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初めて「敵」を破壊した日 [ギャラクシーウォーズ]

 大ブームを巻き起こした伝説のTVゲーム『スペースインベーダー』。
 「敵の攻撃を回避しながら敵を撃つ」の初体験はこのゲーム、という方も多いと思います。

 しかし当時、大ブーム過ぎて大人達が100円玉を積み上げてプレイし続けていて、子供の私は遊ぶことができませんでした。
 しかもゲームセンター(※1)は私の行動範囲内に存在せず、インベーダーのゲーム機が置かれていたのは大人が集まる場所(パチンコ屋やホテルの遊技コーナーなど)で、子供一人ではとても遊べる環境ではありません。
 それにその頃の私には1プレイ100円は結構な大金です。

 一年ほど後にお馴染みの駄菓子屋にこのインベーダーと同じ音がするゲームが入荷しました。
 『ギャラクシーウォーズ』。1プレイ10円でした。これなら子供でもプレイできます。

Galaxy Wars (UNIVERSAL)

 ミサイルを操作して隕石をかわしつつ、敵UFOに突撃する──という内容で、このミサイルの噴射音と敵UFOを倒した音がインベーダーと同じなのです。

 自分が操作しているのは、おそらく誘導ミサイルだと思うのですが、あの頃の私は自分が乗る特攻兵器だと思っていました。

"インベーダーに侵略された世界で人類は数少ない資源で特攻兵器を作り、天空にいる侵略者に向かって舵を切る──"

 みたいなストーリーを脳内で作り上げながらプレイしていたり。

 ところで、隕石に何故か足が生えているんですよね(そのせいで最初は人工衛星だと思った)。
 あれは隕石ミサイルのようなもので、噴射口から火が噴き出しているのでしょうか? ピューと進んでいる漫画的表現??


※1 TVゲームが並んでいるゲームセンターというのはインベーダーゲームブームで生まれたものなのでしょうか。ゲームセンターもインベーダーハウスという店名のものが多かったですし。


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