見出し画像

【読み放題対象】「女性が本気で怒れば自民党は壊滅します」というタグを見て、私は怒りと悔しさで涙がとまらなくなりました!~怒るものとして女性表象~

以下のnoteの応用編です。


「女性はすぐ怒り、感情的で使いにくい」のような偏見が構造的な人事上の不平等の一因になっていても、それにまた抗議するために、「私達は怒ってるぞ~!」と言い出す。なんという負の再生産でしょうか。

現代の女性問題では、「女性が本気で怒れば」「女性は怒ってもいい」なるタグによって、「怒り」の全肯定がおこなわれ、「怒り」によって連帯します。なぜ「フェミニスト」たちは「怒る」ことによって抗議するのか。「怒り」のメカニズムから、彼女たちは別に、「それが本当に腹が立つから怒っているのではない」。むしろ「怒れるものを探し怒るために怒っている精神状態」なのではないか。

そして、この「怒れる女性」という抗議の表現方法は、たとえば「女性は、よくわからない非論理的ないいがかりをつけ、怒りで意見を通そうとする存在」とする最悪のジェンダーロールを固定します。そしてそれこそが「それは女性を傷つける表現だから公共の場所から排除すべきだ」という理論が適応されるべきではないか。
フェミニズムを応用すればフェミニズムの抗議表現こそが「社会から排除されるべき表現」となる。つまり、「フェミニズムをもってフェミズムを自壊させていく」試みが、こちらとなります。

読み終わった時には、現代の猖獗を極めるSNS上のフェミニズム対してモヤモヤしていた「これは違うんじゃないかなあ」という思いがスッキリするはずです。フェミニズムに疲れた貴方へ送る本格的な「フェミニズムの怒り」批判の決定版。


ここから先は

11,311字 / 4画像
ちょっと新しい切り口でSNSでもりあがった話題を取り上げます。月に1~2本の本格的な論考、2本以上読む場合、月購読のほうがお得です。その月投稿の全てのnoteはもちろん、タイトルに【読み放題対象】【ニワカ式】【ニワカ放談】となっている全てのnoteが読めますよ。

優しいネトウヨのための嬉遊曲。 おもしろくてためになる。よむといいことがある。

和菓子を買います。