日本に存在しない宗教右派を叩く人々の目的は

こういうのは大好きである。

慰安婦の問題と拉致問題

正義の左派は挺対協もしくは正義連の叫ぶ「慰安婦問題」を錦の御旗にして日本人に永久に謝罪と賠償せよ!と叫んできたわけである。

日本で慰安婦に対する補償事業を行なったのは社会党政権である。で、当時の村山首相は日本人慰安婦に対しては無視を貫いたわけであり、韓国人慰安婦への補償!と叫び続け、その補償自体を韓国の挺対協に拒否されて泣いたわけではないか。

で、当時の挺対協のボスであった尹美香氏は文在寅韓国元大統領に見出されて韓国の国会議員になったが、先日は日本で朝鮮総連の主催した関東大震災における朝鮮人虐殺被害者の追悼集会に出席したわけである。今は彼女の周辺の人々は北朝鮮のエージェントであったということが明らかになりつつある。(裁判が進んでいる)

つまりはあの韓国人慰安婦の問題は拉致被害と同じく北朝鮮の工作活動であった可能性は高いのである。何しろ、フィリピンの元慰安婦も台湾の元慰安婦もオランダの元慰安婦も補償金をくれるならもらうと言って受け取ったわけである。韓国の元慰安婦達だってくれるものはもらいたかっただろうにそれを叩き返させた訳なのでもう尋常ではないのである。

拉致問題についてはそれまで毎年北朝鮮に金正日の招きに応じて訪問し、北朝鮮のマスゲームを見ていた社会党の幹部達、例えば土井たか子氏が拉致被害者の家族会による陳情に無情にも「拉致などない!」と言って追い返したことは有名である。

土井たか子氏は社会党党首としてマドンナ旋風を引き起こして躍進したことは有名であるが、その後、拉致の問題が明らかになったこともあり、その勢いは止まり、党自体が解体してしまった。

慰安婦の問題も北朝鮮の関与が明らかになった訳で、拉致問題と同じく北朝鮮の工作活動であったとすれば話はわかるのである。

2015年の日韓合意において安倍政権で岸田外相(当時)が再び韓国の元慰安婦への補償を行ったのであるが、挺対協から名前を変えた正義連はやはり「お金など叩き返せ!」と叫んでいたのである。しかし、もう恒例になった元慰安婦達は生きているうちに補償金が欲しいということで正義連のいうことを無視して過半数のハルモニ達は日本からのお金を受け取った訳である。

日本政府がそのために作った10億円の基金を文在寅元大統領はネコババした訳であるが、これはもしかすると北朝鮮の指令に従わなかったハルモニ達への腹いせだったのかもしれない。

フェミニスト達の錦の御旗であった「慰安婦問題」ってそうなのでまあほとんどが北朝鮮の工作活動だったという可能性が高いのである。

共産党の議員さんは下のような質問主意書を出しておられるので社会党とは違うと言いたいのかもしれないが、そもそも慰安婦の存在は朝鮮人慰安婦の告発で明らかになったものではない。

何となれば勝新の「兵隊やくざ」シリーズなどには堂々と慰安所の風景のシーンがある訳である。無論、私は後年それを見た訳で、当時の人々がそのシーンをどう認識したかは知らないが、少なくとも当時の観客は「慰安婦なんていたのか?」なんて言わなかった訳である。昭和40年代なんてまだ傷痍軍人のおもらいさんが駅前に座っていたりした時代である。

多分上品な共産党の女性議員である。勝新とかの映画なんて下品だわと見なかったのかもしれない。

宗教右派について

あとは宗教右派である。米国キリスト教には確かに右派がいる訳である。そういう宗派はダーウィンの進化論なんて嘘っぱち!聖書にあるように世界は神様がお作りになられたのである!と主張して学校でダーウィンの進化論など教えるな!と主張して実際にいくつかの町では進化論を教えていないそうである。

日本にそんな強烈な連中がいるのだろうかというのがかねてよりの疑問である。統一協会がそうではないかという人もいるかもしれない。確かにあそこは反共組織として勝共連合を作ってCIAとも結んでいたという話がある。共産党の人が統一教会を毛嫌いするのはその勝共連合の反共が嫌いだということのようである。

けれども、韓国の民主化とともに統一協会自身は北朝鮮との関係を深めていたようである。教祖の出身地も今の北朝鮮の地域だということである。で、教祖自体も死んだ後はもう日本から集金することが日本の統一教会の仕事になったということではないか。

挺対協のように日本が補償金を払うと言ってもそれを叩き返させたのと同じで、問題をさらに激化させ、問題を解決させずに困らせることの方が彼らにとっては重要なわけである。いたゃもんをつけ、足を引っ張ることで何も改善しないのだけれど、彼らにとってはそうなって日本国が混乱することが重要である。

