ぱっと目が覚める。6時46分。昨日の夜は寝る直前まで携帯を触っていたからかなかなか眠れなかった。眠れないと思っても携帯には触れず、目を瞑っていたらいつの間にか眠れた。

7時に起き上がり顔を洗う。今日は少し寒くて蒸しタオルのあたたかさがすごくありがたい。耳まで温めるとほんとうにしあわせな気持ちになった。洗濯の準備。いまのところ曇っているけれど洗濯しておこう。白いカットソーに番茶のシミがついていたので先につけ置きをしておく。
穀物コーヒー、番茶を淹れる。今朝はお腹が少し空いているので豆乳グルトとバナナを食べる。豆乳グルトにははちみつとシナモンを入れてみた。雑な入れ方をしたら隣のコーヒーにもシナモンがかかってしまった。

まいちゃんからメッセージ。今日はまた味噌作りをするらしい。黒大豆味噌を作るというのでそういえばわたしも丹波黒黒大豆あるなと思い出す。200gの少量だけれど、味噌を仕込んでみることにした。作り方や材料を検索しまいちゃんに質問したりする。
まいちゃんの畑仕事や手づくりに家族はあまり興味を示さないらしい。まいちゃんとわたしはこれ作った、あれ作ったとときどき見せ合う。作ってどーだったとかこれを使ってやってみたとか話すのが楽しい。お互い興味が出たら自分も作ってみる。手づくりの楽しみを共有できる友は貴重だ。
家にあった黒大豆を洗って水に浸しておく。乾燥麹を買ってこよう。

着替えて化粧もしておく。鼻の周りがかさかさしている。洗濯物を干しひと息つく。黒ごませんべいをぼりぼり。まだ10時。朝が早いと今日やりたいことがみーんな難なくできそうな気持ちになる。だんだん陽がさしてきた。机に向かって絵を描く。コートと椅子の微妙なグリーンの色をどうやって出すのか考える。わからないからひとつ色を取って塗っていく。なんだか違う。他の色をのせて混ぜてみる。うーん。それを繰り返す。

お腹が空く時間も早い。11時にお昼ごはんの準備をし始める。今日は蕎麦にする。産直市場で山芋入りの蕎麦を買ってあった。美味しそう。大根をたっぷりすりおろしておろしそば。トマトはスライスして塩麹をつけて、豆腐には醤油麹をのせる。蕎麦はつるつるでぷるもちっとおいしい。塩麹トマトも最高。お腹いっぱい。お昼ご飯の後休憩して、乾燥麹など買い出しに出かける。

隣の駅のお気に入りの自然食品の店で生麹をチェック。1kg売りだったのでわたしには多い。そのまま恵比寿へ移動してビオセボンで玄米麹を買った。歩いてサーティビオスクへ。ここへ行くのは3回目。国分寺のお店に行かれていたという方がスタッフの方と話をされている。その方はいつも瓶や袋を持参し3ヶ月分くらいの食材をまとめて買っておられたのだそうで国分寺店がなくなってとっても残念だとおっしゃっていた。わたしも1ヶ月に1回くらい、ここへ来るのを楽しみにしている。
今日は期限が迫って5%オフの納豆、黒ごま、入荷したばかりだというメッシュバッグ、小さなティーバッグ、歯ブラシ、瓶を2つ、量り売りでおしょうゆを買った。メッシュバッグは550円くらいだったかな、中身が見えるこんなものが欲しかった。買ったのはMサイズだったけれど、Lサイズも買えばよかったな。
今日はリュックで来たので荷物を詰める。おしょうゆを量り売りしてもらった瓶は液体専用の瓶じゃないので念のため別で巾着に入れて手に持って帰ることにする。量り売りのしょうゆを巾着に入れて手で持って帰るのが新鮮で楽しい。3回目にしてようやく自分で量り売りにチャレンジできた。と言ってもスタッフの方に助けていただきながらだけれど。初めてでもチャレンジしやすい量り売りってどんなだろう。わたしが初めて量り売りを体験した時みたいに楽しそうに眺めるだけで帰っていく方々をみて思った。

食材選びをたっぷり楽しんで16時くらい。この時間は休日でも電車はそこまで混んでいない。座りながら帰れた。
電車を降りてお水ときゅうりを買って帰宅。今日もほくほくのお買い物ができた。買ってきたものをストック場所へ置いたり瓶に詰め直したりする。いい具合に瓶が揃ってきた。味噌を３種類全て瓶に移し替えることができた。明日仕込むお味噌を入れる容器はどうしよう。まいちゃんは四角い琺瑯に入れているらしい。わたしは発酵の様子を見たいから瓶がいいけれど、どうしようかな。

そんなことを考えながら夕飯準備。発芽玄米酒むすひをちびちび飲みながら。開封したての角のある辛さがとれて柔らかくなった。それでも酸味の強い個性のある味。くせになる。
浸水させておいたお米を土鍋に移し炒り玄米をたっぷりとはとむぎの粉、塩を加えて水を入れて火にかけご飯を炊く。その間にぬか床にきゅうりを仕込む。蓋を開けた瞬間のにおいを確かめたら今日はよい香り。ほっとした。ざらざらと塩をこすりつけて半分に切ったきゅうりを漬ける。美味しくなってほしい。
今日のおかずは冷蔵庫の野菜たちを蒸して味噌とアガベシロップとお酢のタレで食べる好きなやつにする。ごぼう、大根と、さつまいもは多めに、ねぎをたっぷりと。ご飯が炊き上がって蒸らしが終わる頃に野菜も蒸し上がる。最近使っていなかったお皿に盛り付けいただきます。お腹が空いて食べる食事、急いで強火で一気に炊いてしまって硬めの玄米が混じったご飯だってものすごくおいしい。

蒸した野菜が本当に大好きだ。くたっとしたねぎの甘み、ごぼうのなんともいえない素朴な味わい、大根のみずみずしさ、さつまいものほくほく。蒸すことで野菜の個性がはっきり分かる。おいしいよ、ありがとう。

今日もわたしはしあわせに無職を過ごす。いまは無職が仕事、胸をはって過ごす。
お風呂から上がり歯を磨いて布団にぱしゃーん。明日は無職、お休みいただきます。