見出し画像

只見線で入広瀬村に向かう

 200X年新潟時代の旅行記を続けます。
  
 先日、只見線の入広瀬村の温泉に一泊しました。
新潟の小出から会津までの只見線は、
無電化、単線の典型的なローカル線です。

 小出は冬の豪雪で知られていますが、真夏の暑さも格別。
ある猛暑の夏、(たしか35度だった)
上越線から乗り換えようと、只見線のホームに向かうと、
緑色に塗装された、2両編成のディーゼル車が、
窓を全開にして待っています。

 え、この暑いのに・・・・エアコンがありません。
車両は極普通で、特に旧いとは思えないのですが、
兎も角、エアコンはありません。

 それでも、乗客が10人ほどいたでしょうか。
旅行者(つまりよそ者)らしき人は、我々二人だけで
目立ったのか、年配の女性が話しかけてきて、
どこに行くのかと聞くので、入広瀬村までと返事をすると、
では、ひめさゆり荘で、一泊ですねと、言う。

 え、何故分るのか、と一瞬不思議だったのですが、
只見線は昼間、一本だけだから、行ったらその日は帰れないし、
入広瀬村の宿泊設備は、姫さゆり荘だけ、
なるほどと、納得しました。
 入広瀬駅から宿までの真夏の深緑のまぶしさとともに、
印象深い小旅行でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?