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ひとこと日記(230313-230319)

3/13(月)
朝から会議10本。ヘトヘト。夜は学生時代の友人3人と飲み会。久しぶりの再会なのに、さも昨日も会ったかのような距離感で話せて楽しかった。居酒屋のグラスに酒に関する名言が印字されていてかわいい。「ばくだん」は関西では見ないおつまみだったね、という話になる。そうだっけ?!

▼建築畑の友人から隈研吾と安藤忠雄の違いを聞いたので備忘メモ。誤記があったら私の記憶違い

・隈研吾の特徴は外観に木を使うこと。SDGs文脈もあいまってますます人気。人当たりがよくてとっても商売上手。建築の仕事はクライアントあってのものなので、その建築家独自の特徴を作り維持するのは本当に難しい。駆け出しのころ、どうやって「外観に木を使う」というこだわりを通していたのかそのコミュニケーション術を知りたい。クライアントの多くは内装に比べれば外観へのこだわりは薄いので、外観のほうが通しやすいのは確か。
・安藤忠雄は元プロボクサーから独学で建築を学び、ヨーロッパで有名になりある意味日本に逆輸入されたようなひと。そのバックグラウンドも特徴的。
・この2人は本当に異色。こんなに知名度が高い建築家はそういない。

▼文学畑の友人から聞いた孔子の「六十にして耳順う(みみしたがう)」について備忘メモ

「60歳くらいになれば一通り聞けばどんなことも理解できる」という意味。これは産業革命以前だから成り立つと思っている。産業革命は「明日はもっと進歩している」という価値観を産んだが、その前は日々同じことの繰り返しなので長く生きた人間ほど知識が蓄積されている(=六十にして耳順う、が成り立つ)。

学び続ける人との会話はとても楽しい。

3/14(火)
仕事を早めに切り上げて同僚とBLUE GIANT2回目。友人に「BLUE GIANT、2回目見るなら夜がいいよ!余韻がすごいから」と言われた意味が分かった。東京の美しい夜がたくさん出てくる映画だから、春の夜の空気もキラキラした街もいつもの100倍綺麗に見える!

同世代の同僚は「18歳の主人公たち目線で見た」そう。私は彼らを応援する大人目線だった。でもその理由は、私が音楽においてはプレイヤーではなく聴く側の人間だからな気がする。楽器を一瞬でも真剣にやったことのある人にはわかる感覚だと思う。仕事ではまだまだ自分が目立ちたいし名を上げたいとギラギラしている。

BLUE GIANT、夜のシーンが多いくせに、決意のシーンは夜明けの瞬間ばかりなのが好き!

3/15(水)
陳健一さんご逝去のニュースを見ていたら麻婆豆腐が食べたくなって、珍しく外でランチを食べる。唐辛子とラー油で辛味を出した麻婆豆腐は美味しかったけれど、私が一番好きなのは山椒で舌がびりびり痺れて水分が少なくて黒くてもったりしたタイプなので、若干の不完全燃焼感。「創業13年で8万食売り上げた麻婆豆腐!」との看板を見て計算してみたら、1日15食だった。1日あたりに換算すると「あれ?意外と…」となってしまうが、飲食店を13年続けさらにコロナの3年を含めて均しても…と考えるとやっぱり偉大なのかもしれない。

3/16(木)
自分の仕事が名前とともに新聞に載った!嬉しい!

夜はチームの後輩をお祝いごはんに連れて行く。「ハム蔵さん、いつも聞き役でなかなかご自身の話をしないから色々教えてください」とのことだったので質問に答える形で話す。僭越ながら…。

もともと人が何を考えているのか、どんな人生を送ってきたのかを聞くのが好きで、つい色々質問してしまう。「家着いていってイイですか?」とか「あいついま何してる?」が好きなのもその理由だ。聞かせてもらうばかりではフェアじゃないなと思いつつ、口頭での自己開示は得意でないうえに、特に後輩相手にはうっとおしい自分語りになりかねないのもイヤで、聞き役になるのが常なのだ。ゆっくり話せて楽しかった。

3/17(金)
近所に住む先輩2人との月イチ飲み会。今日はゲストの後輩もいる。大井町の飲み屋、どこも安すぎませんか…?三軒はしごして1人4,500円。おかしい。

3/18(土)
雨だし寒い!近所の本屋で「煙たい話」新刊と、「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」を大人買いしてコーヒーと共に一気読み。フィンランドいいなあ〜、ホテルにオーロラ観測部屋があるなんてロマンチックだ。行きたい。仕事で来週火曜日までに大量のインプットをせねばならず、分厚い本1冊・セミナー動画2本を視聴。疲れた!

無印良品の良品週間で、導入化粧水・トイレブラシ・夏用ルームサンダル・菜箸・計量カップ・ハンガーをお得に買う。安いからといって不要なものは買わず、ちゃんと使うもののみを買う冷静さを身につけられている。嬉しい。

3/19(日)

友だちと快晴の高尾山へ。9時から一号路を登り、山頂で軽食を食べて六号路で下山。昼食にきつねとろろそばを食べて、高尾山口の温泉とサウナ、ビールをキメる。最高!

友だちとは「少食になった話」「シミをとりたい話」「服はどこで買うか」などを話す。彼女に限らず、周りのバリバリ稼いでいる友人を見渡してもごく一部を除き「服はユニクロ。ときどきIENAなどで買うけど、贅沢に感じる」「(高尾山口の蕎麦屋の価格表が軒並み1,000円以上なのを見て)ちょっと高いねえ、観光地価格だねえ」というので、本当に国が貧しくなっているのだな…と慄く。「クレヨンしんちゃん」のひろしが、連載開始時はうだつのあがらないサラリーマンだったのに、令和にはハイスペサラリーマンになってしまったという現代のホラーを思い出す。ひろしの設定自体は何も変わっていないというのに。

夕方には帰宅。途中でミスドに寄り道し、ゴールデンチョコレートとエンゼルクリームをブラックコーヒーとともに流し込む。「ゴールデンチョコレート好き」ってマイナー派閥と思っていたが、意外と同志が身近にたくさんいた。今日登山した友人も、よく遊ぶいとこも、仲良しの同僚もご多分に漏れずだった

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