ゴルゴの日
B大佐は米子とくりくりの首根っこを抑えつけ、人のお話しは黙って聞かなければ駄目でちゅよ〜と言った。
百戦錬磨ツワモノの眼光に射すくめられ、二人は小さくは〜いとお返事をした。樹状巡査部長はB大佐にプロの技を見た。
監査官
司令官の倒れていた場所にはキラーの細胞刀と、トロッポさん排除命令書が落ちていました。
この2点を鑑識に鑑定してもらった結果、司令官はこの細胞刀で数度に渡り刺されたことが判明しました。
また、排除命令書はドロッポと書かれていたものをトロッポに改ざんし、再びドロッポに改ざんされたことが分かりました。
司令官は癌細胞民に侵される前に正しい書類を作成されていたのです。しかし、ゾンビ化した司令官の理性は失せ、
ドの濁点を消した。そして罪をキラーに押し付けるためにまた、ドロッポとゾンビの浅知恵で濁点を付け加えたのです。
キラーはそのことに気がついて司令官のところへ抗議に出向いたのでしょう。しかし、司令官はすでにゾンビ化が進み、話しにならなかったと、推測されます。
樹状巡査部長
おお、そしてキラーは司令官を成敗し、自らの罪を恥じて自害したのですね。なんと、痛ましい…
癌細胞民になど侵されなければ、司令官はご立派に職務を真っ当され、キラーもまた、健康なトロッポさんを殺めずにすんだのに…
樹状巡査部長は白いハンカチーフで目頭を拭った。
つづく
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!