引き出しの奥を覗いてみた
見たくない感情に蓋をする癖があるらしい。
冷めたら引き出しの奥底にしまって、都合よく忘れることも出来るらしい。
でも、引き出しは無限じゃないらしい。いっぱいいっぱいになると、針でつついた風船みたいに感情が溢れて、押し込んできた、整理のついてないものが飛び出してしまう。そうすると人に当り散らしたり、赤ちゃんみたいに泣き叫んでみたり、しんどすぎて生きるのがいやになったりする。
時間も経っているし、雑に突っ込んできたものだから、引き出しに何をしまっていたのか自分でも分からない。