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Quipperに入って3年経った

そろそろQuipperに入社して3年になる。印象深かった出来事を振り返ってみよう。

どんな会社?

教育系の事業会社。元々イギリスで創業されたスタートアップで、2015年にリクルートが買収。日本国内ではスタディサプリ、海外ではQuipper名義で教育サービスを展開している。

最近やってること

ここ2年くらいは、主にスタディサプリ for TEACHERSという学校教師向けプロダクトのUI/UXデザインを担当中。

入社当時

私が入社した2016年夏頃は、ちょうど高校生向けと小中学生向けのシステムを統合している時期だった。ユーザーカテゴリが増えたことでカオスになっていた会員登録や決済系の情報整理に尽力した記憶がある。

海外出張

2016年冬にインドネシアに行った。新機能のプロトタイプを作り、ジャカルタ現地の中学生ユーザーにインタビューをした。ただ正直自分の中ではうまくいったとは言えず、悔しさが残るプロジェクトだった。

2018年春にはフィリピン出張へ。前回同様、新機能のプロトタイプテストやエスノグラフィ調査が目的だった。

前回の反省を活かし、ブリーフィングやドキュメントを入念に準備した。現地スタッフや開発メンバーの協力のおかげで、無事に調査〜実装〜リリースでき、安堵したのをよく覚えている。

デザインガイドライン

デザインガイドラインの構築・運用は、自身のデザインスキルの底上げにつながった。

経験豊富なシニアデザイナー、ブランディングが得意なアートディレクターと話し合いながらガイドラインを育てていく過程は本当に勉強になった。なぜこの色なのか、このサイズなのか、文言ひとつひとつの大切さを学べた貴重な機会だった。

長期プロジェクト

2017年頃から、社内では大規模なプロジェクトが複数動いていた。toB側は大学入試を見越したポートフォリオ機能、toC側では学習画面のリニューアルなどが走っていた。

当時の私はヘルプ的な立ち位置ではあったが、これらのプロジェクトに関わったことで、各ステークホルダーやサービス構造への理解がより深まった。

チームビルディング

2018年は、人の入れ替わりや増員もあって、チームビルディングや開発環境の効率化により力を入れるようになった。

PMエンジニアと共にプロダクト開発をスムーズに進めていくにはどうしたらいいのか、色んなプロセスやツールを試行錯誤していった(WIP)

ユーザー調査

2018年後半は、ユーザー調査について執筆していたこともあり、日々の業務の中でも定性/定量分析をより強く意識するようになった。ユーザーがいる学校現場に足を運んだり、高校生にインタビューをする頻度を増やした。

調査の回数を重ねていくうちに、他メンバーにもインサイトを共有できるよう、分かりやすい伝え方やログ管理に気を配るようになった。そうした情報発信を続けていくと、興味を持ってくれた異業種と協業しやすくなってきた。

デザイン組織

2019年春には、組織体制が変わった。ブランディングや各プロダクトごとに点在していたデザイナーは、いちデザインチームとして集約され、横断的に事業に関わりやすい体制になった。デザインチームのトップは「VP of Design」というポジションについた。

この体制になってまだ3ヶ月ぐらいだが、マーケティングや姉妹プロダクトとの交流が格段に増えた。地道に積み重ねきたプロダクト開発やリサーチの知見を、これまでとは少し違った角度で事業に活かせて面白い。

これから

来年2020年から教育制度が変わっていく。

やったことがないものが押し寄せてきて、これから先どうなるのか、正直手探りな状況だ。

漠然で混沌としている状況の中で、一体何ができるんだろうと考えている。


Quipperに入った3年を振り返ってみると、「なんじゃこのカオス〜😇」と情報設計しがいのあるものが転がってたり、優秀な同僚に恵まれた環境だったなぁとしみじみ思う。

そして何よりも「学ぶこと」を通じて、誰かの人生が前向きになっていく過程を垣間見れて、とても嬉しい。

これからも誰かの好奇心や未来につながるサービスをデザインしていきたい所存です。

それでは、引き続きよろしくお願いします。


ps. 一緒働いてくれるデザイナー募集中です。
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美味しいラーメンを食べて、明日への糧にします🍜