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【2022冬】見た映像作品レビュー(映画/ドラマ/アニメ)

オッス、青子です。
2022年冬、1月〜3月に鑑賞した映像作品をまとめました。

(その期のアニメ全然見てない感がオタクとして恥ずいが見逃してぽちい…)

この中から特に自分的に良くも悪くも感想が多かった作品について語ります。
ネタバレオンパレードになりそうなので下↓の目次を参考に気になったものだけ飛んで見てください。(ネタバレ上等な方はそのままドウゾ)

[映画] 22年目の告白-私が殺人犯です-

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存在はもちろん知っていましたが旦那に勧められて見た作品でした。竜っちゃん〜いいよ〜いい!!
藤原竜也さんといえば私の青春時代のほぼすべてを占めた『DEATH NOTE』と『バトル・ロワイアル』なのですが、今作の藤原さんは初めはこの世をその手に取った無双状態の夜神月、そして後半は愛する者を奪われて苦しむ七原秋也のようでした。
作品自体のどんでん返しもさながら、途中で殺人鬼から恋人を殺された哀しい男へ人格が変わる様が見れてそれだけでも見応えがあり面白かったです。
特に最初悪役を演じる藤原さんが個人的に本当に好きでした。追い詰められてジタバタした藤原さんのお芝居も好きなのですが、やはり私は憎いくらいの天才を演じる様が好きですね〜。

[映画] 劇場版「SHIROBAKO」

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SHIROBAKOね、大好きなんですわ……。特に制作に関わる仕事の人は絶対好きだから見てほしい。
そんなオイラ、SHIROBAKOが好きなあまりアニメを見切ったあとのロスが壮大すぎて2020年公開も数年間劇場版を見れなかったわけです。見てしまうとこの作品が本当に終わってしまう気がして。
しかしだいぶSHIROBAKO最上級熱が下がった今年、満を持して見たわけです。

舞台は本編から4年後でいろいろと意気消沈したみゃーもりの現場でした。私が好きなのはみんなが隈を作って活気のあるSHIROBAKOの雰囲気だったので、始まりからその活気が無い状態に一抹の不安を覚える私。
しかし相変わらずのしっかとした社畜アニメっぷりがあり、安心する私。
そして4年経っているのにまるで誰一人成長なくメインの女子たち全員もれなく服がダサいところにさらに安心。(SHIROBAKO女性陣の服ってほんとオタクが好きそうでリアルだよね)
しかし女子たちは立ち位置が成長しており、ピッカピカの新人!から少し良いところを任せられてる様がとても良かった。下に人もついて、自分の手一杯な作業から指示する立場になっている。誰一人その仕事を挫折することなく精一杯現場で右往左往する様が素晴らしい。
でもこんなにミュージカル要素高かったけ?となるくらいみゃーもり歌うね。こんなだっけ?すごい尺使うやん。

正直ストーリーは「普通に良い」という程度でした。自分の中では。
アニメが良すぎたせいか、映画はそれの延長線「もう一回アレやろう!」という気迫がまぁ良かったなという。
新しいことに挑戦するためにかつての戦友が戦場に集結しワーッと戦ってまた去っていきましたとさ……という少しさみしい感じもありましたが、SHIROBAKOファンには「これこれ」といった感じでした。またやってくれてありがとうございます。という感謝の気持ちが残る作品でしたよ。

[ドラマ] ミステリと言う勿れ

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第一話からかなり持っていかれましたね。台詞回しがとにかくすごい。こんな考え方でアプローチする主人公というのがとても新鮮でした。論破加減も聞いてて気持ちいいんだ、コレが。
菅田将暉さんの喋り方も、早口なのにとても聞き取りやすく声のトーンも邪魔せずで非常に良かったです。たまに普通の大学生らしい可愛い感じもえがったえがった。

原作でも人気のエピソードである炎の天使の話はまるで映画のような超展開に特に惹きつけられました。
早乙女太一さん、ふつくしい……。こんなにお綺麗だったかしら。まるで漫画から出てきたような非現実な整い方。
岡山天音さんの演技もすごかったですね。全く違和感のない自然なお芝居が上手すぎて、登場冒頭からなんとも言えない気持ちの悪い男という嫌悪感が私の中で生まれていて、最後にあの部屋でのサイコな絶望感。すごいなぁと……。(香音人の部屋の作りも真実がわかった瞬間見事に反転してて雰囲気最高で良かったです。鳥肌〜)
あとライカをやっていた門脇麦さんの演技もとても良かったですね……声のトーンも喋り方もすごく萌えたゾ。ああいう女性と出会ってみたい。
ライカと整の別れ、その人はそのままそこに存在するのに永遠にその人ではなくなってしまう……そんなどうにもできない寂しさと切なさに思わずジワリと涙が。焼肉屋で美味しいねと笑い合う二人はとても素敵な友達でしたね。

