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西本願寺の見どころがいっぱい!「お西さんへ行こう。」2023(令和5)年秋号

西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2023(令和5)年秋号」の内容をご紹介します。

ほとけさまのお話

「ほとけさまのお話」では、西本願寺で行われている法話についてお知らせします。日によってお話しする僧侶が変わるため、それぞれの個性が光る法話をお聴きいただくことができます。参加費無料、お申込みも不要です。お西のお坊さんによるほとけさまのお話、ぜひ聴いてみませんか。

▼法話のスケジュールは、下記をご確認ください

<朝のお勤め・晨朝>毎朝6時〜/場所:阿弥陀堂・御影堂
西本願寺では、毎朝6時から「晨朝(じんじょう)」という朝のお勤めを行います。阿弥陀堂・御影堂にて約60分の法要があります。朝から声を出して読経をすることで、気分がリフレッシュするという方も。気持ちよく、一日のスタートを始めましょう。

冬の朝の御影堂 <お西さん(西本願寺)公式X(旧Twitter)より>

<お西さんの法話>毎日11時〜/場所:御影堂

<お西さんの常例布教> 毎日14時〜/場所:総会所(聞法会館1階

<お西さんの土曜法話>毎週土曜日 17時〜/場所:総会所(聞法会館1階)

※お西さんの常例布教・お西さんの土曜法話は、YouTubeチャンネル「お西さんの常例布教」 にてライブ配信を行います。(アーカイブ配信は過去6ヶ月間公開予定)
※諸行事によって、内容や時間が変更となることがあります。

▼YouTubeチャンネル「お西さんの常例布教」

<日曜講演>不定期開催 10時半頃〜/場所:本願寺総会所(聞法会館1階
狂言、京料理、スポーツなど幅広い分野から講師を招き、お話を聴く時間です。気になる講演があれば、ぜひご参加ください。新しい世界が広がるきっかけになるかもしれませんよ。

日曜講演の内容・スケジュールは、下記をご確認ください。

※日曜講演は、YouTubeチャンネル「お西さんの法要行事」 にてライブ配信を行う場合があります。

お西さんを知ろう!

西本願寺の僧侶"お西のお坊さん"が、ガイドとなって境内を案内するツアーです。案内をする僧侶は日によって違うため、僧侶ごとの推しポイントを聞くことができます。何度参加しても違った楽しみ方ができると好評です!

<お西さん(西本願寺)公式X(旧Twitter)より>

ツアーに参加いただいた方には024(おにし)カードをプレゼント!カードは全部で24種類。すべて集めると何かプレゼントがあるかも…?

参加をご希望の方は、下記の開催時間までに本願寺境内「総合案内所(お茶所)」へお越しください。 ※予約不要・参加無料

お西さんを知ろう!
1日4回開催・案内時間各30分
集合場所:お茶所(総合案内所)
1回目 10:00~/2回目 11:30~ /3回目 13:45~ /4回目 15:30~

季節の行事

西本願寺では1年のあいだに、たくさんの法要や行事が行われます。こちらではその一部をご紹介します。

<御煤払(おすすはらい)>

室町時代の蓮如上人(れんにょしょうにん)の頃から500年余り続くとされている師走の伝統行事。皆で横一列になり、煤竹(すすだけ)という名の竹の棒でパンパンと畳をたたくことで、埃を舞い上がらせ、大うちわで外に出します。門信徒やご縁のある方がたと共に、国宝の阿弥陀堂や御影堂などに溜まった1年のほこりを払う様子は、京都の年末の風物詩となっています。毎年12月20日に行われます。

▼過去に行われたお煤払いの様子
https://broadcast.hongwanji.or.jp/html/guide.html?bclid=5086500811001&bctid=5084269772001


西本願寺の歴史・親鸞聖人のご生涯について

毎号、西本願寺の歴史・親鸞聖人のご生涯について紹介しています。
今回は「親鸞聖人のご生涯について」の一部をご紹介します。

西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山で、正式には「龍谷山(りゅうこくざん)本願寺」といいます。所在する位置から「西本願寺」、または親しみを込めて“お西さん”とも呼ばれています。

浄土真宗は、鎌倉時代の中頃、親鸞聖人(しんらんしょうにん)によって開かれました。 親鸞聖人は京都の日野でお生まれになり、9歳の時に仏門に入り、20年間比叡山で修行されました。

29歳の時、法然聖人(ほうねんしょうにん)に出会い、門下に入ることを決意されます。しかし35歳の時に念仏への弾圧を受け、親鸞聖人は越後国へと流罪となりました。 赦免後は関東に向かわれ、20年余りにわたり、多くの民衆に念仏の教えを伝えられました。

続きが気になる方は、リーフレットや本願寺HP「宗祖親鸞聖人」をご覧くださいね。

毎月16日は「Shinran’s Day」親鸞聖人の日
毎月16日は、親鸞聖人の月命日。本願寺では15日・16日に法要を行っています。この日をご縁に、門信徒の枠をこえて多くの方にご参拝いただきたいとの思いから、毎月16日を「Shinran's Day」とさだめ、各種イベントを開催しています。

▼詳しくは下記をご覧ください
https://www.hongwanji.kyoto/see/shinransday.html

境内散策をしよう!

両堂・書院を中心とする境内地一帯が1994年(平成6)年 12月にユネスコ世界文化遺産に登録されました。とても広い境内を持つ西本願寺。マップを片手に散策してみませんか?今回は 「唐門」をピックアップしてご紹介します。【参考:2023年秋号「境内散策をしよう!」より】

お西さん(西本願寺)公式HPより

黒漆塗りに彩色彫刻が施され、その見事な美しさに日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれています。極彩色の 麒麟(きりん)や唐獅子などなんと107点の彫刻が施されています。唐門を見上げて、お気に入りの彫刻を探してみてくださいね。

※唐破風…頭部に丸みをつけて造形した、屋根の造形の一種。
※四脚門…門の建築様式のひとつで、門柱の前後に控柱を2本ずつ、左右合わせて4本立てたもの。 

お西のお坊さん季節のお便り

「お西さんを知ろう!」でガイドも務めている「お西のお坊さん」 が季節にちなんだお話をお届けします。今回ご紹介するのは鴬地 清登(おおち きよと)さんです。

「観測史上、最も暑い夏が終わり、やっと過ごしやすい季節になりま したね。本願寺の秋の見どころといえば、何といっても大銀杏です。黄色く色づいた葉は美しく、大きく広がった枝に樹齢400年の力強さを感じます。大銀杏を見上げながら、ふとこの大銀杏を支えるものについて思いを巡らします。太い幹、深く張った根、そのす べてを包み込み、しっかりと支え続けた大地がありました。 どんなときでも、私たちをまるごと支え続けてくださる大地のような仏さまが、阿弥陀さまです。西本願寺で、ご一緒に「お聴聞の秋」を過ごしませんか?

※お聴聞(ちょうもん)…お寺に参り、法話を聞くこと

次号は「2023年冬号」が2024(令和6)年1月初旬に発行予定です。そちらもお楽しみに!

配布場所: 本願寺境内各所
PDF版:https://www.hongwanji.kyoto/info/img/onishi-aki.pdf