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全ての教育者たちへ

#推薦図書  #教育 #全て教育者へ #数学 #算数     #算数数学はアートだ

『船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。』(本書より抜粋)

以上の文はサン・テグジュペリが述べ、本書でも紹介された一節です。

本書では教育に対する作者の思いや教育の在り方について 、特に数学にフォーカスして書かれています。

私には数学が苦手という意識がありました。 でもなぜ苦手なのかも分かずに、ただ無意識に嫌悪している数学とは何なのかを1度 知りたいと思うようになりました。そして何気なく図書館をうろつくうちに、この本を見つけたのです。初めはそもそも数学とはなんぞや と思い本書を読んでいましたが 読んでいるうちになぜ私が数学が苦手になったのかが分かるようになりました。   私や、義務教育を受けた全ての人がどのように数学に接してきたのか。 その接し方の何が良くなかったのか。 そして世の中の多くの人が私と同じように感じている理由とは何か。

どれも読んでいて とても新鮮で すごくワクワクしたのを覚えています。

本書を読んだ後で、私は嫌悪していたはずの数学に触れてみたいと思うようになりました。それは決して義務教育中のような「数学」ではありません。 アートとして、芸術としての「数学」です。
そしてまた教育そのものについても考え直そうと思うようになりました。

私にとってはこの本が 冒頭の一節にあるように、夢を見させてくれるものでした。多くの人に読んで欲しいと心から思います。

特に教育に関わる者にとって大変 価値ある本だと思います。 数学だけではありません。教育そのものに関わっている人には是非読んで欲しいです。


 






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