全体通しておしゃれな作りだしチープでないしテンポも良くて個人的にはとても良作
ただ一つ言うなら、若干第一話が良すぎた感があるなと思いました。後半につれて整の熱弁が少なくなっていったので。(ドラマなので尺の関係上仕方ないですが)
またニワカながら原作も少々読んだのですが、ドラマで完全ヒロイン化している風呂光はやっぱり空気でした。まぁそうだよね。

[ドラマ] 真犯人フラグ

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わりと今の時代のドラマよくある演出なのですが、ネットにめちゃくちゃ反響あってそれに翻弄される登場人物たち……という絵面が実はあまり得意ではなくてですね。なんかすごいチープに見えるんですよね。無理やりやってる感というか、作りもののネットの住民たちというのがあまり好きではないというか。
序盤が結構そのチープ感が私の中であったので苦しかったのですが、ぷろびんくらいの振り切った迷惑系YouTuberみたいなおもしろが出てきてくれたことでどんどん面白くなった印象でした。シバターさんやせやろがいおじさんのパロが出てきて、「ああ〜結構本気でネットの住民作りたいんだな」と思って。

ミステリー見ていて犯人コイツかな?と少しだけ考えながら見るのですが、今回はもう考察してくことがネタバレになりそうでしませんでした。最初から最後まで毎週タイトル回収の嵐で怪しい人しか出てこない。
そしてもうね、香里奈さんが怖い怖い。美しい顔だからこそなおですね。生駒ちゃんもなんか顔は妙に可愛いのに頭おかしい女っているよねっていうのが見事に具現化されてて。良かったです。あと竜ちゃん怖い!!芸人さんがやる狂気キャラってなんであんな良いんだろう。
ストーリーは特に心動かされることはなかったので全体通してまぁよくできてるな〜という感想。笑いもありテンポも良く。
ただ最終回、あの友人二択で個人的にはやっぱり絶対犯人じゃなさそうな方が犯人が良かったなというワガママが生まれちゃいましたね。ああ〜そっちか〜……という感じがちょっとあり。物語の中でも真帆に結構執着してそうだったのでエッ!っていう感じもなく。真帆やっちゃってからめちゃくちゃ死姦しまくってそう……という感想でしたw

そして「あな番」未視聴なのであな番キャラ出されたときはあっヤメテ……となったユーザーです。まぁ前作のサービスシーンなんだろうし良いけどね!
今作普通に面白かったです。またこういう系のワイワイ見れるミステリーはやってほしいですね。

[ドラマ]となりのチカラ

これ3話くらいで見るのやめたのでちょい批判になっちゃうのですが、こういう系は私無理なんやなと改めて思いました。笑
主人公が松潤、妻が上戸彩でね、最高やん?夫婦としては。上戸彩さんの気の強い妻っぷりは半沢直樹でめちゃくちゃ良かったのでまた見れるのか〜とwktkだった分、ちょっと主人公が……ね。

わりとあると思うんですよ、優柔不断で慌ただしい主人公なんて設定は。ただなんだろう、なんか、なんか無性に気持ち悪かったんだよね……。ドラマというメディアとしてはやりすぎくらいが視聴者にとってわかりやすいと思うのでそれもままある演出だと思うのですが、優柔不断さがもう尋常というか、あくまでサザエさん的なドタバタの誇張として笑えなかったというか。すんげーイライラしながら見てましたw
でさ、それがあくまで世のため人のためな義理人情に満ちていたら良いのよ。乙だねッ!って両成敗で許せるというか。でもなんかチカラはすごい自分のエゴ感がすごくて。俺、一つのことにしか集中できないから仕事も家族のことも放ってやっちゃいます!って感じがダメ、もう。見てらんない。仕事も家事もせずオナニーばっかりしてるなら離婚しろ
そんな穿った態度でこのドラマ見てたからか、父親から暴力を受けている幼女が出てきましたが、普段はあまり自分の過去と重ねない自分が幼年期の自分のフィルター通して見ちゃったもんだから違和感が半端なくて。(何を言ってるんだろうと思った方はこちらをどうぞ)
あのさ、小さいころから暴力受けてる子が今更自分の家に違和感なんて感じて周りに助けを求めないのよ。それがその子の普通なんだから。母親も父のことを肯定してるし。しかも知らない近所のおじさんに言う?ありえないって。……などとドラマに言ったってしょーもないめちゃくちゃダサい感想まで出てきたのでもう視聴辞めました。あたふたする松潤を見れたのは良かったです。

