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好きなものを100個あげてみる

前回、好きなものを10個上げる記事を書いた。書店のお手洗いにあったお花とハンドソープの組み合わせが可愛かったとか、行きつけのカフェテラスのカップが好きとか、他愛のない「好きなもの」を10個羅列しているのだが、

普段は「これが好き」と発信することに対して、多少の勇気を要していることに気づく。「そこまで詳しくないし」「ガチ勢じゃないから…」と遠慮してしまう場面がある。

「グッズの量/現場への参戦回数=推しへの愛」のような言説を見ると、「好きの世界に新自由主義チックな思想を持ち込むな~!」と思ってしまう。好きなものが多ければ人生の幸福度も高いと信じているけど、その好きなものの世界でさえも競争になるのは悲しい。

もっと気楽に「私はこれが好き!」と言うためのリハビリとして、好きなもの100個を上げてみようと思う。思いついた順番に書いていく。

01 ハイキュー!!
バレーボール漫画の金字塔。人生のバイブル。

02 JO MALONE の香水
つけているとテンションが上がる。特にウッド系の香りが好き。

03 六花亭のバターサンド
これが嫌いな人類いる?(暴論)あの銀紙の包みから漂う幸福感。

04 ムレスナティー
パッケージのポエムも、家で適当に淹れても全く渋みが出ないのが素晴らしい。 

05 盛岡
おいしいもの・昔から愛されている喫茶店・四季折々に異なる表情を見せる美しい街並みのすべてが好き。私の好きな種類の豊かさが詰まった都市だと思う。

06 京都
いつも新しくていつも懐かしい街。学生時代を過ごした思い入れもあって、訪れるたびに栗木京子さんの名歌を思い出す。

退屈をかくも素直に愛しゐし日々は還らずさよなら京都

07 たまごサンド
関西風の、玉子焼きが入っているタイプのたまごサンドが好き。京都のスマート珈琲のシンプルなたまごサンド、喫茶アマゾンのボリュームたっぷりのたまごサンド、タナカの柴漬け入りたまごサンド、以下略。

08 花椒のきいた麻婆豆腐
唐辛子の辛さよりも、花椒の強い、舌がびりびりしびれるタイプの麻婆豆腐を白米でかきこむのが好き。

09 軽井沢
人の少ない、冬の軽井沢が特に好き。軽井沢の数々のすてきな喫茶店で、コーヒーを飲みながら本を読む時間を愛している。

10 中国茶
お茶の中で一番好き。

11 celvokeのコスメ
美しい発色も、真っ白い箱に気品あるフォントで印字された「celvoke」のロゴも大好き。celvokeのコスメには品と凛々しさがある。

12 今井真実さんのレシピ
私の家食における一番の悩みって「自分の味に飽きる」ことなんだけど、今井さんのレシピは常に意外性があって、でも奇抜じゃなくて、毎回驚きと発見がある。

13 白ごはん.com
ここのレシピ、ハズレたことがない(薄味が好きなので、時々味が濃いと感じることはある)。

14 ツレヅレハナコさん
味覚に絶対的な信頼を置いている。外食のお店を探すとき、「ツレヅレハナコ 〇〇(例:イタリアン)」と調べている。

15 オモコロ
頭ゆるゆるインターネット。特にYouTubeのオモコロチャンネルが好き。人を傷つける笑いが基本的になくて、「面白さを追求するあまり狂人と化した人々」が面白い。一線で活躍するWEBライターの企画力や咄嗟のボキャブラリーにも感嘆する。

16 コテンラジオ
歴史上の人物にフォーカスを当てたラジオ。Podcastで聞ける。特にガンディー回とヒトラー回が好き(モチベーションが「愛」か「怒り」かでこれほど帰結が変わるのかわかる)。

