こんなに大きな会場で、心の底から楽しいと思えたのは初めてだ。
今までは好きなアーティストのライブに行ってもどこかスカしてしまう自分がいた。
本当は一人でずっと同じ曲を聴くぐらいハマっているのだが、いざファンが集まる場所に行くと、まあ自分は友だちの付き添いだからなというスタンスを勝手にとり、どこか冷めた目でライブを見ていた。
だから友だちと別れた後の帰り道は、みんなは楽しそうだったのに、自分は楽しめなかった、なにやってるんだろう俺、とモヤモヤした気持ちになっていたのだ。
けれど、今回初めて参加したPEDROの武道館ライブは周りなんてどうでもよくて、とにかく自分だけの幸せな時間だった。
普段そこまで音楽を聴かないのだけど、この日を通じてライブハウスで身体全体で浴びる音楽の素晴らしさを知ることができた。
そして、お笑いではなく音楽を聴いて、こんなに笑顔になれるのは初めてだった。
面白いから笑うのではなく、楽しいから笑う。
お笑いに没頭してから、笑う＝面白いしかないと思っていたが、そうか笑うことって元々は楽しいからなんだと、自意識にまみれず純粋無垢だったあの頃を思い出すことができた。

近頃はnoteの更新が途絶えており、存在すら忘れかけていたが、今回のライブを体感して、絶対にこの感覚を忘れたくないと思い、記述した。
もっと写真も撮っておけばよかった。
新曲の「洗心」めちゃくちゃ響いた。
2日間のチケット代、グッズ代、それに加えて初回限定盤のアルバムを買おうかと今とても悩んでいる。
僕は感動にお金を払う、と決めているので多分買ってしまう。
この感動を頂いた分、自分の日常生活も精いっぱい頑張る。
そして次のライブにも参加するに値する自分でいられるようにする。
とにかくPEDROには感謝しかありません。
陳謝。