そっち系(アタオカな人)の話(5000字超えたので暇な時にどうぞ)

この引用したnoteの作者からは掛け値なしの「そっち系」と認識されている私に言わせてもらうと、あちら側の人はもう叫べば理屈なんてどうでもいい、無理が通れば道理は引っ込めということなのだろうと思う。

同性婚は養子を取れるから生産性は低くない?

この主張はしばしばなされるのだが、養子を取ることで出生数が増えるわけではない。無論、不幸な境遇の子供が養子に行くことで養親から適切に養育されて不幸な境遇から脱出できればそれに越したことはないのである。これは「そっち系」の我々だって否定はしない。

で、である。米国で養子を推奨しているのはキリスト教系右派である。彼らはプロライフ派と呼ばれ、反知性主義を掲げている。つまり、妊娠して新しい生命が宿ったのはたとえ女性の意に染まない妊娠(DVによる妊娠や強姦による妊娠)であったとしても神のご意志である。だから中絶などせず産まなければならない。母親はそんな子を育てたくないと叫ぶかもしれないが、生まれた子に罪はないのである。だからこそキリスト教右派教会は全力でその母親に愛されない不幸な境遇の子供の養親を全力で探すわけである。

日本ではどうかというと、日本では養子などというのは家制度の残滓である。子供を産む産まないは完全に女性の権利であり、女性が嫌なら人工妊娠中絶すればおしまいである。これをプロチョイス派という。日本では法律上、胎児の人権はない。母親の体外に出て新生児になって初めて人間として扱われる。無論、研究倫理は厳しいのでヒトのES細胞を使った実験などは基本的にできないように高度に制限されている。

そういう日本では子供を産むことは女性に付随する低級な選択権でしかないと考えられている。男はさらに下等生物扱いなのでそもそも生殖に近づく権利すら否定されている。つまり、結婚は女性だけのものである。男はそれに付随する奴隷に過ぎないので生産性という言葉は男の口から出すことは禁忌である。

日本では男は結婚の利益を失ったのでもう50歳までに一度も結婚したことのない人が全体の28%になっている。もっと若い世代の未婚率、例えば20代男性の未婚率は70%を超えているわけである。フェミニストに言わせると、子供は形式的に両親の子だが、男はDVや虐待の当事者なので親の権利はなく、ひたすら養育費を払うだけの存在だということである。子供は母親のものだから離婚したら親権を失うけれど、お金を払う義務だけ背負うべきということになる。

そういう不幸に自分から突入する男性も愚かというべきだろう。男ならDINKsの方が子育ての負担は少ないのである。なんとなれば結婚しない方がもっと負担は少ないのだから未婚率が上がる方が(異性愛の)男にとっては利益である。

養子については、実際に養子斡旋を行なった事業は破綻している。しかも、日本での養子斡旋は少なかったため、多くの養子は海外と行われ、もう今となっては海外に養子として行った子供たちはどこで何をしているかわからない状況である。

こういう日本で養子などというのは綺麗事も甚だしいのである。宗教右派の存在しない日本では養子を求める不妊の親はいるだろうが、そういう親たちは頭脳明晰容姿端麗な子供を求めるだろう。仮に障害があったりさまざまな病気を持っている子供をそれでも養子にとってくれる?というともう答えを聞くまでもなく絶望的である。

正義の左派やフェミニストたちは現実など全く見ていない。イデアの世界に遊んでいるのである。イデアの世界には病気も障害もなく、「理想的な子供」だけがいるわけであろう。そこで彼らは怒らなくても進んで手伝いをしたり勉強をして、成績優秀スポーツ万能で容姿端麗な子供たちを見ているということなのだろうと思う。

頭のおかしい私から見て今の日本に出生数を増やす要素はない

まあ岸田さんもこども家庭庁を作って少子化対策とか言っていたけれど、まあ、日本では少子化を改善する要素はもうほとんどないよ。大体多くの人は少子化万歳、子供などに使う金があれば高齢者の私によこせ、というのが現実でしょう。

いや、まあ流石にいくらなんでも子供が舐めている飴玉まで取り上げて高齢者のものだ!と叫ぶようになれば「認知症?」と思えてしまうけれど、ネットでも自分さえ良ければいいのだワッハッハという人は石を投げればガンガン当たるのである。

そんな日本で子供を産むなんてそりゃ不幸の再生産だよねと思えなくはないのである。もう配偶者とも離婚したり死別して子供も成人した老人などはそんなにガツガツと金を溜め込んだってもう仕方がないのだから、世界的な災害や戦争で苦しんでいる人たちを救うために寄付でもすればいいのである。そういうと、寄付をしたって死んでも天国などない!極楽浄土に行くこともないのだから現世で溜め込んで何が悪い!という始末である。

