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ボイルドエッグズ新人賞 受賞傾向

今回は、ボイルドエッグズ新人賞の傾向分析について書こうと思います。
こちらは、出版社から独立起業した方の作家エージェンシー、ボイルドエッグズが主催の賞。

受賞作研究をしたうえで感じた傾向としては、一般文芸ともライトノベルとも区分しきれない感じです。
文章は比較的カッチリしていて、一般文芸寄り。

しかし、ストーリーの内容としては比較的ライトめかも。
連作短編だったり、現代ファンタジーだったり、ライトノベルやキャラクターノベルと親和性の高そうな内容も。

一方で、そう言い切るには何だか違うような気も。
例えば、キャラノベの定番であるお仕事もの的な要素はあまり見られません。

ひとつ特徴として言えるのは、主人公の年齢が比較的若めということでしょう。
中学生から大学生と言った感じで、そういう意味では青い鳥文庫的な、児童文庫の要素も持ち合わせているかも。

なので、一般文芸寄りの文章で、ライトノベルと児童文庫の間のようなストーリーの小説が向いているのでは。
私自身は、もう少し年齢高めの主人公を設定することが多いので、あんまり合わなさそうですが。

作家エージェント主催の賞ということで、受賞後即書籍化決定ではなく、出版社が参加する競売にかけられるとのこと。
出版社主催の賞とは一味違うようですが、作風が合うかもという方は挑戦してみても良いかもしれません。


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