日本の制度では合意しないと離婚できないのであるが…そもそも結婚制度は男にとって分の悪い賭けになっている

やっぱり離婚後単独親権絶対維持派の人たちが怖いのは「高葛藤では何も合意できないのです!だから夫婦の共同養育は無意味。子供は必ず母親の味方ですから父親は不要!」と叫んでいるわけなんである。

けれども、夫婦が合意しなければそもそも離婚は成立しないわけである。母親側が勝手に父親のハンコを押して離婚届を出しても離婚は成立しないと思うわけである。両方が離婚に合意するからこそ離婚が成立するのではないか。

そういうことをまるっと無視して、高葛藤は合意なんて無理!と叫んでいるのは単なる欺瞞としか言えないであろう。

つまりは高葛藤という叫びには自分の好きなように合意させたいということが妻側にはあるわけである。

まあ、協議離婚だけではなく家庭裁判所の審判でも離婚後の単独親権は母親側に9割近く認められているので、男側は圧倒的に不利であることは間違いない。

そういう不平等な対応を前提とすると男側の対策としてはもう離婚したら家族は死んだものとして縁を切るというしかなかったわけであるが、最近は養育費を払えということで男はDVだから金を払え!わずか2割しか払っていないではないか!もっと義務的に取れ!政府は強制的に搾取せよ!と騒いでいらっしゃるわけである。

ちなみに言うと、母親が別居親の場合、払っているのは1割以下だからね。最新のデータでは8%くらいには上がったが、以前の調査では3%くらいしか払っている人はいなかったのである。

フェミニストさんも「女性は給与の男女格差がありますからね!」といって女性が養育費を支払わないことを正当化していたのを聞いたこともある。男が養育費を払わないと騒ぐ人の誰1人として女性が養育費を支払わないことに言及する人はいないのであった。

つまりは結婚とは単に女性の利権であるにすぎないと言える。男は搾取される仕組みである。

かつてはそれでも家制度があったので家を存続させるために子供を儲ける必要が男の義務とされていたわけである。けれどももはや家制度はないのである。男には子供を育てる義務などない。

男にはリプロダクションの権利はない

リプロダクションの権利は全て女性のみにあるわけである。リプロダクションについては男には何の関係もなくなったと言うのが現代日本である。

まあ、政府はそれでも民間風習である家制度を持ち出してイクメンとか男性育休とか言い出しているけれど、権利もないのに労力を払うのは愚かな話である。

これは最近、頂き女子というのが発生してオッサンにお金くださいというそうである。オッサンはもしかしたら鼻の下を伸ばして何千万か渡したらしいけれど、そもそも対価を前提としていないので頂き女子はその金を持ってホストに貢いだということである。流石にそのホストや頂き女子は捕まったらしいけれど、どう見てもアホなのはそんな頂き女子に金を渡したオッサンである。

結婚も同じである。もはや権利があるのは女性だけで、男には何の権利も利得もないのである。今の結婚は例えてみれば隣の商店を経営している女子に無償で店員をして手伝ったり、店の運転資金を渡しているようなものである。

女性の中にも「それでは悪いですから」といって店の品物を渡してくれる人もいるかもしれないが、「この人、店で暴れて大迷惑です!弁償してください!」と突然身に覚えもない暴力を騒ぎ回る人もいるわけである。もちろん中には本当にそういう暴力を振るう人がいるので、どちらかはわからない。けれども行政は事実認定はせずに、訴えに不合理なことがなければそれを真実として受理して女性を保護するわけである。そうなると暴力を振るった人は自業自得と言えるが、そうではなく狂言で騒がれただけの人は身に覚えのないDVや暴力の汚名を被せられるということになる。

女性がどちらであるかはわからない。男にとっては不幸な方に当たると抗弁の機会も与えられずにいきなりDV犯罪者扱いされるかもしれないので分の悪い賭けになっていると言える。

時々、離婚裁判でDVの有無を審理するはず!と騒ぐフェミニストさんもいるけれども、離婚裁判は離婚するかどうかであって、もはやDVがあったかどうかなんてどうでもいいわけである。そりゃ夫側はDVをしなかった証拠なんて提出できるはずもないし、妻側も精神的虐待なんて言っても証拠など提出しないであろう。裁判所だって証拠もないことを真面目に取り扱うわけはない。

一応、DV対策法はあって、こちらでは厳密に事実認定が行われて、接近禁止などの処分が出されることがある。けれども、たとえば傷跡やアザの残る身体的虐待ならまだしも、悪口などの言葉の暴力、つまり精神的虐待は録音でもしない限り証拠にはならないのでほとんど証拠なしで却下になるだろう。警察庁の児童虐待の統計も起訴事例のまとめなのでほとんどが身体的虐待である。精神的(心理的)虐待の事例は一例あるかないかである。

