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月組「万華鏡百景色」と、芥川龍之介「舞踏会」のお話

前回の投稿では、これを読みます!
というところまで書きましたが…。

その後、途中経過を書くこともなく一か月が過ぎました…。

この時、TOP画像に「ちなつさんが芥川龍之介!?」と書いていますね。
それは間違いないですし、「舞踏会」の場面もあるのですが、
ちなつさん(鳳月杏さん)の担当?は「地獄変」でした。

「舞踏会」は収録を終え、すでにyoutubeにUPしております。
ぜひ、聴いてくださいね。
https://youtu.be/LmlXxYMCWPU

月組公演「万華鏡百景色」、初日を含め数回観劇しました。
(今後も観る予定あり)
ショーなのですが、お芝居仕立て。
その中の「鹿鳴館(美しく青きドナウ)」という場面の原作が「舞踏会」。
フランスの海軍将校は月城かなとさん、令嬢明子は海乃美月さん。
老年の明子は白雪さち花さんでした。
49歳で老年…。
今とは平均寿命も違うから、そうなのでしょうね。

”原作との違い” の一部。
明子のドレスは薔薇色でしたが、頸に掛けたリボンは水色ではなく確か紺色?
扇を預けた隣の令嬢のドレスは原作と同じ水色でした。
明子の父親の髪は健在です。
海軍将校のセリフ ”ヴィ” は、わかりやすく ”人生” となっていました。

菊の花と花火、は原作でも、このショーでも全体を通して使われています。

一見、美しい淡い恋の想い出に見えますが、
美しく青きドナウにつけられた歌詞は ”猿真似” とか ”はりぼて” とか、
なかなか辛辣です。
それが原作の世界観を表現していますね。
以上、私的感想でした。

月組公演との違いを感じながら、
朗読を聴いたり原作を読んだりすると、
また違った楽しみ方が出来るかもしれませんよ!

そんな訳で次は「地獄変」に挑戦する予定。

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