[ドラマ] ソロ活女子のススメ

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旦那がいない日はソロ活エンジョイしまくっているのでこういうの待ってた!!と思ってもう、おいらワックワクで見たのよ。
ソロ活にはまる江口のりこさんが40歳の誕生日に一人リムジンパーティーをする第一話でめちゃくちゃ持ってかれます。
広い車内のリムジン一人で予約して一人で堪能するって。第一話目からすごいハードル上げてくじゃん?!ワックワク!!と思ったのです。が!

第2話、一人動物園&水族館。おお……ええやん?一人でまったり酒を飲みながら水族館。いいね。そういう楽しみ方ね。
……第3話、一人プラネタリウム。……え!?
一人リムジンパーティーをぶっ放す女が今更一人映画館レベルのプラネタリウム!? え、なに?カップルがいっぱいいるから〜////……と行けなかった?え?おかしくない??一人リムジンのが遥かにハードル高くない?のりこ??そんなんどうでもいいでしょアナタは。そういう次元にもういないでしょ???

私の悪いところが出てしまいました。普通に見てりゃあいいのに。そこからちょっとガッカリ気味に見ていく始末。
つまるところスポンサー様のPR案件というやつで、このドラマに出てくる場所、番組の最後に広告が入るようになっているのでした。
それはいいからさ、ちょっと放映の順番をね。まぁ大人の事情で仕方ないのかしら……とここまで考えていたら楽しめないっす、ドラマ……。
江口のりこさん節の演技はとても素晴らしいので、それを楽しむという感じで。
あとどうでもいいんだけど、多分夜とか少し仄暗いところでお一人さまが見る想定なのかすんごい画面が暗いのよねこの番組。昼間にPCとかで見ると全然何やってるか見えないのよね。なんこれ?

[アニメ] オッドタクシー

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さすが文化庁メディア芸術祭アニメーション部門受賞!(よう知らんけど)といったところで。非常に面白かった。
前情報なしでこのアニメ見たらたぶん多くの人が半目でボーッと見るんだと思うのよね。だって動物たちの可愛らしいAV(アニマルビデオ)なんだもの。私もそうでした。芸人さんたち演技上手いな〜くらいで。
しかし3〜4話くらいから「ん?」となってからがもう一挙に面白かった。結構怒涛の展開するじゃん……と思ったら消しゴムとアプリで壊れていくピューマの田中くん。え、好き。
そして冒頭から少しずつ少しずつ場面やセリフにも伏線が出てたのを全然半目で見てたのが悔しくなるくらいもう一度頭から見たい!となる最後の超ド展開。
メインの人が一番おかしかったのでした!系はわりとある展開ですが、これは始めて。まさかアプローチそう来るか……という感じで。
アニメ系の見た目で騙されるやつに新しいパターンまだあったんかとアッパレです。映画絶対見るマン。
(ちなみにこの作品はほんとネタバレなしで見てほしいのでわからないように書いてます)

[アニメ] 不滅のあなたへ

漫画原作を少々読んでおり、一話目からかなり惹き込まれたのでこりゃアニメ見るかと思い視聴。
でもなんだろう、設定はすーごく良いのにマーチの話が一段落ついてから超絶中だるみ感が……。
主人公が成長するのはもちろん良いですし、死んでしまったらまた身体の成長が1からになるのも面白い要素だったのですが……誰が死んでフシに取り込まれてしまうかが予測できちゃったのが微妙な退屈感に拍車をかけたのかしら。そこまでの歩みもなんだか感動できず……。
一話目の少年の無情で残酷な世界観がかなり好きだったのでハードルが上がってしまったのか、そのあとは結構メインキャラ補正かかってるなぁ(なんだかんだ死なない感)……とちょっと斜めに見てしまったのですね。
残酷で心打たれたのはマーチの生い立ちまでで、後の登場人物たちにはあまり感情移入できませんでした。