他の日本の新興宗教も要は集金団体の側面は否定できないのではないかと思う。集金のためにちょっと右がかったことを言っているだけで、たとえば米国の宗教右派のように「私は聖書に書かれた神様の言葉のみを信じるのだ!科学などクソ喰らえ!」などという反知性主義の主張などしていないのである。

米国の著作をひたすら翻訳して崇めることしか知らない日本の左派はだからこそ日本に存在しない宗教右派を無理やり作り出さなければならないという事態になった訳である。そのため、自分たちの気に入らない右派、ネトウヨを宗教右派に仮託したわけであり、もう反知性主義は単なる悪口に堕してしまった。残念ながら彼女達の敵は日本にはいないのである。

集金組織である統一協会は韓流スターバンザイと言っている韓流と対して変わりはないのである。「ジャニタレなんてクソ!BTSのファン、ARMYになりなさい。そして原爆Tシャツを着て日本などクソ喰らえと叫びましょう!」というのと「壺を買ったら幸運がわんさかやってくるのですさあ、200万円払いましょう!」というのは大して変わらないではないか。いや、ジャニタレファンが高級というわけでもないんだけれど。

日本で宗教右派を探すとしたらそりゃ千日回峰とかの荒業をしている坊さんであろう。あんなの伊達や酔狂ではやれないのである。もしくは深山幽谷に分け入って修行している山伏かもしれない。

正義の左派やフェミニストさんにとってはそういう宗教右派はあまり人間社会と接点を持たないので叩きようがないということであろう。

もうお亡くなりになったが、「スウ、守護霊です」という新興宗教教祖氏の方が戯画化しやすいし、金も動いているので相手にし易かったのだと思う。

日本に存在しない宗教右派をなぜ叩かなければならないか

まあ、結論に入ると、この日本に存在しない宗教右派を叩かなければならない理由は彼らの目的を隠し、彼らの行動を正当化するためでしかない。

フェミニズムというのもよく話を聞いていると支離滅裂なことを主張しているわけである。例えば、男女の給与格差をなくせ、女性の給料を上げろといいながら上昇婚を捨てずに婚活していい男がいないというわけである。そりゃ女性が高給を貰えばそれ以上にもらっている男が少なくなるのは仕方がないではないか。君らは何がしたいんや、というわけである。

けれども、彼らが北朝鮮の工作のカモフラージュだとすれば別に日本の女性がフェミニズムで幸せになる必要もないので日本人が混乱するように仕向ければいいことになる。

これは慰安婦問題で補償金を求めながらいざ日本が補償金を払う段になると叩き返させた挺対協の行動と同じことである。意味不明、理解不能な行動である。君らは何のために慰安婦問題を叫んだのか。

フェミニストも挺対協も問題を解決したいのではない。ただ社会を撹乱させ、混乱させたいだけである。宗教右派についても同じことである。多分米国の大学教員をしている人たちは本当は日本では宗教右派など問題になっていないことはわかっているはずである。けれども、それでは話にならないので、無理やり架空の「宗教右派」を作って叩き、自分たちの横暴や無理難題を飲ませようとしているのであろう。

もうそこまでいくと陰謀論なのである。陰謀論もただのお話としてアハハと笑うだけなら罪もないのだが、それを真剣に信じるようになれば反知性主義と言える。日本における宗教右派という話は反知性主義者の主張と言っていいのである。

米国における宗教右派の主張は「神様が宿された命をたとえ強姦されて生まれたとしても中絶するとはけしからん」ということであって、中絶は女性の権利!と叫ぶ左派団体と戦っているのであるが、日本ではそもそも経済的理由による中絶は合法であって、中絶禁止なんてファナティックな主張をしている人なんてほぼいないのが現実である。

そういう火のないところに煙を立てる彼らこそが無理を通しているのであって、理屈も何もないということが明らかなのである。

こういう人々はだから統一協会を解散させたら納得するかというとそうではなくて、さらに無茶苦茶なことを言う可能性は高い。彼らの目的が北朝鮮の工作の一環だとすれば別に統一協会がどうなろうと構わないと言うことは理解されるであろう。

じゃあどうすればいいのか

こう言う状況でじゃあどうすれば良いかというと、ひたすら混乱させ、足を引っ張りたい人の煽りに乗らないことである。賢明な日本人は民主党政権の後は多くが自民党支持に回帰した。

男性は仏教の忍辱の心を思い出して、フェミニスト達が男を馬鹿にしても聞かなかったことにすれば良い。相手にしないという態度が大事ではないか。

女性はフェミニストの言うことが本当に正しいのか、自分にとってどうなのかを冷静に考える方が良いと思う。フェミニストさんがどちらも良いことを言っても、それが同時に起こるとどうなるか、かえって良くない結果になるのではないかと言うことは考えておいた方が良い。

短期的には損に見えても将来的には特になる方法は何かということを冷静に見極めて判断することが重要である。

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