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「曖昧なものを曖昧にしたまま置いておく」という選択肢

今までたくさんの本を読んできましたが、
わたしが生きていく上でかなり役に立ったなと思っているのが
この本から学んだ考え方です。


「ネガティブ・ケイパビリティ」と言われると
英語だし長いし、なんだかわかりにくい。

そして、何年も前に読んだので
もしかしたら少し解釈がズレているかもしれないのですが。。。


わたしの中では、
『曖昧なものを曖昧にしたまま置いておく力』
『グレーなものをグレーのまんま置いておく力』
のような感じに捉えています。

悩みは、全て解決しないといけないと思っていませんか?

わたしの場合は、大学生くらいから色々な悩みが湧いてきて、
それをネットで検索して、答えを探すというのがお決まりでした。
Google検索が広まってからは、大体ググれば何でも答えが出てきます。


日々湧いてくる色々な悩みに対して、これは白、これは黒とか。
こうやれば良いんだと解決策を探しまくっていたのですが、
これ!という決まった答えに出会えないこともあります。

例えば、「わたしはなぜこの世に生まれたのだろう?」とか(笑)


哲学的な話とか、個人的な話はなかなかググっても明確な答えは見つからないですよね。


でも、ネガティブ・ケイパビリティを知る前は
「なんとかして解決せねば!」ってなぜかすごく思っていました。

というか、
“問題(疑問) = 解決しなければならない“
という式が頭にあった気がします。

でも、この本を読んで。
あ、答えが出ない曖昧なもの(=グレーなもの)をそのまま置いておいて良いんだと。


こんなの本を読まないでも自分で気づく人が多そうですが(笑)


わたしの場合は、この本を読んだ時に、
『わからないものをわからないまま置いておく』
そういう選択肢が生まれました。


この選択肢があるのとないのとでは、
結構人生のアップダウンの波に違いがあるのではないかと思っています。


おそらく、目の前のことに没頭してしまって目を離せない人は、
グレーのまんま置いておくという選択肢があまりないのかなぁと。


もちろんすぐに解決できることはしたほうが良いですし、
何でもかんでも置いておけば良いというものではないですが、
この問題を解決できる適切なタイミングが来るはずという気持ちで、ちょっと置く。


その適切なタイミングを待つというのも、
とても有効な選択肢だなぁと日々感じています。


先日、友人と話しをしていて面白いなぁと思ったのが、
友人は頭の右上くらいに仮想の本棚があるらしく。

解決できない問題とか、ちょっと置いておこうというものを
その仮想の本棚にヒョイと置いておくらしいんです。

そして、時が来るとその置いておいた問題の答えが直感的に閃いたり、
何かのタイミングでふと思い出して意味がわかってしまうのだとか。

わたしの場合は本棚がないので、
頭の中のその辺の空間にふわ〜んと放り投げるだけなのですが、
恐らく仮想の本棚は同じ役割だなぁと。

もしかしたら、人それぞれにこういうやり方を持っているのかなと思ったら
面白いですよね。


もしこんな考え知らなかった!答え探しに必死だった!という方がいたら、
グレーのまんま置いておく選択肢を増やしてみてください。


ちょっとだけ楽に生きられる気がします!


あなたは曖昧なものがやってきた時に、どんな対応をしていますか?
あなたの中にも“仮想の本棚“のようなものがありますか?

今日はなんだか真面目モード。
風邪をひいているからかな〜(笑)


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