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教育は三次産業なのか?

免責事項

本稿の内容は素人の考えであり専門性はありません。

概要

「特定の定義に基づけば教育は一次産業だ」という提案をする。

背景

一次産業は、農林水産業とされている。
教育産業は次の引用によれば、一般的には三次産業に含まれているようだ。

記事『6次産業とは?3つの事例とメリットを解説 豊かな資源に付加価値を』(https://eleminist.com/article/1228)より引用。

引用

この第1次から第3次までの産業構造は、イギリスの経済学者であるコーリン・クラークが1940年代に説いた分類である。各産業については次の通りだ。

1次産業
第1次産業は、農業・林業・水産業など、自然から資源を採取する産業のことを指す。

2次産業
第2次産業は、1次産業が自然から採取した資源を、加工・生産すること。鉱工業や製造業、建設業などが属しており、それらに従事する工場労働者の多くが青い作業服を着ていたことから、ブルーカラーとも呼ばれる。

3次産業
第3次産業は、流通・販売など目に見えないサービスや情報の生産を行う産業。金融、保険、卸売り、小売、サービス業、情報通信業などが属する。第3次産業の労働者はシャツとスーツを着用しているため、ブルーカラーに対してホワイトカラーと呼ばれている。

6次産業とは、1次から3次までの各産業の一体化を図ること。「6」という数字は、「1次産業×2次産業×3次産業」というかけ算が由来になっている。農林漁業者が、採取した生産物を自ら加工し、販売まで手がけることで、豊かな資源にさらなる付加価値を生み出していこうという取り組みである。

提案

上記引用に対して、私は「教育は一次産業に含まれるのではないか?」と考えた。
なぜなら、教育は、人的資源を生産する一次産業と見なすことができると思うからだ。

だとすれば、同様の考え方を拡げることによって「資源の種類数と同じ数だけ一次産業が存在する」という次の定義が考えられる。

「一次産業」の定義 (案)
ある産業I, ある資源Rについて、「IはRを生産する」と解釈できる場合、産業Iは資源Rに対する一次産業である。

問題

でも、これでは多くの職種が、というか殆ど全ての職種が一次産業に分類され得るのかもしれず、分類自体がナンセンスになってしまうのかもしれない。

また、そもそもn次産業という分類は産業を分類しているのだから、nがいくつであっても何かを生産することは変わらない。
上案は「”一次”産業」の定義というより「産業」の定義になってしまっていて、nによる分類を無効化してしまっているような気がする。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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