マガジンのカバー画像

少年院卒の人生哲学マガジン

25
少年院を出た人間が思う、人生についてまとめてあります。
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

少年院卒が選んだ「働かない」生き方

私はお金を稼ぐという行為は好きでも、勤めるというのは好きじゃない。 一応バイトも会社員も経験したが、会社員は特に合わないと感じた。 毎日同じ時間に電車に乗り、同じ景色を見て、同じ人に会って、同じ業務に就く。 そんなことが数ヶ月も続くと「あれ?なんのために生きてるんだっけ?」と考えてしまう。 合わないことを無理に続けても1度の人生もったいないと思うので、迷わずフリーランスの道を選んだ。 今日はそんな話をつらつらと。 そもそもなぜ働かないといけないのか 人生で最初に

少年院卒のお金の稼ぎ方

私のお金の稼ぎ方は、特別じゃない。 多くの人がやっていて才能も必要ない。 noteの書き方とライター仕事の書き方は異なるが、特段文章の才能があるわけじゃないことは分かってもらえるだろう。 ブログを運営し広告収入を得ることも多くの人がやっている。 株で利益を得ている人なんてそれ以上にいるはずだ。 今日は今の年収に漕ぎ着けるまでの、そして今の稼ぎ方をつらつらと。 「誰が読むか」と同じだけ「誰と働くか」が重要 前にも書いたが、ライターは誰でもできる仕事だ。 パソコン

【2ちゃんねる歴15年の少年院卒】SNSと誹謗中傷

私はテラスハウスを見たことがないのだが、誹謗中傷が原因で自殺した人がいるらしい。 私がネット掲示板に出入りするようになったのは15年も前だ。 当時は2ちゃんねるを真似た小さなネット掲示板がたくさんあり、顔も名前も知っている地元の人もたくさん書き込みしていた。 もちろん当時も叩きはあって、それを原因として自殺した先輩もいた。 スマートフォンを持っているのは当たり前で、SNSに登録しているのも当然のこの時代に誹謗中傷は切ってもきれないものだろう。 今日はそんな話をつらつ

【どう生きる】少年院卒が唯一怖いもの

誰にでも怖いものはあると思う。 自分が正しいと思う道を外れることやお化けや虫なんかの物理的な怖さ。 経済的、精神的な不安を怖く感じる人もいるだろうし、自分よりもたくましく賢い人に恐怖を抱いたりもするだろう。 私は28年生きてきて、いろんな経験をした。 見る必要のない景色も見たし、見る必要のある景色を見ない経験もした。 「怖いものなんてないでしょう?」 「悩みなんかあるの?」 とよく聞かれるが、私に怖いものはあるのだろうか。 今日はそんな話をつらつらと。 死ぬ

【少年院卒持論】努力は報われない勘違いするな

そういえば私、親になった。 大した人生を生きてきたわけじゃない私が、人様に教える立場になる日が来るとは夢にも思っていなかった。 こんな私だから母に妊娠を報告したとき、こう言われたのだ。 「あんたが思ってるよりずっと大変で、楽しいことなんて多くない。いつか勝手に産んだくせにって言われる日が来るかもしれない。それでも胸張って子どもを愛せるって言えるの?」 母の心配をよそに、私は笑ってしまった。 自分がこんな人間だ。 これから先、子どもに教えられるのは成功談より失敗談の