あのなあ爺さん、死んだら金は娑婆に置いていくんだよ。それを馬鹿みたいに溜め込んだって遺産争いの元になるだけ。それなら気前よく困っている人に使えばいいのである。UNHCRにせよ、WFPにせよ、ユニセフにせよ、セーブザチルドレンにせよ、多くの機関が寄付してって言っているのである。

いや、これは2年くらい前に左翼万歳、ネトウヨ死ねと騒いでいた(多分)爺さんがネトウヨの私に「バカなネトウヨは寄付くらいせよ」と言ってきたので「してるよーん」というと、「嘘つき!ネトウヨが寄付などするわけない!」とか騒いだわけである。で、セーブザチルドレンの「寄付ありがとうメール」を見せたら「き、貴様のようなネトウヨ!J-NSC会員がふざけるな!」とかさらに騒いでいたので、「で、爺さんはいくら寄付しているの?」というと「そ、そりゃあ救世軍に百円くらいはなあ」とか言い出したのでこちらもあきれかえったことがあったわけである。い、いや、寄付の金額は関係ないよ。寄付の気持ちだけが重要だから。でも百円の寄付は流石に言い出しにくかったようである。

これは実は忘れていたのだが何故かnoteから「読まれています」と言ってメールが飛んできたので思い出したわけである。なのでちょっと書いてみた。

チリも積もれば、という話もあるのだが、子育てにはもっと金がかかるものである。その金をどう工面して若者に渡すかというのが重要なところである。けれども結局はその爺さんのように何万円もかかるところを僅か100円だけ渡して「これでなんとかしてくれ」というのが今の日本である。残りの金は爺さん婆さんが「わ、わしらの老後のために必要なんじゃ、もっと貯めなきゃ、ブツブツ」ということになっている。

離婚後共同親権の話だって

上記表題はシングルマザーたちが暴れるから危険であるが、憲法24条の「本質的男女平等を基礎として」というのをまるっと無視して離婚後は母親が単独親権を取るという制度を日本は維持してきた。無論、1割ちょっとは父親が親権を取るのであるが、明らかに不公平な運用である。まあ、そういう人が「結婚の時に女性様が下々の男の姓を名乗るのはおかしい!男女別姓を!」とか言い出すのでもうそんな日本社会にはつい吹き出してしまうわけである。

結婚して子供が産まれれば男は必死で働いて稼いで子育てを支えているわけである。自分が欲しいものも我慢して、小遣い制も受け入れて子育てのために必死で働いているのが日本の男である。それをフェミさんはまるで「ああ、男は無能だから会社に行ってボーッとして1日を過ごして会社が引けたら赤提灯で一杯やってお気楽に過ごしているだけなんです!その間女性たちは炊事洗濯掃除に育児に必死で働いているんです!男は無能なんだから女性の代わりに家事育児も全部負担すれば女性はおしゃれなカフェでボーイフレンドと優雅に午後を過ごせるんですよ!」とか言い出すので男たちはキレるわけである。

そういうと「いや、女性の托卵率は3割ですよ!女性は浮気しまくりです。そんな女性に尽くす男はバカですねえ。」という自称弁護士さんが現れたりしたわけである。

まあその人は離婚弁護士なのかどうかは知らんけど、結構離婚弁護士さんはもう男はモラハラだからさっさと別れろと騒ぎまくっている。女性様が子供を連れて身を隠すのは当然の権利!男は全員モラハラでDVで虐待加害者だ!いや、男はわらじ虫!ゴミムシです!なんて煽りまくって離婚を推進して、「かわいそうな奥さんと鬼のような男」というストーリーで男なんだから金を払え、かわいそうな女性の味方をするべき。子供は女性の持ち物だから男は出てゆけ!近づいたら警察を呼んで逮捕するぞ!と騒ぎ立てたわけである。

それで、DVの申し立てをしたら市長も「DV男に人権などない。かわいそうな女性の居場所は秘匿しよう。」ということになって、DVをした覚えのない男性もDV犯人扱いになって元妻の居場所を隠されたりしたわけである。もう証拠なんてどうでもいいのである。女性の言い分が全て正しい。男が全部悪い、問答無用で男が刑務所に入れ」の世界である。(流石に明らかな証拠もないDVで男を刑務所に入れろというのは左派だけだっただろうと思うが)

