2018 FIFAワールドカップロシア グループH 日本代表対ポーランド代表 プレビュー

2018 FIFAワールドカップ グループH 日本代表の対戦相手はポーランド代表です。

ポーランドの攻撃の特徴

ポーランドの攻撃の特徴は、サイドからボールを運ぶ回数が多いことです。

ポーランドは、4-4-2というチームオーガニゼーション(システム)を採用しても、3-4-3というシステムを採用しても、攻撃のときは、DFの位置に3人が立ちます。4-4-2の時は、10番のクリホビアクが2人の中央のDFの間に立ちます。

ただ、この3人のパス交換ですが、センターラインを越えるときに出すパスの方向は、必ずサイドです。中央のMFがボールを受けて、中央からボールを運ぶ回数は、サイドからにくらべるど、少ないと感じています。

サイドからの攻撃が多いのは、ポーランドの中央のDFが、ボールを扱う技術が低いため、相手の守備者の間を狙ってパスを出せないからです。したがって、ポーランドの攻撃は、サイドへのロングパスか、FWのレヴァンドフスキへのロングパスの2つのパターンになります。

ただ、ロングパスの精度は高く、レヴァンドフスキもサイドの選手も競り合いには強いので、ロングパスで守備者の背後を攻撃されると、シュートチャンスを作られる確率は高くなります。

日本代表としては、守備の際に、「ロングパスを蹴らせる本数を減らすのか」、それとも、「ロングパスに競り勝つのか」どちらを優先するのかが、求められます。

この試合のスターティングメンバーは、セネガル戦から入れ替えると言われております。

日本としては、「ロングパスを蹴らせる本数を減らす」事を選択したいのですが、試合中の気温が30℃を超えると言われる天候の中、ロングパスを減らすには、メンバーを入れ替え、走れる選手に、出来るだけ相手ゴールに近い位置で、守備をしてもらう事が得策です。もし、メンバーを入れ替えるのだとしたら、そんな背景があるのではないかという事を、頭に入れておいてください。

ポーランドの守備の弱点

ポーランドの守備は、2つの弱点をかかえています。

1つ目は、FWがほとんど守備をしないということです。特にFWのレヴァンドフスキは、守備時は中央のエリアに立っているだけで、ほとんど動きません。したがって、セネガル戦に比べたら、楽にDFはボールを持てると思います。

2つ目は、DFのスピードが遅いことです。特に中央を守るDFは、背後のスペースを守る時にボールを追うアクションが遅く、相手FWのプレーに後手を踏んでしまう事がありました。

日本代表としては、2つの弱点を踏まえて、こんな攻撃を仕掛ける事を想定しているはずです。

1つ目は、DFの背後をロングパスで狙う攻撃です。ロングパスで1点取れれば良いですが、相手のDFにロングパスを警戒させ、DFが守る位置がポーランドゴールに近くなればOKです。

2つ目は、FWとDFの距離が空いたら、守備者同士の間でボールを受け、中央からボールを運ぶ攻撃です。

この試合では、乾に代わって、宇佐美の出場が予想されています。宇佐美も乾と同様に、相手が守る間でボールを受けるのが得意な選手です。コロンビア戦の後半、セネガル戦と、守備者の間で受けるプレーが上手く機能していました。

僕はこんな予想をしていますが、どの攻撃も、ある程度機能すると思います。どの攻撃が有効になるのか、どの攻撃が上手くいかないのか。上手くいかないときにどうするのか、注目したいと思います。

西野監督が示した川島への信頼

ポーランド戦前日の記者会見に、西野監督は川島を連れて臨みました。記者会見は、通常キャプテンもしくは出場する選手が臨むことが多いと考えると、ポーランド戦は川島が出場するのだと思います。

セネガル戦では川島はミスをしましたが、その後上手く立て直しました。よく、ミスをしたら替えた方が良いという言葉を目にしますが、ミスをするたびに選手を入れ替えていたら、起用出来る選手なんていなくなってしまいます。

会社でも「あいつはダメだ」と言われることがありますが、そんな声をいちいち気にして、会社なんて運営してられません。人としてダメだとか、そういう理由であれば別ですが、一度のミスだけで代わりの選手を起用してたら、組織なんて成り立ちません。むしろ、マネージャーの仕事は、部下のミスをいかにカバーして、信頼を示すことだと思います。

西野監督は、川島を記者会見に出席させるという行動で、川島への信頼をチーム内外に示しました。他の選手は「うちの監督は選手を信頼している」「一つの失敗で干されたりはしない」と感じたのではないのでしょうか。

川島も記者会見を逃げたりせず、きちんと受け答えしていました。ポーランド戦は大丈夫だと思います。川島のプレーに期待したいと思います。

1本のパスを繋ぐためにどれだけの手間をかけているか

ポーランドは予選リーグ敗退が決まっていますが、簡単に勝てる試合にはならないはずです。

ここまで日本代表は素晴らしいプレーを披露していますが、緻密に、正確に、チームとして決めた事を実行しているからこそ、上手くいっているのだと思います。

プレーの成功、失敗の差は紙一重だと思いますし、1本のパスを繋ぐために、どれだけの手間をかけているか考えると、ここまで勝ち点4を積み重ねているとはいえ、楽観視は出来ません。

どんな試合になるのか、楽しみです。

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西原雄一

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