JASRAC絡みの裁定と、むしろ「通知」について思う事


日本音楽著作権協会(JASRAC)は8日、記者会見を開き、音楽教室からの音楽著作権料の徴収を4月1日に始めると発表した、とのこと。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27868690Y8A300C1CR8000/

色々と騒ぎになりそうなやつですよねぇ……。


で、元ネタの一つ。文化庁長官の「裁定」と「通知」の話。


http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1402106.html?platform=hootsuite


裁定の末文に、こんなことかかれてます。

「以上のことを踏まえ,文化庁長官として,相手方に対し,本裁定とは別に,本件使用料規程の実施に当たって社会的混乱を回避すべく適切な措置を採ることを求めることとする」


 つまり、文化庁長官「JASRACさんよ、混乱させないようにな? 別途通知するからさ」ってわけですね。


そして、件の、文化庁長官からJASRACへの通知が、こちら。http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2018/03/07/a1402106_03.pdf


 要は、「まだ訴訟してる最中なのよね? 訴訟の結果待たずに徴収しちゃうと、やり方下手だと混乱するからね? 社会的混乱は回避するように措置取ってね?」

 って言われてますね。(3月7日にそう言われた)

 それを踏まえて、3月8日(よく、たった1日で判断できるなぁ……)、JASRACの記者会見なわけです。


 この流れだと。


 「裁定で容認」「裁定で容認」と報道で言われているけれど。

 「文化庁長官の通知」の方も、もっと露出した方が良いんじゃないかなぁ、って思います。


 ちなみに、「社会的混乱を回避すべく適切な措置」ってあるけど、「社会的混乱」の中には、ネット民が「ふざけんな!」って騒ぐ炎上とかは、入ってなさげなのかな? どうでしょうね……?

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