見出し画像

【映画感想】完全完結は清々しい!ジブリ的?な世界観を堪能しよう!

■鑑賞日

令和5年10月2日

■映画名

大雪海のカイナ ほしのけんじゃ

■個人的点数

90点 綺麗なエンディングは良好!

■概要

テレビシリーズで全11話を終えて、しっかりとしたエンディングを迎えていた作品です。テレビシリーズも割と好評のまま終了したので、映画版でヤブヘビにならないか心配でしたが、杞憂に終わりました!今作で完全無欠なエンディングを迎えます。とても好感を覚える、良質なエンディングを迎えるため、後味の非常にいい作品です。物語も全体的にピタッとまとまっている印象で、引き込まれやすく、ストレスフリーで鑑賞できます。
あまりメジャーではないので、知らない人も多いと思います。しかし、観て正解!と言えるお勧めの作品に仕上がっています。
では、徒然なるままに行ってみましょう!

■徒然なるままに

◎なんとなくジブリ?!

当作品は、なんとなくジブリっぽいと紹介されているのを見かけます。うん、なるほど。その例えは、それほど的外れではないな。と納得します。
物語の根底に「地球浄化」的な話が見受けられ、更には「蟲」の存在もクローズアップされることも多いため、「風の谷のナウシカ」と印象が被るのかもしれません。

実際は、言われているほどに被る要素はないとは思うので、あくまでイメージの話かと思います。文明の滅んだ、未来の星。そんな設定にもワクワクしますからね。私としては、どちらかというと「翠星のガルガンティア」という作品を思い出しました。はっきりいって、相当にマイナーな作品となっておりますので知らない人、、、多いですね。笑

◎話はスッキリまとまっている

前述したとおり、物語はスッキリまとまっており、かなり安定しています。話に置いて行かれる感覚は終始なかったのは、結構凄い事だと思います。ただ、テレビシリーズの視聴は前提条件です。もっとも、劇場版を観に行く人の多くはテレビシリーズを観たから足を運ぶのかと思うので、気にする必要もないとは思いますけども。事実、作品自体もテレビシリーズ未試聴者を気にしている感じは受けませんでした。笑

◎話は完結するも謎は説明なし

この作品には、多くの謎があります。なんで「大雪海」に埋もれた世界になってしまったのか。「賢者の時代」とは何なのか。他にも多数です。いずれもまともな説明は最後までありませんでした。パンフレットにも何も記載なしのため、気になりますけども・・・結構自己完結して何とか理解しました。
様々な謎に対する解答はないにも関わらず、モヤモヤはそれほど残らないってのは不思議な話です。話自体のバランスがうまくとれているからなのかもしれません。

◎映像は独特

別に綺麗じゃないとかそういうのではないです。でも、独特なのは間違いないです。私は平気でしたけど、好き嫌いはあるかと思うので拒絶する人もいるでしょう。

何となく、「シドニアの騎士」に似ている。と思ったら、どうやら同じ世界の話みたいで、ビックリしました。

◎続編あるのかな?

話自体は完全無欠に完結しているものの、続編を作ろうと思えば作れる余地を残しています。しかし、個人的には蛇足になるような気がするので、あえて作らない方に一票です。どちらかというと、同じ世界観を共有している別の作品をつくる形で続編?を考案してくれると嬉しいなぁ~。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?