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Learning to Learn 学びの方法論 「英語」「プログラミング」の学習方法の共通点と「マインドセット」

「英語」「プログラミング」
どちらも「目的」を叶えるための「手段・ツール」に過ぎない訳ですが、
この二つの言語・スキルに習熟していくことを通じて、色々な可能性と世界は確実に拡がるということは疑いようのないことでしょう。

今回は「勉強法・学習法」「その目的」「マインドセット」について少し書いてみたいと思います。

筆者は10代の時に日本という国から出て、広い世界をこの目で見てみたいという本当に漠然とした想いがあってその目的を叶えるために「英語」の勉強を始めました。広大な自然がありそうというイメージだけで、渡航先は「カナダ」に決めました。

当時(1990年代後半)アメリカやカナダの大学に留学するにはTOEFLの試験を最低でも550点以上(今みたいなコンピュータで行われるものではなく、ペーパーベース・答案用紙に鉛筆でマークアップする形式)
取得していないと入学できなかったので、まずはその試験を合格するための勉強を始めました。

基本的に独学で勉強する必要があったので、どのように勉強したら上達できるのか英語勉強法について書かれた本を片っ端から読んだのを覚えています。

当時はインターネットで検索すれば、溢れるような情報にアクセスできるという時代ではなかったので、(グーグルの創業は1998年、株式公開は2004年)すべて書籍を通してそういった学習方法について調べていました。
ただ書籍だけの情報でもその手の本は当時けっこう沢山あって、中でも千野栄一著「外国語上達法」はとても参考になったし、松本道弘氏の英語に関する本は図書館で借りて、かなりの数を読んだのを今でも覚えています。

そして「英語の勉強法」について最初に勉強してから、
先達の勉強法・上達法を適宜参考にして、自分なりの勉強法をつくっていったような気がします。

ただTOEFLを550点取得するという直近の目標もあったので、TOEFLに関する参考書や過去問をやったり、
短期的にTOEFLの対策講座を提供している学校にも通いました。

色々と試行錯誤しているうちにお陰様で無事にTOEFLを550点以上取得することができました。

そして90年代後半当時まだインターネットが一般的でなかった当時
確か「カナダ留学ジャーナル」などの雑誌で見たカナダのブリティッシュ・コロンビア州の片田舎にあるコミュニティー・カレッジの
ホームページアドレスとEメールアドレスをメモして、その大学にメールを送って願書を取り寄せ、TOEFLのスコア証明書のコピー、志望動機やなんかと願書を国際便で返送した事を覚えています。

いま振り返ってみて、直近のTOEFLのスコアを取得するという目標はあったものの、中長期的視野に立って、まず「英語の勉強法」「英語の勉強に対する心構えやマインドセット」に関する本を沢山読んで、「自分なりの英語勉強法」をつくっていこうと試みたことはとても賢明だったと後になって気がつきました。

なぜなら間違った方法、間違ったマインドセットで勉強を続けてしまうと
とても遠回りになってしまい、時間を無駄にしてしまいます。
時間だけでなく高額な英会話学校などに無駄なお金を支払うことになってしまうかもしれません。

しまいには上達や成長をを感じることが出来ずに、
勉強を継続できずに途中でやめてしまう事にもなりかねません。

だから自分の「目的 (WHY なぜ)」「勉強・学習方法(HOW どうやって)」そして「マインドセット」を観察、実践、検証してみて自分に最適化された勉強方法をつくっていくことは勉強を楽しみながら継続する上でとても大切だと思うのです。

①「目的」は(WHY なぜ)の部分、
②「勉強・学習方法」は(HOW どうやって)の部分、
③ そしてその裏で動いている「マインド」や「モチベーション」
(OS オペレーティング・システムみたいのものかな)

この辺りの3つの事の観察、実践、検証のループを回し続け、
勉強のプロセスの変化に応じて柔軟に適宜①②③を明確化していく

こういった事が独学を楽しみながら継続していく上での
重要な鍵になると理解しています。

18歳頃から英語の勉強をスタートして、
上記ような方法で工夫しながら、基本的に独学で英語の勉強を継続した結果、約1年後TOEFLを550点取得後カナダのブリティッシュ・コロンビア州のコミュニティー・カレッジに1年間語学留学を経験することができました。

ただ授業にはあまり出席せずに、古本の洋書をインターネットを使って購入して当時自分が興味があった分野の社会学、心理学、哲学、宗教学、ヨガ、自己啓発などの本を知的好奇心に従って沢山読んでいました。

「広い世界をこの目で見てみたいという漠然とした理由でカナダで語学留学」という一番最初に英語の勉強をスタートした頃の動機、目的はすでに変化、アップデートされていたので、「異文化で英語を勉強する」というよりは「英語をツールとして使い始め、知的好奇心に従って自分というもの、世界というものを探求する。」というようなものに自然となっていました。

そして様々な本を英語で読んでいる中で偶然にもパラマハンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」や彼が書いた他の著作と出会い、
人生観が変わるくらいの感銘を受けたのを覚えています。

このパラマハンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」は後になってスティーブ・ジョブズがiPadに唯一ダウンロードしていた本として一躍、
世界的に有名になった著書です。

そして自分でも本格的にヨガを学び、モンク(僧侶)の生活を体験したいと思いいま振り返ってみると若気の至りですが、パラマハンサ・ヨガナンダが創設した米国カリフォルニア州にあるSelf Realization Fellowshipの
youth部門の僧侶としてのヨガアシュラム生活の体験ができるプログラムに参加しようと決めました。