17 赤井秀一
名探偵コナンのキャラクター。赤井役を演じる声優さんが「赤井秀一は言い訳とおせっかいをしない男」と評していて、まさにそこが好き。

18 ミステリー小説
王道ミステリーではないけど、特にアガサ・クリスティの「春にして君を離れ」はアガサの人間観察力がしびれる。

19 恩田陸さんの作品
中学生の時に「六番目の小夜子」で出会ってからドハマり。初めて「作家推し」をした人。でも「蜜蜂と遠雷」以降の作品は読んでいないな〜。

20  クィア・アイ
ネットフリックスのリアリティ番組。ファビュラスなゲイ5人組(通称:ファブ5)が、ゲストの失った自尊心を取り戻す手伝いをする。ファブ5のやさしさが最高。ファッションや住環境次第で、人はここまで自尊心を取り戻すのだなと思う。

21 よしながふみさんの漫画
ストーリーも面白くて、キャラクターも魅力的で、言葉選びが秀逸で、出てくる食べ物もおいしそう。極上のエンタメすぎる。

22 ゲーセンのマリオカート
ハンドル握って運転するタイプのやつ。

23 ゲーセンのシューティングゲーム
スカっとするので好き。

24 芸人・チュートリアル
福ちゃんがかわいい。

25 世界ふしぎ発見! 
土曜日の夜の幸福感もあいまって好き。長寿番組ゆえの、草野さん・黒柳さん・野々村君(坂東さんはいなくなってしまったが…)の親戚のようなやりとりに癒される。

26 家ついていってイイですか?
和む話も壮絶な話も、「人生ってなんだかなあ」と思う。私は人生の話を聞くのが好きなんだな。

27 カラオケ
カラオケでしか得られない楽しさがある。

28 アプリ「ハナノナ」
花にかざすと名前を教えてくれるアプリ。これによって散歩が楽しくなった。

29 ミモザ
好きな花は数あれど、ミモザの花が一番好きかも。ノウゼンカズラやブーゲンビリアも好き。ビビッドな色合いで、わさわさ茂っている花が好きなのかもしれない。

30 人生相談
悪趣味かもしれないが、人生相談が好き。テレフォン人生相談は「こんな人が世の中にいるのか…」という怖いものみたさ、最相葉月さんや鴻上尚史さんの人生相談は「一つの手紙からここまで想像して、もっとも適切と考えられる答えを差し出す」技術見たさ、という違いがある。

31 キャンプ
気心知れた人とおいしいもん食べて美しい自然を見たらそれは幸福で当然よね。

32 マック
定期的に食べたくなるからすごい。マックグリドル、ダブルチーズバーガー、ポテトが好き。

33 本屋さん
Amazonでは得られない出会いとワクワクがある。どれだけネットが発達しても、リアル書店は無くならないと思うな(だし、無くしたくない)。

34 教会
キリスト教徒でもないし、特に信心深くもないんだけど、旅先で教会に寄るのが好き。あの独特な静謐な雰囲気が好き。

35 すじこのおにぎり
うまい。

36 風立ちぬ
「美」に狂信的な主人公の生き方が好き。オモコロもそうだけど、何かに狂っている人が好きなのかもしれない。

37 クッキークリームのアイス
アイスクリームのフレーバーで一番好き。

38 広島東洋カープ
ブラウン監督時代から好きです(古参マウント)

39 阪神甲子園球場
座席の確度が急で、高くから見下ろせるのが好き。また外野席で観戦したいけど、甲子園はお盆シーズンまっただなか。首都圏在住の社会人が行くにはかなりハードルが高いイベントだと、大人になって知る。

40 ブラバン
なんか元気がでる。智弁和歌山のジョック・ロックが好き。

41 劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」
劇団四季自体が好きなんだけど、オペラ座の怪人は特に歌のメロディが大好き!

