ツイフェミさんの目指す幸せとは

この上野先生の文章を見ると世のフェミさんの多くが上野先生の劣化カーボンコピーだよねえという感を強くする訳である。

いや、それぞれのフェミさん、ツイフェミさん、離婚後単独親権絶対維持派、ジェンダー主義者たちはそれぞれ独自の主張を繰り広げているとは思うのである。けれども聞いている方からしたら上野先生のカーボンコピーにしか聞こえないのである。

かつてウーマンリブの人と話した時にはそりゃパターナリズム、家父長制については認めた訳であるが、彼女たちはそれを蹴飛ばそうとした訳である。パターナリズムなど不要、だからこそのフリーセックスであった。フリーセックスは性感染症のリスクがある。けれども彼女たちはそれを蹴飛ばしていた訳である。感染症よりも自由が重要というのは一つの立場である。なので我々が突っ込むところは「ピルを飲めば性感染症に罹らなくなる」という白蓮教徒が符水を飲めば鉄砲の弾も跳ね返すことができると侵攻したような根拠のない迷信であった訳である。

上記の上の先生の文章を読むと、無論抜粋なので論理が跳ね飛んでいる部分があるとは言え、ちょっと致命的ではないかとも思える訳である。

それは社会保険料について、専業主婦が3号認定となり、 夫の扶養になったあと、恐らくは上野先生のような年収1000万を超えるような女性は「なぜ専業主婦の年金を負担しなければならないの?」と起こったとある訳だが、大多数の女性は夫の扶養内で働くことを選択したのが現実である。

年収1000万は全体の4%という少数派である。パワフルに稼ぐ女性はそりゃ存在はするだろうけれど、夫の扶養に入っている女性に比べてあまりにもマイノリティというべきであろう。

そうなると、結局のところ、3号認定の女性たちの年金を支えているのは現実的には男たちや保険料を折半している企業ということになるだろう。扶養内の女性たちはフリーライダーであることを選択している訳である。

こういう女性を雇うことで企業等の雇用者は低コストで女性を雇えるという利得があるのだという主張であれば一定の整合性はあり得るかもしれない。けれども、その女性の夫たちは単に負担しているわけで、見かけ上、女性の年金名目で徴収はされていないけれども、現状として年金は賦課方式である。つまり、その年の年金受給者の年金額の総額と事務手数料などをそれぞれの人が保険料として負担しているわけである。

男より女性の方が寿命が長いから受給期間も長いだろうとか細かいことを言わないでも男たちの支払う年金には当然として3号認定の人が受給する分が入っているわけである。女性の権利とかいうならば3号認定を廃止して女性の扶養を認めず、女性も男性と同じように年金や健康保険を負担すべきなのである

けれども、それでは女性に都合が悪いので、ワンオペ育児!と叫ぶことによって男は仕事の上に家事育児をせよ!と言い出したわけである。男が悪いというためには都合の悪い分を無かったことにして「男が悪い」と叫び続けたわけである。

実際問題として、平成時代から厚労省はイクメンプロジェクトを開始しているので父親の育児参加は昭和期や平成初期に比べても随分と進んできている。けれども、イクメンプロジェクトでは上野先生が「女性は家計補助のための労働」というように男性は「育児補助」というレベルだったわけである。

それをフェミさんたちが「親なのだから男も女性と同じレベルで育児せよ!」と叫んだから話がややこしくなったと言える。女性たちは男たちが「女性様には敵いません、人権を投げ捨てて奴隷としてお仕えします」と土下座してくると単純に考えたのかもしれないが、前世代に比べて育児に強くコミットした男親たちは離婚に至ってもそれまでの世代のように「子供は妻のもの。ワンオペ育児してたしね」とは考えずに「育児して子供のかわいさがわかった。離婚したからと言って子供と縁を切るのは嫌だ」と言い出す人が増えてしまったわけである。

フェミさんは「元父親が自分を親と言うなら養育費をガンガン払え。子どもはもう男親とは無縁なのだから金だけ払って消えろ」とガツンとかまして終わりにしたかったようだけれど、逆に金を払うんだったら自分の子供だという意識が強くなったようである。折しも、世界中の国際結婚で日本女性が「実家に帰らせていただきます」と子供を連れて日本に逃げ帰る事例が頻発して、海外から日本女性に実施誘拐だという非難が強くなった。そのため、離婚事務を日本ではなく元の居住国に連れ戻して行うというハーグ条約に日本も加入せざるを得なくなったわけである。

このハーグ条約は日本のフェミさんには不評であり、男に人権を認めるのか?女性差別ではないか。男は黙って負担を背負うだけでよくて男の自由や人権を認めるなんておかしいという主張は強い。男女平等とは女性の自由や人権を尊重することであり、男はそれを支える奴隷であるべきだということである。

多分、上野先生とかフェミさんの真意は女性の独立ではなくて男がひたすら奉仕して女性が利得を得るという社会の確立であろうと思う。

けれども、多分、多くの男はそれに気づいていると思う。多分、多くの男たちはSNSで女性にがっついている爺さんたちは知らんけれど、多くの若者は女性に対しては一定の警戒心を抱くようになっているのではないかと思うわけである。

SNSで気持ちよく暴れているツイフェミさんを間違って掴んでしまったらそれは悲劇しか待っていないぞ、という危惧は多くの男性が共有しているのではないか。そりゃ誰だって奴隷にされたり生贄にされるのは嫌だろう。左派の弁護士さんからわらじ虫扱いされるのも嫌だということは私にも容易に理解できる。

男の方だって本音では女性と付き合って幸せな家庭を築きたいと思っているだろうとは思うのである。残念ながら「幸せ」の定義がすでに男とツイフェミさんや上野先生一派とは異なってきているということかもしれない。

多分、ツイフェミさんとか上野先生一派の「幸せ」は多くの男たちにとって過酷すぎるようである。なので男たちはそうではない女性と幸せになる道を探すよりほかないだろうと思うのである。

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