それで慰謝料を貰って離婚してもそのお金を使い尽くすと貧困生活が待っているわけである。それまでは旦那の給料が自動的に口座に振り込まれていたのに、当然ながらそれは無くなってしまう。せっかく旦那を追い出して清々したのに、何故給料が振り込まれないのか。それは間違っている。結婚当時と同じように給料は振り込まれるべき!と騒いだ人たちは養育費として給料を全額振り込め!何故払わないの?例え一切子供に会えなくて入学式や卒業式、運動会に来たら警察を呼んで追い払われたとしても親であることは変わりない。別に一切会いたくないからこの世にいてほしくもないけれど、親である以上はガンガン養育費を払え。こういう疑問を抱いたシングルたちは「わずか24%しか養育費が支払われていない!」と叫び出したわけである。元父親側にしてみたら40%ほどの離婚家庭しか養育費の取り決めをしていないわけで、額すら決まっていない養育費をどうやって振り込むのだ?と悩んだが、シングルマザーたちはお金!お金!と叫んだわけである。

そもそも会うことすらできない子供達に養育費を払うのか?という意見については裁判所も流石に面会交流の推進を行なったわけである。これに対してシングルマザーたちは「はあ?単身赴任の父親も子供には会えないわよ。文句を言わずに金だけ払え!面会交流と養育費はバーターではない!男なら文句を言わずに金を払え!」と叫んだわけである。もちろんのことであるが、単身赴任の父親が休みの日に子供に会いにいく時に警察を呼んで追い払われることなどないわけである。

こういう事情は何も日本だけではなかった。国際結婚でも日本人女性は「実家に帰らせていただきます」と子供を連れて日本に帰ってくることが普通だったわけである。そのまま居場所不明になったことで海外の父親たちは自国の政府に訴えた。それでハーグ条約という条約が結ばれ、離婚の場合に連れ去り別居は許されず、離婚の事務は元の居住国で行われるべしという約束を日本も結ばされることになったわけである。モラハラ男、DV野郎、虐待の加害者!と好き放題叫ばれ、ゴミムシ、わらじ虫扱いされている日本の男たちとは外国の男たちは少し違ったわけである。

無論、日本のフェミニストたちは吠えた。日本の男に人権はあるかもしれないが親権は人権ではない。だから(女性の奴隷として)女性の命令に従え。多分、こういう女性たちと下手に結婚などしたら死ぬまでたかられる。そう思った男たちはもう結婚する気持ちを減らしているのだと思う。家制度はもうないのである。子孫に自分の「家」を継がせる必要などない。「家」が絶えたら残った財産は国にお返しすれば良いだけではないか。ということで実際、令和元年には相続人不在で国庫に返納となった財産は600億円以上になったという。

そこで議論されているのが離婚後共同親権であろう。無論、シングルマザーたちは絶対反対である。男などには一切の権利を認めるべきではない。離婚によって男は人権のない「親」としてひたすら金だけ払う存在になれ。全ての権利は女性が持つ。男は労働して幸せを感じるべきでその収入は養育費としてシングルマザーが全て没収すべき。もちろん男には人権があるので、離婚男にはその権利を自ら放棄してもらって自発的な奴隷になってもらおう。男に人権があるなんていうのは頭がおかしいではないか。男がみじめに餓死してもそれはゴミムシなのだから当然であり、シングルマザーが幸せに生きられればそれでいいのであるというのがフェミニストたちの強い意見である。

まあ、民主的な社会であれば男女同権であるべきなので、離婚したからと言って男の権利はゼロというのはおかしいと思うがシングルマザーにとってはそれは頭がおかしい意見であって女性差別であるということになる。そう言われると日本の男たちの取るべき道はもう結婚しないという道しかない。女性には中国人とか韓国人たち、その他の外国人たちと幸せな家庭を築いてもらって、日本人男は孤独なシングルライフを送るか、これも外国人と結婚するという道を選ぶのが幸せなのではないか。

いや、実際、バブル期には長男の嫁や農家の嫁はNGと嫌われて結婚相手がいなかった農家の男たちは東南アジアなどの出身の女性と結婚したりしている。わざわざ日本人女性を嫁にしなければならないということはない。また、日本人女性も外国で外国人男性と結婚していれば、いきなり気に入らないから「実家に帰らせていただきます」とやってもハーグ条約で元の居住国に連れ戻されるということになる。日本で結婚していると日本で離婚事務をすることになるので男は不幸になるから海外で結婚生活を送らなければならないけれど。

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