42 温泉
銭湯も好き。 

43 TRICK
あのトボけた感じと不気味さのバランス、阿部寛と仲間由紀恵という最強コンビも好き。

44 カードキャプターさくら
不思議な魅力を持った作品だよな~と思う。性別・年齢問わない愛情が様々なパターンで提示されるのも好きだし、さくらちゃんと知世ちゃんのかわいくておしゃれなティータイムやお洋服にあこがれた。

45 Papa Told me
何十年も前の作品なのに、令和の時代にぴったりな価値観の作品(時代がPapa Told meに追いついたというべきか…)優しいだけの話よりも、ままならなさも含めて描いている作品のほうがより信頼できる。

46 横浜中華街・頂好食品
スイーツというより「手作りおやつ」という表現がぴったり。たくさん並んだものの中からあれこれ選ぶのも楽しい。

47 点心
色々な味をちょこちょこ食べられるのがいい。大根餅ラブ。

48 ラミーチョコレート
お酒は飲めないけどこれは好き。冬の季語。

49  散歩
へんなものを見つけるのが好き。

逆立ちする紅茶花伝

50 
器は食卓を豊かにしてくれる。器道楽になるのは怖いので、なんとか耐えている。

51 ワンピース
一枚でキマるしコーディネートを考えなくていいのが最高。

53 クリスマスリース
リースそのもの以上に、リースを作る暮らしへのこだわりや気持ちの余裕が好きなのかもしれない。

53 ブッセ
幼い時からブッセが好き…菓子折りの中に入っているとテンションがめちゃくちゃ上がる。

54 パッタイ
エスニック料理の中でも好き。ケチャップ少なめのが好み。昔、タイのカオサン通りの屋台で食べたパッタイが本当においしくて、今でも忘れられない。

55 VSCO
写真加工アプリ。フィルターが私好み。

56 テトリス
たまに発作的にやりたくなる。しかしある日突然我に返ってアプリを消す。

57 Aesopのハンドクリーム
チューブのデザインも含めて好き。なんだろうね、あのおしゃれ感…!

58 春の味覚
夏、秋、冬も好きな食べ物にあふれているけれど、特に春の味覚は大好物だらけ。菜の花、山菜、ホタルイカ、鯛、空豆、筍、新じゃがいも…。

59 アムステルダムミュージアムのトートバッグ
シンプルだからこそ、デザインの素晴らしさに惚れ惚れする。

60 谷川俊太郎さんの詩
特に「信じる」の「葉末の露がきらめく朝に 何を見つめる小鹿のひとみ」が好き。いくつになってもそういう目で世界を見つめていたい。

61 塩昆布
何にでも入れるし、在庫を切らすと不安になる。

62 カシューナッツ
ミックスナッツにたくさん入っていると嬉しくなる。

63 クナイプ
あったまる入浴剤。デザインも「クナイプ」という言葉の響きも好き。

64 クレープ
食べるかどうかは別にして、見るだけで幸せになる食べ物だよね…。ブルーベリー×ホイップが特に好き。

65 ドライブ
ドライブに行くと仲良くなれる気がする。夕方の首都高、夜の東名高速・阪神高速が好き。

66 ノート
何かを書くのが好き。書いているとアタマが整理される感じがするし、タイピングがメインの今だからこそ特別な儀式感がある。

67 ポストカード
旅先でも美術展でも、写真とは違う形で思い出を残してくれるから好き。

68 スタバ(駅構内のスタバは除く)
日当たりのいいスタバが好き。あそこに行くとなんかこうテンションが上がる。でも駅構内の、薄暗いスタバはテンションが上がらないので入らない。

