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美しい街、盛岡(後編)

盛岡旅行記ラスト!

2日めの午後。旧盛岡銀行の建築を堪能していたら、あっという間に14時をまわっていた。お茶でもしようと櫻山神社前へ。

旧盛岡銀行〜櫻山神社の周辺は、いい喫茶店が密集している。紅茶なら「ティーハウスリーベ」「紅茶の店しゅん」、コーヒーなら「六月の鹿」「waltz」「羅針盤」など。たった500m圏内にこれだけの名店がひしめくのだから、盛岡のおやつタイムをどの喫茶店で過ごすかは断腸の思いで難しい決断をしなければならないのが常…!なのだけど、今回はあっさりと「パァク」に決まった。

決め手は「冷やし中華はじめました」のようなノリでホットケーキの旬を知らせるこの張り紙。こんなの可愛すぎるじゃんね。

パァクは漫画「うる星やつら」や「めぞん一刻」に出てきそうな、昭和ゆめカワイイが詰まったお店。お客さんがほぼいなかったので、許可をとり写真をたくさん撮らせてもらった。

パァクのメニューはおやつも軽食もぜんぶ美味しそうなんだけど(色鉛筆の手書きイラストなどや解説が添えてあるのがタマラン)、ここはやっぱりホットケーキでしょう!

別添えのはちみつをホットケーキがひたひたになるまでたっぷりかけて食べる。あぁ幸せ。

昭和カワイイがつまった空間と石油ストーブの懐かしい香りがあいまって、飛ぶように日々が過ぎていく東京と同じ時間軸とは思えない、ゆったりとした時間を過ごせた。

パァクを出て盛岡城跡公園を散歩。サトウカエデが見事に紅葉していた。誰がはじめたのか、人々が落ち葉をおみくじのように結びつけていたのがかわいかった。

お次は毎週土曜日に立つ市「盛岡の材木よ市」へ。

材木よ市は複数の盛岡関係者から熱烈に勧められたのだが、行ってその理由がわかった。祭りの「負」が全て解消された形で、昼から平和に飲めるのだ。

お祭り気分を味わえるちょうどいい人出、ヤカラ不在、ごはんやお酒を出す屋台が全て地元の飲食店中心でどれもおいしい、ピースフル祭り。

牡蠣串、もつ鍋、玉こんにゃく
農家さんてづくり、奥州ロマンのりんご飴
お惣菜やさんの屋台

通常のお祭りだと、一通り屋台を見てから決めたくても、人混みのなかまた戻ってくるのは骨が折れる。消極的に買った焼きそばの、数十メートル先に同じ値段で半熟の目玉焼きがオンされた焼きそばの屋台があったりするのに。

材木よ市はほどよい人出なので、屋台が並ぶ道を往復するのも気にならない。好きなだけ悩んで食べたいものを決められる!よ市、サイコ〜

日も暮れてきたのでお目当てだったヘラルボニーのミュージアムへ…なんだけどミュージアムには振られてしまい、川徳のヘラルボニーショップへ。ハンカチを爆買い。買い物をしてこれだけ清々しい気持ちにさせてくれるヘラルボニーのプロダクト、すごいよな〜

テンションあがるぜ


川徳キューブに、大好きなプロジェクト「盛岡という星で」の活動拠点もあったのでお邪魔。行政が主導している盛岡の関係人口を増やすプロジェクトなんだけど、信じられないくらいセンスがいい

これだぜ?


ステッカーを買ったりして川徳を出て、念願の「パノニカ」へ。盛岡出身の友人やツレヅレハナコさんがおすすめしていてかねてから行きたかったのだが、臨時休業などとかぶって振られっぱなしだったのだ…!

今日はラッキーなことにすんなり入れた。マスターがとっても気さくでダンディ。地元の方に愛されるバーに旅行客として行くのは結構ハードルが高いが、マスターのさりげない気遣いのおかげでとても居心地がいい…ナポリタンもコーヒーもチーズケーキもとってもおいしかった!

このとき、チック・コリアの「Spain」という曲がかかっていて気に入って、即Apple Musicに追加した。今も通勤途中にきいている。盛岡とつながっている感じでイイ。

3日目は盛岡から足を伸ばして小岩井農場で自然を楽しんで、最後に盛岡駅前の盛楼閣で冷麺を食べて〆!冷麺に梨がのっているの、秋ね〜(夏はスイカ)

とにかくとってもいい旅だった〜!盛岡は毎回ひとり旅で訪れていたんだけど、おせんたくさんと一緒だとまた違った角度の盛岡の魅力を発見できてとってもヨカッタ。

次は紅茶の店しゅんに一緒に行きましょうね🧡(私信)

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