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ついに念願の創業メンバーが。涙

art. #33 / 5600 words (7 min.)

こんばんは。
テンションがあがりすぎて、逆に冷静な新田です。不思議な感覚です。

つ、つ、ついに!

ワークポッツのミッションに共感してくれた方と、手を組むことになりました。

お名前は…

元Sansanの、千葉 祐大(ちば ゆうた)さんです。(Facebook

ワークポッツは、ファーストネームで呼びあう文化にしたいので、以下「ゆうたさん」で書きます(笑)。

きょうのnoteは、ゆうたさんのことや、なんでゆうたさんをお誘いしたのかみたいなところをざっくばらんに書いてみます。

いや本当に、実感がわかなすぎてやばいです!嬉しすぎる!!

はじめに

話を進める前に、世の中に公開する情報になるので、念のためきちんと情報整理します。

(きょう4月5日時点での情報です)

現在ゆうたさんは、他の企業の社員として働いています。

そのため、ワークポッツの社員としてジョインしたということではありません。フルコミットでどうこうという話でもまだありません。

ただ、ワークポッツのプロトタイプづくりや、今後のエンジニアリング、データ・デジタル領域に関してはすべてお任せする予定です。

データエンジニア(フルスタックエンジニア)としての知識・経験を思う存分に発揮し、新田と一緒に構想実現に向けて走ってくださいます。

ゆうたさんが正式ジョインできる体制づくりのためにも、新田は投資家まわりをがんばらねば、ですね。

ではでは、本題に移ります。

ゆうたさんとの出会いは、2018年のSansan時代

当時のSansanでは、部門横断型のプロジェクトがいくつかありました。

その中で、「人事×DSOC」で採用データの整理/利活用をしようというのが事の発端でした。

DSOCとは
(D
ata Strategy & Operation Center)の略。

簡単にいえば「データ最強軍団」です。
DSOCは、Sansan株式会社のデータ統括部門を指しています。
DSOC公式サイトはこちら

そのプロジェクトで一緒に仕事をしたのが、当時データエンジニアだったゆうたさんです。

もう一人、これまた最強のデータサイエンティストがいまして、3人であーだこーだ話をしている時間が、ぼくにとって至福のひとときでした。

メインではないサブ業務であったものの、お互いの時間をつくっては進め、つくっては進めで、楽しく仕事をしていました。

しかし、あるとき限界がおとずれます。

それは、業務量としての限界ではなく、データとしての限界でした。

元々、あるATS(採用管理ツール)をつかってデータを蓄積していたのですが、それはそれはナンセンスなATSでした。

(こういう風にあまりネガティブなことを書きたくないのですが、もう本当にナンセンスなのです。しかもそのATS、ちまたでは結構な有名なやつなので驚きです)

その時のフラストレーション(怒り)が、いまの事業へのモチベーションに繋がっていることは言うまでもありません。なので皮肉にも、それはそれでそのATSには感謝していたりもします。

・ATSがナンセンスで、データの量も質もよくなかったこと に加えて、

・サブ業務のため業務量の捻出が徐々にできなくなったこと
・新田がSansanを卒業することになったこと

これらが重なり、プロジェクト自体は頓挫となってしまいました。

頓挫となったものの、僕はあの時間が本当に大好きでした。

■頓挫とデータオタク 〜コラム〜

このプロジェクト自体は一応引き継ぎをしたので、新田が卒業後も続いていくはずでした。しかし、頓挫となってしまいました。

この頓挫自体を責めるつもりは1mmもありません。ただ、ここから学べたことがあります。

それは、「採用担当者の中で、じぶんは相当なデータオタクであり、こんなにもデータが好きで、採用に関するデータ構想を鮮明にイメージできる採用担当者は他にはいない」ということでした。

つまり、これくらいデータが好きじゃないと、こういったデータプロジェクトを続けていくことは難しいということ。

そして、どんな困難なデータプロジェクトであっても、ぼくはデータを大好きでいられる自信があるということ。

そう、つまるところ、「データオタク」という自分の性(さが)を学んだのです。

データオタクという性(少し脱線)

手前味噌で恐縮ですが、「採用×データ」に対しては、かなりの自信使命感をもっています。(じゃないと会社を興すまでもありません)

