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瀬戸内国際芸術祭2022|豊島・直島

3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。毎回、気付けば会期を逃していたのだが、今回は運よく岡山芸術交流と日程が合った為、日帰り弾丸ツアーで瀬戸内国際芸術祭も一緒に見に行くことにした。

結論から言うと、日帰りの瀬戸内国際芸術祭はなかなか目まぐるしいスケジュールだった。今度行くなら直島で1日過ごしたいし、豊島や他の島も見て回るなら2泊3日はしたい。幸い直島は瀬戸内国際芸術祭期間じゃなくても、展示をしている場所がある為、近いうちにまた直島を訪れることは出来るだろう。

06:00発 新大阪から新幹線で出発

朝4時、始発の電車に合わせて起床。何故か昨晩は24時まで起きていたが、むしろ緊張のせいか目覚まし時計が鳴った瞬間に起きた。前日の夜にほとんど準備をしたため、身支度だけ整えて出発する。長袖のシャツだけで行こうと思ったが、やはり早朝は寒かったので、薄めのパーカーを着た。(寒くて結局1日中着た)

電車に乗り込む前に購入したおにぎりと暖かいペットボトルのお茶がしみた。やっぱり、今日寒いよな?と思いながらスマホの充電が食わないように節電モードに設定する。

06:50着 岡山

その日は岡山のホテルに宿泊する予定だった為、宿泊用の荷物はコインロッカーに預ける。

07:10発 岡山から在来線で宇野へ

朝の通勤ラッシュに突っ込む形で電車に乗る。窓側の席に座れた為、終点の宇野までは気付けば爆睡していた。
宇野に到着すると、瀬戸内国際芸術祭のスタッフさんらしき人がいて、検温を行う、検温をパスした人の証として黄色のリストバンドを付けた。ついでに宇野港までの道のりも教えてもらい、そのまま港へ向かう。スタッフさんがとても手厚くて優しい。

8:40発 宇野港から家浦港へ

出発は8時40分なのだが、8時ごとには港に到着してしまった為、港周辺を少しブラブラする。ついでに船の券も購入する。現金のみ。

8時30分ごろになると、港に船が到着し、お客さんが続々と船に乗り込んでいく。私は船の後ろの方に乗って、今朝の電車と同じく目を閉じる。
うっすらと目を閉じていた為、隣に4人グループの人達が座ってきたことが分かる。恐らく家族で、船の中でおにぎりを食べている。豊島行の船なのだが、私の隣に座ったおばちゃんは豊島美術館の内藤礼の作品が好きなようだ。
そんな会話を横目にひたすらボーっとしていると、隣のおばちゃんからおかきを貰った。おかきを貰ってから、またボーっとしていると「どこから来たの?」「瀬戸内は初めて?」と色々聞かれて会話をした。駅にいたスタッフさん然り、この土地に来ると皆、優しくて開放的になるのだろうか?その後、一緒に来ていたおばちゃんの娘さんと私の名前が同じであることが判明する。

9:25分発のバスで豊島美術館へ

9時過ぎに豊島の家浦港に到着した。予定では、そこから25分に出発するバスに乗って豊島美術館へと向かう。私が港について早々、バス停を探していると、その様子を見たおじさんがバス停の場所を教えてくれた。口調的にたぶん港のスタッフさんだろう。私がボーとバスを待っていると、自転車を借りた人達がどんどん港を出発していく。なんとなく、巣を出発するハチのように見えて面白かった。

10:00 豊島美術館

予約は10時20分なのだが、10時前には美術館前に着いてしまった。予約の時間から30分あまりある為、周辺の展示会場を見て回る。事前に決めたスケジュールでは芸術祭のパスを購入するより、各会場で入場料を払った方が安かった為、パスを購入していなかった。しかし、追加で色々見るとなると話は別で、当日にスマホで1DAYパスを購入できるのか調べた所、それは厳しい様子だった。
※1DAYパスの当日購入は瀬戸内国際芸術祭会場で購入することが出来る

近場の展示会場を後にし、徒歩で豊島美術館に向かう時の風景

いよいよお目当ての豊島美術館には既に多くの人が入場していたが、会場は静寂で風や音など豊島の自然を作品と一緒に楽しめるようなものだった。

バスで家浦港に戻りつつ豊島横尾館(徒歩)

豊島美術館を堪能した後はバスで家浦港に向かい、豊島横尾館へ向かう。

豊島横尾館の近くには面白そうな売店があった。試しに中に入ってみると店員さんと話が弾み、レターセットを購入してしまう。そのレターセットは豊島の海を描いたものらしい。

13時40分に出発する船に合わせて豊島内でランチ。

13:40発 家浦港から宮浦港に向かう

船内で気が失ったかのように寝た。気が付けば直島に到着しており、早速レンタサイクルで自転車を借りる。

事前に予約していた電動自転車を受け取り、家プロジェクトの場所へと向かう。本来なら自転車で10分ほどで到着するはずの場所が、道に迷い30分以上かかった。そう、私は自分が方向音痴であることを忘れていたのだ。

家プロジェクト~ジェームズ・タレル~

ようやく到着した家プロジェクトの案内場所でジェームズ・タレルのチケットを購入する。そこから徒歩で会場へと向かう。

真っ暗闇で見えてくる景色をじんわりと体感できることが出来て、急ぎ足で進んできた心が少しだけ休まるような気持ちになった。

自転車で直島を周る

1度直島の中を迷走したおかげもあり、家プロジェクトのエリアからベネッセアートミュージアムまではスムーズに向かうことが出来た。直島を出発するフェリーの時間を考慮しても、李禹煥美術館、ベネッセハウスミュージアムを見て回ることは厳しそうだった為、修復したかぼちゃと庭に展示されているニキの作品を見た。

草間彌生
ニキ・ド・サンファル

ブラブラと作品を見ていると、高松に住んでいた知人から晩御飯の誘いがあった。少し岡山に帰る時間は遅くなるかもしれないが、せっかくの機会に会いたいと思い、急遽宇野行の船から高松行の船に変えた。

ベネッセのエリアから宮浦港へと自転車で戻る。直島に行ったことがある知人は電動自転車でもキツイと言っていたが、意外といけた。たぶん傾斜のある坂を普通の自転車で走ってた時期があったからかもしれない。

17:00発 宮浦港から高松港に向かう

大型のフェリーに乗って高松港に向かう。大きな船はあまり揺れを感じる事もなく、快適に移動が出来た(寝た)。のんびりと約1時間の航海を経て高松に到着。時刻は18時。もうすっかり暗くなる時間となってしまった。

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