもしれない。

???かもしれない。



でもでも、これがイロ直帰ラジオなのだ。

イロ直帰ラジオの魅力。

公開収録の会場は満員御礼だ。



コーナーも楽しくて、内容はまさに

【推しへの恋心と妄想を語りながら

人生の気づきを得ていくラジオ】である。


人生の話しって重くなりがちだ。

このラジオでは、よく生き方の話しをしているのに、軽さがある。





プライバシー保護用のサングラスが直帰さん


いきなりだが
パーソナリティーの直帰さんは、モテる。

私はモテのピークが保育園児の5歳の頃だったので、
青年期でモテてる人が眩しく見える。


モテていた人が身近にいた。夫は学生時代モテていた。

夫と学生時代の話しをしていても

モテてきた人の思考回路がわからなくなることがよくある。



直帰さんもそれで、喋りを聞いていたら

ほとんどの人がモテる!と気付くようなモテの塊だ。




直帰さんはかわいい声で、返しが鋭い。

鋭い返しでもまったく悪意を感じない。

これって凄くない?
1ミリも悪意を感じない。


自分も人も信頼してるというか、

自分も、人も好きだからできることだと思うんだ。


そして、喋りながら何個もボケを重ねるのに
早くて軽やかなのだ。


あと、分かりやすい例え話ができるって個人的に最強だと思っているが、

直帰さんはまさにそれ。

どんな頭の回転をしているのだろう。



FMラジオパーソナリティーを

数年してたような、安定感と瞬発力がある。


普通にラジオパーソナリティーでめっちゃ収入を得てそうなのに、

普段は無料できけちゃうイロ直帰ラジオ

無料で人生の気付きを得れるラジオ。





つやつやでいい顔のイロさん


もう1人のパーソナリティは、私が現在コーチングを受けているイロさんだ。



マイ・コーチイロさんは、パーソナリティーの時も素敵だ。



ライトを浴びたイロさんは艶やかで、

朗らかで嘘がなくてキレイ。声がデカくて朗々と喋る。



イロさんは色っぽいのだけど、そのエロさは

さっぱりしていてヘルシーだ。

なんというか、たぶん叶姉妹のエロさに近い。


触れにくいエロさと言うのだろうか。

キレイなんだけど、軽くない。


男性が何の考えもなしに手を出したら痛い目見るぜ的なイイ女。




会場とリスナー



そしてイロ直帰ラジオリスナー

場がほぐれた瞬間、げらげら笑う人たち。

笑いながら手もよくたたく。

笑いながらのけ反って、椅子もギシギシいう。



有名なヘビーリスナーの方々も来ていて、これまた感動だ。

公開収録後に僭越ながら、
思わず両の手を握らせていただいた。

ありがとうございます。




BTSメンバーと一緒に旅行に行ったらどうする?

などの「推しと私」について少しでも詳細さがでると、

会場からうめき声がでる

「う゛ぅー」とか「あ゛」とか「くぅ~」


みんなしっかりBTSのファンで、

しっかり正面から弾をくらっていた。

そして、最推しの話しじゃなくても流れ弾をくらっていた。


うめき声はラジオの進行と共に
ヒートアップしていく。




会場内でカウンター席に座った私。

お隣に、対面で会いたかった方が座ってくれた。

オンラインではめちゃくちゃ喋ってきたおかーださん


おかーださんは記憶力の鬼で、好きなものに対する知識量が多い。

イロ直帰ラジオのヘビーリスナーで、

ラジオの内容を引くくらい覚えている。

私の記憶力はスッカスカなので、驚くばかりである。



クイズコーナーの時に隣のおかーださんと

ギャーギャー言いながら

「その答え、あってるんちゃう?」みたいなやりとりをするのである。

これがもの凄く幸せなのだ。



生活の中で、BTSの話しはなかなかできない。

話しができるファンが身近に少ないこともある。




公開収録前にBTSのファン3人と飲みに行ったのだが、実に幸せだった。

実際に会って、喋って、

オタク同士でニヤニヤしている空間。

昼飲みのできる焼き鳥屋さんに感謝


ファン以外の人は1割もわからない内容を話せる空間。

ニヤニヤしながら、みんなと

いい顔で焼き鳥とビールで優勝してしまった。



飲酒して公開収録に参加した。(おかーださんはノンアルである)

