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義理の応援

 2012年7月の日記です。
 
 全国都市対抗野球大会は例年8月に開催されるが、
今年は電力需給の影響から7月に開催されている。
毎日新聞が後援しており、同紙には詳しく出ているが、
他紙には、端のほうに簡単に書いてあるだけで、普通は気がつかない。
各チームの主力選手はプロを目指しており、
個々のレベルは学生野球などよりはるかに高い。
 
 当社に野球部などあろうはずはないが、
義理で応援しなければならないのが3チームある。
内、1チームは予選で敗れたから
後楽園ドームの本戦に出るのは2チームになった。
先方から応援の要請(強制?)があり、
当社の参加者名を提出している。
緒戦は14日と16日、いずれも休日の昼間なので
業務を言い訳には出来ず、行って来た。
 
 先ずは14日、水道橋駅からコンクリートで囲まれた
ヒートアイランド中を歩いて来賓の受付所に行くと、
先方の役員殿が汗だくで丁寧に挨拶する。
応援用の団扇と入場券を渡され、所定の席に案内される。
球場内はエアコンが効いており、
おとなしく座る分には暑くも寒くもない。

応援にはビールが定番

 
 昨年はお弁当やビールの差し入れがあったが、
今年は14時から始まるからか、はたまた不景気故か、何も出ない。
試合が始まると同時に大声で応戦合戦となり、
耳栓がほしいような気もしたが、兎も角応援に参加する。
 
 通常ならビールを飲んで騒ぐのだが、何せ夏風邪中につき、
最初はひたすら時の過ぎるのを願いながら座っていた。
が、赤なミニスカートのチアガールが横一列に並び、
ブラスバンドに合わせて足を大きく上げて踊りまくり、
勇壮な和太鼓の演奏が披露され、
浴衣のおばさん方による郷土の踊りなどもあり、
いつの間にか応援モードになってしまい、
気がつくと大声を出している。
 
 試合は終盤まで一点差でもつれたが、最終9回に再逆転し、
その裏の攻撃をかろうじてかわして
劣勢の試合を何とか勝ってしまった。
相手チームと、応援のエールが交換され、
代表者の挨拶を聞き、それなりに気持ちよく終了。
 
 次いで16日、同じく14時に試合開始、
やはりビールもお弁当も出てこないが仕方がない。
飲みたければ自分で買えばいいのだ。
試合は後半に見事な打者一巡の攻撃があり、
今度は余裕の大勝だ。
 
 両方とも勝ったということは、2回戦も二つあるのだが、
いずれも平日だから業務の都合で参加できない・・・
ことにした。

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