メガネ

メガネ

澤 祐典
00:00 | 00:00
ぼくはハナウタから曲が生まれるまで伴走する『作曲事始』という仕事をしていて、その中でよく「どんなことでも歌になる」と言います。

この曲は、そのお手本みたいなもんですよね。
中学ぐらいからずっとかけていて、もう顔の一部といってもいいメガネ。
そのメガネから見た景色について書いてみました。

 * * *

『メガネ』

作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔

ほぼ顔として 生きてきた

ずれまくって また直して またまたずれて
視界をクリアにできたんなら
すこしは マシになるか

ずれるたんび かけ直して それでもずれて
ひとりぼっちの夜 上をむいても
鼻の先に きみがいた

とても大事な役割を まかされてきた
いらいらするときも いつもすぐそばにいた
どうしょうもないほど ひどく落ちこんだ日も
なにも言わないまま おなじ夕焼けをみた

メガネは いまも鼻の上で
だれにも気づかれないまま
「ガンバレ!」って言ってるんだ

メガネはみな 気づかれないところで
ひとのしあわせを いのっているものなんだ

よーく みてごらん

ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔

ほぼ顔として 生きてきた

記事を読んでくださって、ありがとうございます。 いただいたサポートは、ミルクやおむつなど、赤ちゃんの子育てに使わせていただきます。 気に入っていただけたら、❤️マークも押していただけたら、とっても励みになります。コメント、引用も大歓迎です :-)