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今日はクリスマス



素子を突き飛ばしてイケメンに擦り寄る米子。


米子∶ウワッ、まぶしい、まぶしすぎるイケメン様、あなた様のお名前は?


イケメンは素子を大丈夫?というような目で見た。素子は目をパチクリ瞬かせた。


鍵男∶メリー・クリスマス、初めましてこんばんわ、お嬢さんお二人さん。僕は鍵男と言います。僕は今、念子さんの膵臓ランゲルハンス島β細胞からやってきました。


素子うわー、イケメンはランゲルハンス島β細胞なんて、なんだか住んでいる場所までおしゃれな感じ。パリのサンジェルマン・デ・プレに住んでいますみたいな。


鍵男∶いや〜、そんなに褒めていただけるなんて、ありがたいです。僕がイケメンと思われるのならば、


それは念子さんが毎日10万歩も歩いて、クリスマスでも質素な自炊生活で健康に暮らしているからです。念子さんって素晴らしい女性なんだ。


米子は素子の耳元で、


念子を褒めるモノを生まれて初めて見たわ。褒めるトコあったのね、それにしてもそんなこと言い出すなんて、このイケメンちょっとズレてるかも…


素子∶米子さん、何をおっしゃる、イケメンは何を言っても、何をしても、許される存在。選ばれし者。それがイケメン。


米子∶ところでアタシたちはこれからどうなるの?


鍵男∶僕らはこれから門脈を通って肝臓に運ばれます。ほらほら、迎えが来たようだ。


米子たちはとうとうとながれる血の流れに乗った。


つづく

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大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!