離婚後単独親権

つまり、男側はどうやっても勝てないのである。そういう制度が離婚後単独親権である。

野党の議員さんもここで離婚制度で男どもにいちゃもんをつけてフェミニストさんなどに有利になるようにして恩を売っておけば次の選挙に有利だという思惑が働いたのかな。まあ、社会常識としていじめるのはいつも男であり女性様はいじめられる方というのが当然なわけである。男側がいじめられたよと泣いても多くの人は「はあ?お前の頭はおかしいのか」というだけであろう。

つまり男にはすでに結婚はロシアンルーレットの会場ということになっているわけである。三発に一発は実弾が入っている。それで実弾が頭を打ち抜けば死ぬことはない。慰謝料と養育費をガンガンむしり取られて実質的に債務奴隷になるというだけのことである。

そんなの滅多にないことだよと言っても、年間婚姻数のおよそ三分の一の離婚事例が一年にあり、そりゃ熟年離婚も増えているのだろうけれど、親権争いは婚姻数、離婚数の減少とともに減ってきてるとは言え、それでも年に10万件以上ある。で、その9割ほどで母親の単独親権になっているというのが日本の現実である。男は離婚においては大いに差別されている。まあ、こういうとフェミニストさんが「家父長制!男尊女卑!」と眉を逆立てて叫びまわってそういう声をかき消そうとするわけだが。

裁判所が親権を父母に男女平等に振り分けるなんてこともない。裁判所における離婚は協議離婚の十分の一であるが、そこでも母親が親権を得る事例が全体の9割近くであることは変わらないのである。

男性にとっては結婚とそれに引き続く離婚は由々しき事態であることは何も変わっていない。フェミニズムの隆盛によって男たちはさらに悪い立場に追い込まれているということは言えるかもしれない。

男のできる自衛策もしくは結婚しない選択

男にできる自衛策は例えば、恋愛結婚はやめて、お見合い婚を選択して、ヤバそうな女性は最初から外すということは考えられると思う。マッチングアプリなどでは嘘の経歴を書く人もいるかもしれないが、仲人が確認する釣り書きに嘘を書く人も少ないであろう。少なくとも、恋愛でのぼせ上がって相手のことをよく知りもせずに結婚するなんてことは今の日本では男性にとってはリスクが高すぎるのである。きちんと相手の思想から何から確認して、嬉しそうにフェミニズムとか女性の権利を叫びそうな人は結婚対象から外してゆくのが重要であろう。

まあ、いくらフェミニストたちが離婚後単独親権!と叫んでいても離婚しなければ問題は起こらない。夫婦で納得していたら夫が「おーいお茶」と言うと、妻が「はいはい」とお茶を持って行ったところで一向に構わないわけである。フェミニストさんはそういうのを見て「家父長制!家制度!男尊女卑!」と叫ぶかもしれないが、彼女らは家の中までは入ってこられないのである。

もう一つは潔く結婚をやめる。子供を諦めるという選択肢である。倫理的にいうとリプロダクションの権利は女性のみにあるので男がリプロダクションから離れても何ら問題ないとは言える。相続する財産が多くない人はもう結婚せずに自分の趣味にお金を使い尽くして死ねばいいわけである。まあ、売るに売れない山とかはもう自分が死んだ時にはお国に返したらいいわけである。

国もそんな資産の管理は嫌だと「相続人をちゃんと見つけろや」と言い出しているようであるが、死んだら後は野となれ山となれである。多分年間600億円くらいの資産がお国に返還されているという話もある。少子化で子供が少なくなっているわけであるからこういう話は別に珍しい話でもなくなっている。少子高齢化でガンガン老人が死に始めているので資産の返還はもっと増える可能性がある。

片親疎外

男女平等の観点からは離婚における男女平等を維持するためには離婚後共同親権が良いだろうと思うが、野党議員や自民党の一部議員も例えばフェミニストやシングルマザーの票を得るために離婚後単独親権維持にあっさりと転んでしまう可能性は否定できない。そうなった時には自分の身を守るのは自分自身しかないわけである。

本当は子供だって別れた父親には会いたくないわけではないと思う。けれども、母親やフェミニストたちが鬼の形相で答えを求めた時にはそりゃ「父親には会いたくないよ」と本心を偽ることは容易に考えられることである。これは母親やフェミニストたちの精神病理であって子供たちは単に反応しているだけと思うけれど、こういうのを「片親疎外」というんだと思う。でもまあ、そんなことを言うとフェミニストさんやシンママさんは「片親疎外なんて病気はありません!父親には会いたくないというのが本当の子供の利益なのです!親子面会など反対!父親は金だけ払え!人間として存在すること自体不要!」と叫びまくるわけである。

そういう姿を見て多くの人は「確かに精神病理はここにある」と感じるかもしれないが、厄介な女性と関わり合いになる方が面倒なので黙ってそばを通り過ぎるだけになるということだろう。

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