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息子に思う。

今年初めてのnote。
もう2月になってしまった…

ひとつ前の投稿でも書いたが、昨年末に夫の転職が決まった。

それからは新居探しと持ち家の売却、引越し業社の見積もりやらを一気にドタバタと。
あっという間に1月が終わり今に至る。

その辺りもまた改めて投稿できたらなんて。

今回は引越すことを知った長男のことを書き綴りたい。

今住んでいる場所も保育園も大好きな長男に、

この事実をどう伝えるべきか。
どう前向きに受け止めてもらおうか。

この2つに焦点を絞って考えていた。

なんとなく伝える言葉のイメージを掴みかけていた頃、夫との会話の様子や空気感で長男が何かを察したようで。
「おうちどうしたの?」と聞いてきた。

突然だったがこの機を逃すまいと引っ越すことを正直に伝えることに。
案の定、最初はかなり嫌がった。

私なりに考えた言葉で、
「遠くにすごく困っている会社があってね、パパじゃないと助けられないんだって。パパはヒーローになって助けに行くの。長男くんにもパパを応援するために一緒に来てほしいんだ。」

こう伝えると自分もパパのために力になれると思ってくれたのか、引っ越すことを了承してくれた。

とは言ってもまだ5歳。
不動産屋で打ち合わせをしたり周囲に引越しの話をしているのを傍で聞いてたり、ふとした時に目に涙を浮かべながら「引越ししたくない」と言うことが何度かあった。

その都度「新居先にはこんな楽しいことが待ってるよ」「こんな所にも行けるよ」と励ますことでなんとか情緒を保たせていた。

そんな浮き沈みを繰り返しているうちに当初は、
「引っ越すの嫌だ!」
「ずっとここがいい!」
の一点張りだった長男も、

「引越しはいやだな〜」
「でもパパと離れたくもないしな〜。仕方ないよね〜」

こんなひとりごとを言うように。

自分自身に言い聞かせているのだろう。

今保育園では3月のお遊戯会に向けて毎日練習している。
けれども長男は参加できないためみんなが練習しているのを後ろで見ているだけ。

ずっと楽しみにしていたのに。
本当は一緒に出たいよね。

小さいながらも心の中で葛藤を繰り返し、現実を受け入れようとしているその姿を目にすると胸が締め付けられた。

親の都合でこのような苦行を強いることになってしまい、申し訳ない気持ちで溢れてくる。

せめて気持ちが沈まないように、今は甘やかしてあげよう。
毎日精一杯楽しませてあげよう。いっぱい笑ってもらおう。

今私が注力すべきことは、長男の全力フォローと確定申告。

ここが母の腕の見せ所。
あと数週間、長男へできる限りのおもてなしをしていくのさ。

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