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少年院卒の人生哲学マガジン

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少年院を出た人間が思う、人生についてまとめてあります。
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#考え方

【誰にも期待しない】諦めれば全てを手に入れられる

みんな人に期待し過ぎだ。 期待というのは脳内オナニーである。 「これくらいはやってくれるだろう」という線引きを決めて、相手に押し付けているにすぎない。 そんなこと今すぐやめてセックスで快楽を得る方法を知った方がいい。 今日はそんな話をつらつらと。 してもらって当たり前というぬるま湯に浸かるな 親だから、友達だから、会社だから、夫や妻だから。 だから、してくれて当然。 してもらって、当然。 そんな人は全身がふやけてしまって、なんの魅力もない皺々の死に損ないでし

【どう生きる】少年院卒が唯一怖いもの

誰にでも怖いものはあると思う。 自分が正しいと思う道を外れることやお化けや虫なんかの物理的な怖さ。 経済的、精神的な不安を怖く感じる人もいるだろうし、自分よりもたくましく賢い人に恐怖を抱いたりもするだろう。 私は28年生きてきて、いろんな経験をした。 見る必要のない景色も見たし、見る必要のある景色を見ない経験もした。 「怖いものなんてないでしょう?」 「悩みなんかあるの?」 とよく聞かれるが、私に怖いものはあるのだろうか。 今日はそんな話をつらつらと。 死ぬ

【少年院卒持論】努力は報われない勘違いするな

そういえば私、親になった。 大した人生を生きてきたわけじゃない私が、人様に教える立場になる日が来るとは夢にも思っていなかった。 こんな私だから母に妊娠を報告したとき、こう言われたのだ。 「あんたが思ってるよりずっと大変で、楽しいことなんて多くない。いつか勝手に産んだくせにって言われる日が来るかもしれない。それでも胸張って子どもを愛せるって言えるの?」 母の心配をよそに、私は笑ってしまった。 自分がこんな人間だ。 これから先、子どもに教えられるのは成功談より失敗談の

少年院卒が思う、生きやすい生き方とは

私は今の時代を生きやすいとは思わない。 ものは考えようかもしれないが、政治的、経済的に若者が苦しんでいることは紛れもない事実だろう。 数々の自己啓発本が販売され、「自分がなにか」という疑問と向き合いながら生きている人は多い。 だが、自分など探したところでどこかにあるわけではない。 少年院を出て社会に戻ってきたら、一般的には這いつくばって生きるような姿を想像するかもしれない。 しかし、私は今日も下品な笑い声を撒き散らしながら楽しい時間を過ごし、世の多くの人より幸せに暮