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私的楽器論 チェレスタというレア楽器を演奏者が紹介してる記事に出会える事実

長い題名ですが。

ネットがあるコミュニケーション、その情報を関連付けて見せてくれるnoteの仕組み、何よりそれを発信してくれた人。

そしてそれを読んで紹介する自分!

チェレスタ、というご家庭に無い楽器

下のリンク:チェレスタの紹介の流さんによるnoteの記事

あー、それ友達の家にあった!ということが滅多にない楽器です。

でも、ほとんどの方がその音色は知ってる、という存在感でもあり。

姿形、名前は知られてない、でもその音はお馴染み、というなかなかファンタジーな存在ですが、音もファンタジー。

どんなところで使われているか?

1番有名な曲は、

・チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「金平糖の踊り」

でしょう。

下のリンク:YouTubeでこの曲

日常生活でくるみ割り人形の話をする事はあまりありませんが、この曲、ドラマや映画やバラエティで、

・人形が動くシーン
・古い洋館で怪しい光で主人公が照らされるシーン
・この世のものではない存在が姿を表すシーン

などで、まさに「不思議な音色」として、結構定番的に使われているのです。

つまり、ファンタジーなシーン代表曲。

脱線しますが、バラエティ番組で出演者がいきなりバトルする時などに、スペクトラムのサンライズという曲が必ず使われる!的な定番感です。

おっと、記事でも紹介されてましたが、ハリー・ポッターでも効果的に使われてるので、こっちで聴いてる人が多いかも。

どんな楽器?

金属の板をマレットで叩く、鉄琴という楽器がありますが、それを鍵盤で弾けるようにしたもの。

専門の演奏者はほとんどいなくて、ほとんどがピアノ弾きが対応します。

原理も鉄琴なので、サスティンは短め、ただハンマーが少し柔らかい素材で金属を叩くので、少し丸みを帯びた金属音がします。

金属の塊を叩いた時は、弦を鳴らす時と異なり、比較的不協和音成分の倍音も混ざります。

その辺もあって、期待を少し裏切るような雑音感も感じて、ある種のファンタジーな印象になるのでは、と考えられます。

古くから巨匠も使い、効果的な音を出せて、結構簡単に演奏もできるチェレスタ。一家に一台、いかがでしょう?

でもお高いんでしょう?

というテレビショッピング的な流れでそのまま突き進むと、こうなります。

なんと!リーズナブルな価格でお買い求めいただけます!

何言ってんだ、と言われそうですが。

比較的簡単な原理で音が出ること、鉄の塊を使うので正確なピッチを安定して作りやすいこと、などから、実はトイピアノがほぼ同じ仕組みで作られたりしてます。

下のリンク:カワイ楽器のトイピアノのweb

カワイ楽器はアルミパイプを発音に使ってますね。さらに、しっかりした楽器メーカー。ピッチも正確で、この音色が欲しくてレコーディングで使ってる人もいます。

お高いんでしょう?という問いには、1万円を切るモデルから、高くても2万円以下!というところ。

トイ、としては高そうですが、本格的な楽器として考えれば格安です。

達人が弾けば達人らしく、子供が弾けば子供っぽい音が出て、懐の広さも感じます。

そんなわけで、ぜひ、お子様の初期の音楽教育に!(これは結構真面目なおススメ)




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