Amazon・Microsoft・Sansan・Accentureという超IT企業で経験を積んだことによって、その自信と使命感はさらに増していきました。

はたして、その性はいつからあったのか。

ふと考えてみると、大学時代留学データプロジェクトから始まった気がします。

・ ・ ・

大学時代、留学に行く人は多いのに、留学の情報があまり整っていなくて困ったことがありました。

留学前、この情報を知ってたら違う選択をしていたのに、ということがありました。

留学後、後輩の留学相談に乗っていて、ずっと同じことを言っていて疲れるな、ということがありました(笑)。

これらの経験から、「留学情報をデータ化すれば、効率的かつ効果的に後輩の留学支援ができる」と考えました。

そこで、留学仲間や大学職員を巻きこんで、スプレッドシートに留学情報をまとめていく作業をやっていました。

(この経験で覚えた関数やデータ管理の仕方が、のちの仕事にも繋がりました)

↑これが、データオタクの始まりな気がします。

・ ・ ・

社会人となり、データへの興味関心はさらに高まっていきました。

Amazon時代には、自社内でつかうアセスメントツール(人事評価)を上司と一緒にExcelでつくったり。

MicrosoftやAccenture時代には、それぞれがデスクトップに保管しているデータを統合して、Excel・OneNoteの2つだけで全情報が閲覧できるような情報整理をしたり。

個人事業主時代には、採用データ0という企業に対して、スプレッドシート1枚だけで全採用情報がまとめられるデータ管理ツールをつくったり。

データを整理して、そこから見える新しい世界に感動を覚えた」という経験が、データオタクを生んだようです。

データオタクだからこそ、これほどまでに「採用×データ」使命を感じてしまい、ゆうたさんに告白するくらいの想いが溢れてしまったんだなと推察します。

・ ・ ・

…話を戻します。笑

ワークポッツの共同創業者には、エンジニアが必要だった。特に、データが強強のエンジニアしかいないと考えていた。

そこでふと、Sansan時代のデータプロジェクトを思いだし、思い切ってゆうたさんに連絡したという背景があります。

ゆうたさんへの初連絡

2018年末ごろにSansanを卒業してから、ゆうたさんとは全く交友がありませんでした。

なので、初連絡はかなり緊張しました(笑)。

初連絡のMessanger↓

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3月29日にオンラインミーティングを快諾いただき、3月31日に話すことになりました。(このスピード感もいいなと思いました)

3月31日時点では、会社の方向性がざっくりと固まった程度だったので、正式な資料は用意できていませんでした。

なので、素直に思ったことをカンペなしで伝える!あわよくば「一緒にやりませんか」と伝える!そんな覚悟で望みました。

結果、、、めちゃめちゃ盛り上がりました(笑)。

(そして僕はこのミーティングが終わったときに「あ、この人が共同創業者だな」とすでにこの時点で勝手に決めていました。笑)

終了後、「ひとまず、お互いのことをもっと知るために、飯でもいきましょう」となりました。

それが今日、4月5日のランチです。

初ランチでの大告白

押しすぎて引かれないようにしよう。
でも引きすぎたら熱意が伝わらないな。。

大丈夫。

いつもの採用の面接のときみたいに、リラックスリラックス。。

そんなことを考えながらランチを迎えました。

・ ・ ・

緊張するだろうと思い、あらかじめ前日に質問を練っていました。(こちら↓)

この質問をしていたとき、ゆうたさんが言いました。


ゆうたさん「あの、僕のこと、どのくらい巻き込みたいと思っていますか?」


新田え、どのくらいって、、5500%巻き込みたいに決まってるじゃないですか!!」

…中3みたいな回答をしてしまいました。


続けて、

新田「いろいろエンジニアリングについて聞きたいし、一緒にこの事業やりたいです!ですけど、千葉さんには家庭もあるし、いまの仕事もあるし、という状況なので迷惑はかけたくないと思ってます。あと、いまはまだ資金調達前でお金もお支払いできないので、無料でズカズカと人の時間と労力をむしばむことはやりたくないので、そこから遠慮が生まれてはいます。ただ、Zoomでお話したときから、5500%、千葉さんしかいないなって思ってます!!」




ゆうたさん「じゃあ一緒にやりましょうよ、ワークポッツ。なんか面白そうですし。社会的にも意義があるし。HRにもなんだかんだ興味ありましたしね。この経験をさせてもらうことが自分の成長にも繋がると思っているので、ぜひ進めましょう一緒に。成長の機会をいただけるので、全然無償でお手伝いしますよ。」





新田「…えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええまじですか!!!」

(↑ほんとにこんな感じのやりとりでした。笑)

・ ・ ・

という流れで、ゆうたさんと一緒に進めることが決定しました!!!(拍手)

