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今日はパラグライダーの日

平々凡々なサラリーマン平凡太は、世界征服を企てる悪の秘密結社・チビッタカーに捕われてしまう。

凡太の腹の弱さに着目していたチビッタカーは、個室トイレで1週間かけて彼をオマルの機能を持つ改造人間に改造した。平凡太は改造人間腹クダシターとなった。

しかし、凡太は機能だけでなく、昨日の脳までも改造される寸前、チビッタカーに協力させられていた恩師・落とし紙博士に助けられて個室トイレから脱出する。

以降、腹クダシターとなった凡太は、モノたちを個室トイレから解放すべく、チビッタカーが送り出す怪人たちを次々に倒していく。

今日も満員電車で突然の腹痛に見舞われたサラリーマンを発見。男はチビッタカーの送り出した怪人、

「まだ食べられるんじゃないの」の策略に嵌り、この猛暑に一昨日炊いて炊飯器に入れっぱなしのご飯を食べてしまったのだ。

急遽、腹クダシターはパラグライダーに乗り出動し、無事男を上空に救い上げた。が、その時、弾みで男のズボンがするりと脱げて、男はご自慢の花柄のオパンティを落としてしまった。

気圧の関係で男の腸は暴走し、男はチビッターどころの騒ぎでない、黄色い雨、あられを下界にまき散らした。

真っ黒で巨大に見えたのは雷雲ではなく、凶暴な蠅の集団。下界は阿鼻叫喚の地獄絵図と化したが

ラブラブ近郊で農業を営む肥溜め吉(こえとめきち)は「あ~、肥料代が浮くっぺな」と喜んだ。

大便まき散らし男は、上空での脱糞体験が忘れられず、自らも腹クダシターとなるべく、チビッタカーのアジトに向かった。

腹クダシターは普通の人間に戻れなくなった悲しみを抱きつつも、今日もパラグライダーを操り個室トイレのチェックに余念はない。

安心したまえ、腹クダシターは君のウンチングタイムもしっかり、見ていてくれているゾ!!

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!