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読み違えたスケジュール

訳あって炎上案件の火消しの話。③

このプロジェクトには裏があった。
要は、C/Oの日が確定しているにもかかわらず、ベンダー選定が進まず、
どんどん開発に使える期間が削られていったという事実。

そもそも、某大手ベンダー達が軒並み万歳したものを、
拾った、MARCHか日東駒専かのギリギリベンダーの二次受けとして弊社が滑り込んでしまった。
当時の営業は言う「もう少し調査しておけばよかった…」。

すなわち、クライアントが企画した後、大手ベンダーに向けてRFPを書いて、それを検討してもらい、断られて…各社やってという間に、砂時計の砂は落ち続けていて、決してその零れ落ちた分の砂は補給されていない。
零れ落ちて着々と時を刻んでいた。

そして、またその一次受けの「得意領域ではない」事から、彼ら自身が、弊社の営業と、「最初のPM」が伝えたスケジュール感についての精査ができなかった、というのが大きい。

甘く見てたよね。このシステム。君たちが考える程甘くないのよ。これ。

今過去の資料をひっくり返して、C/Oから外れた機能の工数換算を見直しているのだけれども(二次開発で要求されているために)。
ありえない工数(もちろん少ない)で出されている。

たぶん。このスケジュールの妥当性を、一次受けも弊社も誰も精査してなかったんじゃないかな。
初代PMの独断。

軽く、これを思い出したよね。夢日記感満載な代物を目にして。
今私が白目になる。

スケジュールは正確に。
契約でやるといっても、現実的かどうかを見極めていただきたかった。

次は見極めていただく。

最低限。ウォーターフォールでやるなら
開発期間と同じ期間のテスト期間は設けておくべきだった
それだけで、今回の開発は無理筋だったことが5分でわかったはず。

費用と、スケジュールは命綱。

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