本当に、本当に、本当ーーーに、驚きました。

まさかこういう展開になると思っていなかったので、今でもなんか実感が湧きません(笑)。

ゆうたさんをお誘いした理由

そんなゆうたさんを誘った理由を、せっかくの機会なので言語化してみました。

ゆうたさんと組めたことで、ワークポッツの実現がより現実的になった気がしてやみません。

<ゆうたさんいいなと思ったところ>

大前提
・いっしょに仕事をしていたので、仕事ぶりを知っている(レスが早い、テキストの日本語がわかりやすい、仕事ができる)

データの超プロフェッショナルとしての経験がある(SansanのDSOCは日本有数のデータプロ集団)

・Sansanの世界観と、ワークポッツの世界観が少し似ているので、世界観を共有できると推測した(Sansanは「名刺交換」ワークポッツは「採用・転職」。どちらも「出会い」や「出会いのデータを生かす」みたいな点が近しい)

真面目編
理解度が早い、質問のタイミングと内容が抜群によかった

・ちゃんと最後まで話を聞いてくれる(から、気づいたときには新田がめちゃめちゃ熱く語ってしまっている。笑)(一緒にいて、喋りたくなる人ってなかなかいないので、個人的にもこんなに語ってしまうのは珍しいと感じている)

冷静沈着。新田とはタイプが真逆だから最高(新田にないものを持っているから、補完のパートナー関係としてめっちゃいい)

熱い想いを持っている男。人の熱い想いを感じとれる

感覚編
カメラをやっている
美的センスがある
→これまでにない採用・転職サービスをするので、それだけでも「オンリー1戦略」を実現できてはいます。

しかし、さらなるオンリー1になるためには「右脳的要素・デザイン要素」で差別化をするしかないと考えていました。

なので、左脳(データ)・右脳(デザイン)を往復できるゆうたさんと一緒に組めたら、最高のものがつくれると感じました。これ以上の共同創業者はいないと確信しました。

「カメラ」は最後の決め手になった感じがします。

新田が大はしゃぎした理由

「嬉しいです!!!」と叫んでいると、ゆうたさんから「そんなにですか?笑」と言われました(笑)。

ワークポッツの世界観の実現が一歩近づいた、ということの嬉しさはもちろんあります。

ただ、それだけではないんです。


新田「いや実は、3月1日に起業をしてから、仲間といっしょに何かをつくるとか、いっしょに何かをつくれる仲間がいることって、ふつうなことじゃないんだなあとしみじみ感じたんです。」


新田「たしかに、1人だったら自由です。作業も早いです。でも『早くいきたきゃ1人で行け、遠くへ行きたきゃみんなで行け』というアフリカのことわざがあるように、1人だと遠くに行けないなと思い知った1ヶ月間だったんです。絶対にチームをつくらないと、この事業は成しえないと思ったんです。」


新田「そして、名もなきこの船に、ゆうたさんは思い切って飛び込んできてくれたわけじゃないですか。沈没するリスクも十分あるのに。家族もいるなか、自分の人生を新田に賭けてくれた、っていうもうそれ自体めっちゃ嬉しいし、奇跡だなって思うんです。70億人分の2ってすごくないですか。そのすべてが有難いことだってことをこの3月に思い知ったところだったので、なんかほんと、冗談抜きでめっちゃ嬉しいっす。」


そんな熱い想いを交わしていると時間がきてしまい、ランチは終わりました。

「まずはSlackのアカウントからつくりますか」と約束して、それぞれの帰路につきました。

以上が、きょうのお昼のできごとです。

おわりに

ひとつだけ思い残すことがあるとすれば、それは、、、、なぜ帰り際に一緒に写真を撮らなかったのかということです(涙)。

つぎ会ったときには必ず。。

人様を巻き込みんだことにより、さあこれで後戻りはできなくなりました。(もともと戻るつもりはないですが)

あすからまた、刺激的な毎日となりそうです。

ゆうたさん、2021年4月5日より、何卒よろしくお願い申し上げます!

これからの10年間は荒波しかないと思いますが、おたがいこの使命を胸に、AmazonやSuumoのような社会のインフラとなるサービスをいっしょに創りましょう。

出逢いに感謝です。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

・ ・ ・

2021年4月5日(月) 毎日note 33日目 きょうは念願の共同創業者が見つかったという奇跡体験アンビリバボーなnoteです。 人はテンションがあがりすぎると逆に冷静になるということを学んだ1日でした。 ・データ強強のゆうたさん ・データオタクのじゅん ・遠くに行きたきゃみんなで行け

Posted by 新田 順 on Monday, April 5, 2021


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