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海外ヘルシーショップレポート #3

海外視察先 121のショップリストからお届けする「西海岸ヘルシーショップレポート」。

こんにちは。
本格スムージーブランド 「FICO & POMUM (フィコ・アンド・ポムム)」を展開する F&Pジャパン・代表の西野です。
僕自身が、「ヘルシーファストフード」をコンセプトに掲げ、日本にまだない「本格スムージー専門店」という業態を創るまでにどんなお店を見てどんな部分に影響を受けてきたのか、その過程がわかるようにお話しできたらと思います。

今日は、Los Angeles から「Backyard Bowls」(バックヤード・ボウルズ) をご紹介します。


Backyard Bowls

日本でアサイーボウルのブームがはじまったのは、2013年頃だったかなと記憶しています。Backyard Bowls は、紛れもない「アサイーボウルの専門店」です!
2008年にロサンゼルスの北西120kmの街・サンタバーバラから発祥してカリフォルニアを中心に現在も10店舗展開しています。
(どのロケーションも最高なんだ・・・)

エントランスファサードの様子ですが、白い壁に番地を表す4桁、木の下にバイクを固定するパイプの感じとか、もうたまらなく西海岸ですよね!

店内は奥に長い「うなぎの寝床」状ではありますが、座席数は少ないために通路幅も十分にあり広々とした印象です。
この辺の、エリアレイアウトまであまり細かく設計されてなさそうなざっくりな感じもアメリカっぽいなと思います。

この店の特徴的なレイアウトは、奥まで一直線にドカーンと続くカウンターです。
入口付近で最初に会計、途中では製造、最後に提供をしてくれるという、それはもちろんいわゆるセルフサービス型のカフェではよく見られる一般的なスタイルではあるのですが、、、
その真ん中に何やらガラス張りの “部屋” が置かれています。
奥まで続くカウンターの途中に「部屋」って・・・ いや、どう考えても不自然。

さあ、それではボウル1つオーダーしてみましょう。
スムージー素材をカラフェにピックアップすると、ラフなTシャツで陽気な感じのお兄さんが口笛吹きながらその部屋に入っていきました。

そして・・・おもむろにヘッドホンを着用。
まるでターンテーブルを回すかのようにタテ揺れ気味に Vitamix ブレンダーをウィンウィンと駆り出しています!
「か、かっこいい・・・」(笑)

ここ、ガラス張りの防音個室になっていて、ブレンダーの騒音を和らげる目的はあるものの、それ自体をDJブースに見立ててスムージーを作る工程をライブに見せる演出が効いていますね。
・・・どんな発想だよ!

そしてスムージーを盛ったボウルを、部屋の側面の小さなハッチを開けて隣のエリアにシューッとスルーパス。
奥側のカウンターでボウルを受け取ったお姉さんが、切ったばかりのフレッシュなイチゴとバナナを盛り付けてくれます。

ベースはアサイー、ピタヤ、アロニア の3種類。 合計8種類のボウルメニュー、各2種類のサイズ。
(ピタヤはドラゴンフルーツ、アロニアはブルーベリーみたいな果物)
トッピングはグラノーラ、バナナ、ストロベリー、ブルーベリー、キウイ、ココナッツロング、ビーポレン、ゴジベリー、アーモンド、ヘンプシード、はちみつなどのバリエーションがあります。
(個人的には、ビーポレン + はちみつにハマりました・・・)

ベースとなるスムージーにはケール、アボカド、ほうれん草なども入ってくるので、見た目は緑色のスムージーボウルになりますが、これまたフレッシュでうまく味調整されていて、おいしい。

そのほかに6種類のオートミールメニュー、もちろんスムージーもあります。ちなみにこの「Backyard Bowls」の意味ですが、たとえば backyard barbecue といえば裏庭でするバーベキュー。なんかホームメイド感が伝わってくるネーミングですよね。

フィコポムのプリブーストスムージーで「バックヤードカップ」という商品がありますが、あれは「ガイドが休憩のときにまかないメシとして美容のために飲んでいた」レシピをメニュー化したもので、実はこの Backyard Bowls のオマージュです!

今日のショップレポートは、アサイーボウル一発特化型の業態でとってもユニークな「Backyard Bowls」をご紹介しました。

それでは、次回もどうかお楽しみに・・・🤞😉


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