おかーださんの肩をバシバシしながら参加をしていたので、ひそひそ話ができなかった。

周りの方、うるさかったかもしれない。ごめんなさい。




盛り上がった会場は熱気が凄い。


ふと、天井を見た時に大きな白いクジラが描かれていた。

BTSファンにとって1尾のクジラは象徴的かもしれない。

泣きそうになったが、
あまりにも自分の世界に入ってしまうので、泣くのはやめた。

白鯨



盛り上がるリスナーの熱気もあり、ちょっとした酸欠だ。


体育館で部活をしていたのだが、
試合を長時間したときのあの酸欠だ。

久しぶりの楽しくてうれしい酸欠。いいぞ。



そして
なんと私が書いたお便りを、公開収録で読んでもらった。


お便りは2600文字になった。

字数多くてうるさいはずだが

パーソナリティーの2人は噛まない。


削って削って書いたのに
まったくコンパクトに抑えられなかったお便り。


公開収録の場で、自分の送ったお便りを読まれて泣いた。

大きな背中を丸めて泣いた。

しかし、聞き漏らしたくないし見逃したくないので

目は離さない。


隣にいたおかーださんも泣いていた。

袖で涙を拭く私におかーださんはおしぼりを渡してくれた。

ハンカチは家に忘れてきた。





お便りを書く数日前にイロ直帰ラジオの

ヘビーリスナーの方とオンラインでお会いした。


そのヘビーリスナーさんの書くお便りは、狂気がある。

イロさんがおののくくらいの狂気だ。
(イロさんは推しへの好きを2.5万回以上tweetできる)

恥ずかしながらご本人にその狂気のお便りを聞きたいと、伝えたら

お便りを読まれた回を送っていただき、全部聞いた。


よさを伝えるのが難しいけどいい。

とにかく凄くいいのだ。



お便りの中で見え隠れする狂気。

最後の方は狂気を全面に押し出す強さ。



その狂気を好きだなとぼんやり思っていたら、

私も狂気じみたことを書きたくなった。



狂気を誰かと共有すると、新たな狂気を生むのかもしれない。





100人が同時に聞いたイロ直帰ラジオ公開収録。

アーカイブは既に視聴回数200回を超えたようだ。(2023年10月16日時点)





ラジオの最後に、直帰さんが

【このラジオをどう使うかはあなた次第】と言っていた。


これって、BTSがファンに言い続けていることである。

BTSの教育がファンに行き届いてる。

BTSとファンの一致感。

ファンがアーティストと同じ方向を向いている、関係性。

感動だ。

涙。


気を抜くとオタクは早口になり、その場をみんなを置いて推しの話をするから気をつけないといけない。



今、直帰さんのその言葉が沁みた。

やっぱり人生の気付きを得ていくラジオだ。


最近は自分のことを主人公だと思って生きている。


例えば
・セミナーや講座・勉強会は、講師と一対一だと思って参加してる。

・神社にお参りしたときは良いものが私に向かってきてると思うし
 神々しい木々の空気を浴びていると思う。

・1人でまっすぐな道を歩いてるとイケイケな音楽が頭の中でかかって、尻を振りながらリズムよく歩く。

・占いの動画で「これを見ているあなたは生きてるだけで地球を救ってる。」と聞いたら

 どうやら私は生きてるだけで地球を救ってるらしいとすぐ人に言う。




世界にただ一人の私が、今この瞬間

どうするか、は自分で決めれると知った。



以前の私は「よく生きてこれたな」と言われる

くらいに生き辛かったが、確かに変わった。

今も変わり続ける方を選択している。



BTSがチームから個人活動メインのchapter2の時期であるが、

私も勝手にchapter2を迎えている。


自分の好きな事をnoteにかける自分になって

私は幸せになったと思う。



公開収録で、出会った方達のX(旧Twitter)のアカウントを教えてもらった。

嬉しすぎて誰にも言えていない。

友人がいないことで有名な私がXやDMでおもしろい人達とやり取りをしている。



こんな素敵な未来は想像していなかった。


初の公開収録というめでたい場に

僭越ながら勝手に、私がリスナーの主役と思って参加できたのは

イロ直帰の2人のおかげだ。



夢のような時間をありがとうございます。

第2回目の公開収録も楽しみにしております。

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