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なんとなく、じんましん(?!)

昼すぎ、昨日の寝かしつけで疲れた奥さんを休ませようと「寝乳」に入ってもらった矢先に、

「赤ちゃんの顔が真っ赤!」

と声がした。

見ると、顔のあちこちが赤く腫れたり、ブツブツができたりしている。

こんなのは初めてみるので、あわてて、近所の小児科へ駆け込み受診。

いったいなにが原因だろう?
離乳食だろうか、最近気に入っているおもちゃでかぶれたのか、それともスタイを漂白しているからだろうか、病院までの道をいろんな原因で頭がいっぱいになりながら歩いた。

小児科の先生は赤ちゃんを診てすぐに「じんましんができていますね」と言い、普段食べている離乳食に問題がないことが分かると、

「赤ちゃんは何の原因かわからないのに、じんましんになることがあるので」

と言った。

?!

原因不明でじんましんが出るって、そんなことあるの???

ずっと原因を突き止めようと思っていた僕の頭は、ぽかーんとしてしまった。

病院を出た後、奥さんは薬局にじんましんの薬をもらいに行き、僕は抱っこひもで赤ちゃんと散歩。しばらくすると、赤ちゃんはうとうとしはじめて、その後、すうすうと気持ちよさそうに寝てしまった。

一時間ほどして、奥さんが帰宅。
すると、驚いたことに、赤ちゃんの顔からあのじんましんが消えていた。

「なんか・・・なくなっちゃったね」

あのあわてた時間はなんだったのだろう。
原因が分からず現れ、原因が分からず消えていった「なんとなく、じんましん」であった。

どんなことも「原因→結果」になっていると思って暮らしてきたけれど、こんなふうに、なんとなくはじまって、なんとなく終わる「???→???」みたいな現象もあるんだなあ。

あまりに訳のわからない結末に、もう一度、ぽかーんとしてしまって、でも、人生の真理に触れたような気持ちになった。

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