そしてノッカーが出てきたことでもう結構辛かったですね。ねぇノッカーいる?
ノッカーとの戦い、なんかなぁ。よくわからない敵という設定にしたいならもっとわけがわからなくしてほしかったし、攻略法がすぐ見つからないでほしかった感。
ピオランが最後認知症になるのは良かったので、そういう人間臭いところのリアル辛いみたいなのに主人公が巻き込まれる的な展開が私好きだったんだなと思いました。これは個人の好みなのですみません。でも2期は見ます。

[アニメ] 約束のネバーランドSeason 2

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1期アニメを見て、囲われた塀から逃げるというシンプルな構成がとても見やすくてよかったので、エマたちがどうなったかソワソワ早く続き見てェー!と思いつつ見遅れちゃったパターンなのですが。

怪物が出る系の映画とか海外ドラマでもよくある、『化け物うんぬんより人間同士の争いがややこしくなる』パターンの方に転がるやつか〜……と少し思いました。(進撃とかもこのパターンだけどあちらは実はその人間同士の争いがめちゃくちゃメインでした!という方程式なので面白いのですが)
エマたち子供全員がなぜかいつも無事なのは少年漫画補正なのかなぁと物足りなさを感じつつ(ジリ貧ロード系は過酷になっていってほしい派)、さぁどんな鬼と戦うんだい?!とwktkしていたら結構すぐ良い鬼と出会う御一行。もう敵サイド側の助け人現る……早くね?
エマが生きるために鳥を狩るシーンはグッと来ましたが、そこ以外はわりとすんなり上手くいく。と思ったらすんごい良い環境のシェルター現る。まじか……と思っていたらシェルター乗っ取られる。オオ!いいね!と思ったらいきなりカットされて何やかんやで頑張って生きてまーす!な子どもたち……う、うん
まぁ鬼ともなんとか共存頑張ってます、危ないけど。という環境下でどうなるのかと思ったらノーマン現る。感動の再開もままならぬ状態で「鬼を全滅させる薬あります」とのチート発言。ま、マジか。他の生存者も出てきて人間同士でモメるパターン勃発。ここから完全に鬼が空気化
ここまで少し半目だったのですが、闇ノーマンが約束を破って勝手に鬼殺し発動。オオ!いいぞノーマン!と思ったらやっぱり改心。他の大人キャラたちもなぜか改心。そのままなんやかんやママの裏切り発動。その後ダイジェストでラストまでお送りされてしまいました。

調べてみたら原作とは別の世界線になっていたようです(つまりアニメオリジナル満載)。原作ではラストまですごく面白い展開だったのだと思うのですが、尺の関係上かなりギュッとされてしまったようで……。『鬼とはなんぞや!?』を求めていた視聴者を置いて怒涛の勢いで『鬼はええから環境を改善!』を一挙に見せられた感がありましたね。
ちょっと自分的には第一期の"よくわからない恐怖"の感じが好きだったなといった感想でした。

[アニメ] 進撃の巨人 The Final Season

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はぁン……♡終わってほしくなぁい///と思いながら毎週ワクワクしながら見ました。ほんと面白い。ライナーかわいいね
でもさ、すみません。ちょっと何言ってるかわからないとき、結構ありました。展開がとにかく大きく変化していくのに着いていくのでやっとでござんして。この前の期からあまり理解できてない部分補足せずFinal Seasonに飛び込んじまったんでね。
とにかくイェーガーさんちの兄弟喧嘩で弟が勝って世界を駆逐されるということか〜となんとなく見てたワイ。いろいろモメてた人たちが一致団結して協力してくの、(・∀・)イイネ!! みんなずっと辛そうでずっと戦ってて良き良き。同期を撃ち殺すコニーには結構グッと来ましたよ。お母さんも結局そのままだし……えーかわいそう〜!ぴえん。
冒頭でリヴァイが死〜んになっていたのでまじか!と思ったら図太く生きる兵長が結構ツボで、後半随所随所で包帯に巻かれた姿が見切れるのも面白かったです。

そして今この記事を4/1公開で書いていてまだ放送最後まで終わってないけど、結構もうどうでもいいからねこうなってくると。4月までやるならやるでいいし、劇場版につながるでもいい。もう十分なげぇし面白いのでなんでもいいです。
推しはライナーちゃんとハンジちゃんです。ふたりともファイナルまで活躍しておじさん嬉しい。

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