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遅刻する人の思考回路

 私はよく遅刻するが、遅刻の理由は寝坊が多い。
 私の遅刻は生理現象が起因するものなので、病気のようなものだ。
 つまり、体の調子が悪いためにプールに入れないようなもので、私自身は悪くない。

 しかし、遅刻したときに罪悪感をしっかりと感じる。
 冷静に原因が私にあるからだ。

 私は遅刻を罪だと考えているので、自分が遅刻しそうになる時は胃がキリキリする。
 そのため、なるべく遅刻したくないんだが、遅刻したくないと思えば思うほどに、前日に眠れなくなる。

 遅刻するタイプはみんな自分のようなタイプだと思っていた。
 なんだかんだ罪悪感を抱きながら、遅刻してしまうタイプ。
 だが、いろんな人の話を聞くと罪悪感を感じないタイプがいることが分かった。

 例えば、走ればギリギリ間に合いそうな時に、たばこを一本だけ吸って遅刻するタイプ。

 このタイプは、遅刻することにより、自分に迷惑が掛かることがないと言い張るタイプが多い。
 どうせ、最初の説明をしているとか、まだ誰も集まってないからゆっくり行こうとか、いつも遅刻してるから許されるよとか言える人である。

 最初の説明を聞き逃して、周りに質問して迷惑をかけたり、お前が時間通り来ないから、時間通りの計画が立てられなくなったり、自分が原因でチーム全体の効率を奪っている自覚がない奴が多すぎる。

 これを言うと。
 なんか堅苦しくね
 とかいうバカがたまにいる

 ただ、みんながみんな時間通りに来るようなのは堅苦しい気持ちも分かる。
 だが、それを言い訳に自分を正当化するなよと思う。

 遅刻は基本的に罪なんだからな。

 ここからは個人的な偏見だが、長期的な全体の利をとるより、短期的な個人の利をとる奴が遅刻している。

 コミケで徹夜して並ぶ奴、列があるのに横入りする奴、口約束のルールを気軽に破る奴などなど。

 ただ、既存のものを壊して、新しいものを作るのは彼らのような人なんだと思う。

 私はどう頑張ってもなれない、彼らのような生活に憧れながら、彼らを皮肉ることで自分を正当化する。

カメ

サポートされた暁には、しっかりと喜ぼうと思います。 普段飲む牛乳のランクを一つ上げます