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家母長制

今まで、離婚後単独親権を盾に夫には二度と子供を会わせたくないというシングルマザーとフェミニスト達の連合軍とやり合うことが多かったので、夫側に子供を連れてゆかれて会えないという人は久しぶりに見た。

結局は戦前の民法を抜本的に見直さずに「はいはいフェミニストね。子供の親権を母親に渡せばそれで問題ないんでしょう。」というイージーな解決法しか提示してこなかったという70年以上の怠慢のツケが今回ってきているということであろう。

フェミニストが家制度を破壊せよ、家父長制を倒せ!という叫びに何も考えずに妥協した結果というに過ぎない。何も考えていないという証拠は上記のかわいそうなお母さんのように夫側に子供を連れ去られた場合、監護の継続性という同じ理屈で母親が弾き出されてしまうわけである。

けれども、フェミニスト達もシングルマザー達もそこで子供と会えないお母さんに手を差し伸べると子供を独占している自分達の優位性が崩されることを恐れて知らん顔をしているということであろう。

自由平等博愛というのがフランス革命のスローガンであり、現在のフランス共和国の標語でもあるが、日本の左派やフェミニスト、シンママ達はもう無視の一点張りである。こういう状態は戦前の父親単独親権の単なる裏返しでしかないわけで、言うなれば家父長制ではなく家母長制であるが、彼らは「男が悪い」と言いさえすれば全てを誤魔化せると考えているのかもしれない。


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