カナダから一度日本に帰国して、アルバイトをして渡航費、滞在費を稼ぎ
米国カリフォルニア州サンディエゴ Hidden Valleyという所にある瞑想アシュラムに滞在する経験をしました。このアシュラムはその当時は色々な国の出身の若者が長期滞在して、パラマハンサ・ヨガナンダの教えとヨガを学びながら共同生活を体験できる場所です。
日本人は誰もいない環境の中、キッチンやガーデンでも働きました。
英語のスピーキング能力で言ったら、この頃が英語を実際に話す機会があったので、一番話すことができたかもしれません。

確かここには8ヶ月程滞在したのだと思いますが、ヨガや瞑想を学びながら色々な人々と一緒に共同生活をすることを通して自分の人生にとって非常に貴重な経験になっていると今でも思います。

この頃になると「英語の勉強」というのは本当に何か目的があって、それを実現するために使う純粋なツールになっていたので、もはや英語を勉強するという意識は殆どありませんでした。

まだまだこれ以降も私の英語遍歴は続いていくのですが、
つらつらと書いてしむと、本題から逸れて非常に長い文章になってしまうので、あと一つのエピソードだけ書かせて頂ければと思います。

僧院(アシュラム)生活の半年以上経験してみて、
僧院ではなくても世間の中に居ながらもヨガ、真実、涅槃、悟り、覚醒への道を歩むことができるのではないかという想い、考え方の変化もあり、
そのままモンク(僧侶)になるより一度日本に戻って普通の世間を体験したいと思うようになっていました。

そして日本に戻って大学に入ることにしたのですが、
当時ハーフの人や帰国子女が殆どで授業はすべて英語で行われるという上智大学比較文化学部を受験することに決めました。

必要な条件はTOEFL600点とSAT(大学能力評価試験)という米国のセンター試験のようなものである程度のスコアを取る必要があったのですが、それまで学術的な本も含めて多くの洋書で読んでいたので、試験は難なく合格することが出来ました。
あと推薦状が必要だったので、8ヶ月滞在した米国の瞑想アシュラムに推薦状はもらいました。
そしてお陰様で大学に浪人などすることなく、一発で合格することができました。

中学、高校と英語の成績はあまり良くなかったですが、
上記のような事を経験することが出来たのは、
独学で継続的に楽しみながら勉強を続けていくには、自分の「目的 (WHY なぜ)」「勉強・学習方法(HOW どうやって)」そして「マインドセット」を観察、実践、検証してみて自分にとって効率の良い勉強方法をつくっていくことの重要性に気がついていたお陰だといま振り返って理解しています。

①「目的」は(WHY なぜ)の部分、
②「勉強・学習方法」は(HOW どうやって)の部分、
③ そしてその裏で動いている「マインド」や「モチベーション」(OS オペレーティング・システムみたいのものかな)


この3つを観察、実践、検証してみることは
英語に限らず何かしらのスキルに習熟する上で
やはりとても大切だと思います。

どの分野のスキルセットでも
この鍵は応用がきくと思います。

先に「目的」「やりたい事」があって
その手段・道具として「英語」をどのように使うかが重要であり、「プログラミング」も同じです。

「プログラミング」という手段・道具を通じて、「つくりたいもの」「解決したいもの」「表現したいもの」「実現したいライフスタイル」などの目的を叶えるためにあります。

筆者は30代後半からプログラミングを本格的に学び始めましたが、
それは時間的、場所的に自由な働き方を実現することで自分が望むライフスタイルを送りたいと思ったからです。

プログラミングやITスキルの勉強・学習も基本的に英語の上達方法と同じような方法で取り組んでいます。長期的に継続的に楽しんで勉強を続けたいと思うからです。

そしてプログラミングに関しては、圧倒的に英語の情報の方が量が多く、クオリティーも良いですし先に進んでいるので、「英語でプログラミング」を学ぶことに決めました。

この辺りの情報も少しずつ知見が貯まってきつつあるので「おすすめプログラミング英語教材」などのカテゴリーで発信していければと思っています。

「英語」「瞑想」の約20年の遍歴に比べてしまえば、まだまだプログラミングに関しては始めたばかりですが、それでも一、二年継続して取り組むことで今では継続的に制作会社やエンドのお客様からお仕事をいただき、
今年の5月からは信州聖山の2千坪の森の中でパートナーと一緒に住みながら、リモートワークして時間や場所に縛られないライフスタイルを実現することが出来ています。

現在はその信州の2千坪の森の中で
以下のようなキーワードで

Co-Creation 共同創造
Co-Creation with NATURE 自然との共同創造
Co-Creation with Every Creature 生きとし生けるすべてのものと
Co-Creation with Brotherhood and Sisterhood 想いを共にする友人たちと

Meditation瞑想
Deep-Connection with oneself 自分自身との深い繋がり
Deep-Connectionwith mother nature 母なる地球との深い繋がり
Deep-Connection with Brotherhood and Sisterhood 
想いを共にする友人たちとの深い繋がり

PermaCulture パーマカルチャー
Care for the earth地球への配慮
Care for the people人への配慮
Fair share分かち合い        

持続可能な“懐かしい未来”に向けて生きる人々のための
スペースをつくっています。

滞在型のメディテーションセンターを軸として、人が森に還り、
自然の一部として在る暮らしを創造し共有していきます。

すべての人が本当に心の底、魂の底から寛げる瞑想・リトリート、Co-Creationスペースの創造を準備しています。


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