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あきらめたらところから、強くなれたこと

え~~~、私の超高級のとっても薄いコンタクトレンズが机の上でカピカピになってる~~~!!!😭😭😭

20代半ば、中南米を長い期間バックパッカー旅行をしていた。(もう30年以上も前🙄🙄)そのコンタクトレンズは、カナダのバンクーバーでワーキングホリディで働いた時にお金を貯めて買った超高級コンタクトレンズ。これから、これから1年程かけて、友人の家族が住むペルーのリマを目指してバックパッカー旅行を開始する。そのために300ドル程出して買ったコンタクトレンズだた。お金のない若者だった私にとって、何百ドルという買物をしたのは、その頃、後にも先にもそれ1回。(あ、必需品の飛行機代以外🙄🙄)

それをコスタリカのサンホセ滞在中、机の上に左目のコンタクトだけ落とした。なのに、1日中気が付かず、カピカピにしてしまった。(一緒に旅行をしていたカナダ人の彼は大笑い🤪🤪)

どうりで、その日は左目の方が見えにくい...と思っていた。(近くにいた彼は笑いすぎでお腹抱えてた🤩🤩)それもそのはず、左目だけコンタクトが入っていなかったからだった。😵‍💫😵‍💫

ガンガンガ~~ン🥴🥴 

その夜はがっかりしすぎて眠れませんでした。でも、カピカピになったコンタクトを保存液に戻しても元通りにならないし… 次の朝、気を取り直して、サンホセの最先端製品を販売しているような眼鏡屋さんへ。

コスタリカは高い教育水準を持ち、水道の水も飲むことができて、1948年の内戦後、陸軍を廃止し、常備軍を持たない国。昔から、中南米の中でもかなり治安も良く、裕福な国だった。

その国の首都サンホセなら、きっと似たような薄~いコンタクトが手に入るだろう...と大きな希望を持っていったら、さすがです。同じ品質のコンタクトがあるということで左目の分のみオーダー。

しかし、数日後受取りに行ったら、そのコンタクトは一昔前に見た分厚いコンタクト。55ドルも払ったのに…😱😱 

私は納得がいかず、右目のコンタクトレンズを見せながら、これと全然違う品質のものであることを丁寧に説明した。何度もいろんな視点から説明して、右目と同じ品質の薄手のコンタクトレンズを入手しようとした。でも、お店の人いわく、これがこのお店で取り扱っている中で一番品質も良く、最新のコンタクトレンズである...と強調。結局、それを受け取って帰った。

右目は薄くて装着感もほとんどないコンタクトレンズで、左目は昔の厚手のコンタクトレンズ。厚さがそろってなくてしっくりこないし…せっかくバンクーバーで買った右目の高級コンタクトレンズだけど、あんなにうれしかったけど、それもが、一昔前の型の左目のコンタクトレンズとともにしっくりこない対象になってしまってた。

ふっとひらめいたのは、ヒッチハイクをしてトラックで半日かけて、マヌエル・アントニオ国立公園に向かっていた時だった。

埃の舞うでこぼこ道…荷台から落ちないようにつかまりながら、まわりを何気にみていたら… これがお店で最新のコンタクトレンズだったってことなんだ、と急に思った。

この国で手に入る最新のコンタクトレンズはこの分厚いもので、これ以上最新のものはないんだ… ここはカナダではないし、ないものねだりをしても、ないものはない。

もちろん、そんなことはわかっていた。ここまで旅行してきたメキシコだって、グアテマラだって、カナダやアメリカのように物が豊富でもないし、手に入らないものは手に入らない。

いつもなら理解できていることなのに、コンタクトレンズについてはそれが難しかった。なぜか??

お金のない私がアルバイトをして貯めたお金、なけなしのお金で買った高価なもの...だったからの執着だったのか。

その執着も、ほこりだらけのでこぼこ道をトラックの荷台で半日も揺られていたら、どっかにいってしまったようだった。

右目と左目のコンタクトレンズの厚さが違っても、マヌエル・アントニオ国立公園のジャングルやビーチは同じように綺麗に見えた。眼鏡をかけていると危ないこともあったので、コンタクトはとても便利だった。

急にその厚さも種類も違うコンタクトレンズが、なんでもありの中南米のバックパッカー旅行にぴったりのように思えて、薄い右目と同じコンタクトレンズを手に入れることをあきらめた。

それをあきらめたら、なにがガチャガチャでも良くなった。必要な物が手に入らないのであれば、代替品はないのか、それもないなら、何かでおぎなえないか、ほんとに必要なものなのか再考したり。

メキシコで夜行バスに乗っていたら、何かの故障でバスが動かなくなったことがあった。バスの中はほとんどが現地のメキシコ人に、私と彼を含めほんの少しのバックパッカー達。周りには家もなく道の両側は真っ暗、次の村までは結構ある。

こんな夜中にバスから降ろされ、修理に待たされたあげく、動かないので次の村まで歩いてください…となった時には、大声で文句も言う人がいるかと思った。でも、よくあることのようで現地のメキシコ人は言われた通り歩き出す。ブツブツ言っているのは旅行客だけ… 走り出す前にもうちょっと点検できなかったのか、助はいつ来るんだ...とも思ったけど、メキシコ人達に交じって、私達も歩き出した。

夜中だし、眠いし、道はガタガタだったから疲れてるし… だらだら歩いていたのだけど、上を向いたら空一面の星、星、星⭐️⭐️

星がきれいすぎて、こんなこともあるよね~と笑った。😃😀😀

こうじゃなきゃ…とか、こうであるはず…と思っていたことを中南米の埃っぽい道を歩いているうちに、どっかに落としてきた。

くぅ~と集中していた何かを『あきらめる』ことで強くなれたり、もっと違うたくさんの可能性が広がったりした瞬間だったのかも。


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