69 ロイヤルホスト
ファミレスでこの価格帯・クオリティを維持しているのが本当にすごい。いつ行ってもわくわくする。

70 鍋
ストウブも土鍋も大好き。もっと色々欲しいけれど、収納場所と利用頻度を考えてぐっと我慢。

71 せいろ
せいろは私の食生活を一変させた。全人類におすすめしたい。

72 ギンガムチェック
レストランのテーブルクロス、ハンカチ、マスキングテープ、どこで見てもギンガムチェックはときめく。

73 森永の板チョコアイス
これを考えた人天才。本当においしい。

74 アカスリ
爽快感が最高。大人になってヨカッタ。

75 昆布〆
寿司屋で昆布〆があると拍手喝采したくなる。

76 森の香り
リアルの森の香りも好きなんだけど、アロマオイルはヒノキの香りとかヒバの香りを選ぶ。

77 スターバックスのほうじ茶ストレート
いつもこれ。私以外に頼んでいる人、見たことない。茶葉が濃くて好き。

78 中華っぽいデザイン
こういうの!かわいい。

79  スコーン
「スコーン」と聞くと条件反射でテンションが上がる。

80 黒島
夏に石垣島からフェリーで行ったのだけど、まっすぐ続く道を自転車で爆走したのが本当に最高だった。

81 ホームパーティー
お店でワイワイも好きだけど、気心知れた人と少人数でいつまでもだらだらとしゃべるのもいい。

82 おこわ
ときどき無性に食べたくなる。

83 砂肝
焼き鳥の中で一番好き。山椒をドバドバかけて食べるのだが、その量にたいてい引かれる。

84 北欧ブランド
マリメッコとかARABIAの柄、やっぱりカワイイ!

85 iPhone
初めてのスマホはAndroidだったんだけど、2台目以降はずっとiPhone。こだわりはないけど、ずっとAndroidではなくiPhoneを選んでいるから、好きなんだろうな。

86 韓国料理
チヂミ、タッカンマリ、カムジャタン、サムゲタン、ジョン、チャプチェ以下略

87 スッカラ
noteで出会ったお友達・ささいな笹さんにおすすめされ購入。かわいいし万能。

88 ゲランドの塩
これもnoteで出会ったお友達・チャーリーノートンさんに教えていただいた。以降、塩はずっとゲランドの塩。キリっとした輪郭とまろやかな甘さのバランスがいい(気がする)。

89 カルピス
カルピスが嫌いな人、いる?(六花亭バターサンドと同じポジション)昔どこかのカフェのメニューに「濃いめに作ったカルピス」があって、膝を打った。

90 卵かけごはん
もはや私の中で殿堂入りしているから書くか迷ったけど、何度も思い浮かんだので書いた。

91 クレヨンしんちゃんの映画
大人になると響くものがあるのよね〜〜夏の夜にカルピス飲みながら見たいな。

92 ゴールド
持ち物もインテリアもゴールドのものが多い。ピカピカのではなく、真鍮のくすんだゴールドが好き。

93 オブセ牛乳のお菓子
長野県のスーパーで買える。焼きドーナツやミルク餅がべらぼうにおいしくて、たまらん。

94 いちじく
つい最近好きなことを自覚した食べ物。

95 フルーツサラダ
フルーツ×カッテージチーズ×いいオリーブオイルのもたらす幸福感…

96 デパ地下
私にとってはディズニーランドより楽しい

97 富士急ハイランド
絶叫系が好きで、さらにあのB級的なノリが好き。

98 コーヒー
仕事中に「これが終わったらコーヒー飲もう!」と思うと頑張れるので、プチご褒美。もっぱらブラック党。

99 伊藤まさこさん
つい最近知ってハマっているスタイリストさん。オリジナルの美意識を持つ人の話や暮らしを知るのは楽しい。このかたのおかげで私は掃除に目覚めた。

100 あたしンち
100個目であたしンちが思い浮かんで笑っちゃった。今考えると人間観察力がすごすぎてすごい(語彙力)


100個上げてみると、無自覚だった自分の美意識や、好みの変化に気づいた。そういえば長いことAndroidではなくiPhoneを選択しているなとか、前はカラフルなものが好きだったけどARABIAのマグやアムステルダムミュージアムのトートバッグといいモノトーンのものが増えてきたなとか。

生活の中で数々のモノやサービスに出会い、自分の好みにしたがって取捨選択して、そうしてまた自分の暮らしや価値観が作られていくのだと思うと、この100個全てが等しく愛しい。

これからも、軽率に「これ好き!」と言っていく。

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