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試写会って意外と当たるよね

※こちらのnoteは「noteのcakes」にて2019年3月に投稿されたものです

忘れないようにメモするために「Filmarks」で見た映画や見たい映画をチェックしているのだけど、ニュースの試写会の欄から実写版「ダンボ」の試写会の応募ができるようだったので、申し込んでみたらなんと当選した。

17時半集合のイベントにも参加することが条件となっており、映画も含めたら5時間くらい拘束されるということもあってか、ひょっとしたら倍率はそんなに高くなかったのかもしれないけど、必要事項の“一言あったらどうぞ”の項目に書いたダンボ愛が伝わったのでは?と嬉しい気持ちになった。

イベントには監督のティム・バートンと主演のコリン・ファレル、吹き替えを務めた西島秀俊さんが登壇するとのこと。

実はティムバートンを生で見るのは2回目だ。その時は「ダークシャドウ」という映画のイベントでジョニーデップも来ており、イベンターの知り合いにチケットをたくさんもらって、もったいないから1人寒空の下参加した記憶がある。

ティムバートンとジョニーデップを驚かせましょうと被らされた目抜きの赤い布。1人でこれをやるのはなかなか寂しいものがあった。

2人はこのサプライズにあまり驚いた様子ではなかったが、たっぷり時間を使ってたくさんの人にサインを書いてあげたり、写真を撮ってあげたりと、ファン思いですごく好印象だった。

そのティムバートンと6年ぶりに再会するのだ(一方的に)。

会場はその時の4分の1くらいだったのでかなり近くで見れそう。作品のコスプレをしている人が沢山いて、色紙や過去のパンフレットを持った本気のファンが所狭しとスタンバイしていた。

花粉症のせいもあって毎日寝不足なので、本当に申し訳ないけど彼らの登場を待つ3、40分が苦痛だった。床がカーペットなので登場するまで横になりたいくらいだった。カーペットって土足でもフローリングよりキレイな気がしちゃうのはなぜだろう。

ディズニー映画の中でダンボが1番好きなのだけど、お母さんとダンボの、鼻だけの再会シーンは毎回嗚咽するくらい泣いてしまう。それが今回のダンボでも再現されているらしく、会場で流れた予告でそのシーンを見たら、涙が止まらなくなり、あまりのフライングっぷりに恥ずかしすぎて鼻水をわざとズルズルさせて花粉症でこんな状態なんですよというふりをした。

父親っ子だと思われがちだが父親とはただの親友なだけで、本来はバリバリのマザコンだ。いつかいなくなるなんて考えたくない。もし自分が武士か何かで自決しなきゃいけなくなったら真っ先にお母さんを想像すると思う。

泣き顔をごまかしているうちに西島さん、コリンファレル、ティムバートンの順に登場。涙がなかなか止まらないので、スターに会って泣いているひとみたいになってしまった。

撮影は一定時間OKだった。

3人とも丁寧にサインや取材に応じる。西島さんが近くにいた時は若干古いが“あすなろ白書の人だ”と心が踊った。

目の前でサインをもらっているのを見ていたら、なんだかその集団に紛れたくなって、画用紙くらい強度のあるチラシを差し出してみた。

なんと、ティムバートンからサインをもらってしまった!

サインや取材を終えた3人がステージに上がり、イベントのメインがスタートした。コリン・ファレルとティム・バートンはずっとふざけていた。言うことを聞かないおじさん達だった。

西島さんは、監督からコリンファレルの息継ぎにまで細かい指示が入ったりと、徹底的に作り込む中で、コリンファレルの演技の繊細さを知ったと2人とは対照的にずっと真面目な回答だった。

程なくしてイベントは終了、新宿のTOHOシネマズに移動してダンボを鑑賞する。

みんなと違うところを個性としてポジティブに、そして自分の武器に変えていくと言ったテーマや、ダンボ好きがもれなく好きな汽車のオープニングやピエロのサーカス、ピンクの象のシーンなどは原作に近かったが、完全に人間寄りの視点で、全く新しい物語だったように思う。

お別れや母親のシーンではやっぱり苦しくなって泣いたけど、原作と比べる必要はなく、面白く鑑賞できた。

また応募しちゃお!
Filmarksさん本当にありがとうございました。

ちなみに先日事務所からある映画の試写会のお知らせが来ていたが、インスタのフォロワー数2000人以上が対象だったので参加できなかった。

試写会の帰りの電車に鳩の羽が落ちていた。

ダンボは最初、カラスの羽を魔法の羽だと思い込んでお守りに持ちながら空を飛ぶんだけど、ダンボを見たタイミングで羽が落ちてるのはすごいなぁと写真を撮った。

2019年3月14日

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